角田光代さんの本特集

019212
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角田光代さんの本を紹介しています

当サイトについて

本リスト
1: 12星座の恋物語(単行本)

2: All Small Things(単行本)

3: LOVE SONGS(文庫)

4: LOVE SONGS(単行本)

5: Love Stories(単行本)

6: Presents(単行本)

7: Sweet Blue Age(単行本)

8: Teen Age(単行本)

9: vintage '06 (ヴィンテージ・シックス)(単行本)

10: もしも暗闇がこわかったら夜空に星をくわえましょう(単行本)

11: もしも空が落ちてきたら朝食に雲をいただきましょう(単行本)

12: ひとりぼっちはつまらない―インクヴァンパイア〈2〉(単行本)

13: ぼく、飲みこまれちゃった!―インクヴァンパイア〈4〉(単行本)

14: ぼくらの住みかがなくなっちゃう―インクヴァンパイア〈3〉(単行本)

15: ぼくはきみのおにいさん(単行本)

16: ぼくとネモ号と彼女たち(文庫)

17: ぼく見ちゃったんだ!―インクヴァンパイア〈1〉(単行本)

18: みどりの月(単行本)

19: みどりの月(文庫)

20: まどろむ夜のUFO(文庫)

21: まどろむ夜のUFO(単行本)

22: まどろむ夜のUFO(文庫)

23: あなたと、どこかへ。 eight short stories(単行本)

24: あの日、「ライ麦畑」に出会った(単行本)

25: あしたはうんと遠くへいこう(文庫)

26: あしたはうんと遠くへいこう(単行本)

27: あしたはドロミテを歩こう―イタリア・アルプス・トレッキング(単行本)

28: いつも旅のなか(単行本)

29: いとしさの王国へ―文学的少女漫画読本(単行本)

30: いじめの時間(文庫)

31: いじめの時間(単行本)

32: おやすみ、こわい夢を見ないように(単行本)

33: これからはあるくのだ(文庫)

34: これからはあるくのだ(単行本)

35: この本が、世界に存在することに(単行本)

36: ここってインドかな?(大型本)

37: さがしもの(単行本)

38: しあわせのねだん(単行本)

39: たのしい中央線(単行本(ソフトカバー)

40: だれかのいとしいひと(文庫)

41: だれかのいとしいひと(単行本)

42: だれかのことを強く思ってみたかった(単行本)

43: だれかのことを強く思ってみたかった 集英社文庫(文庫)

44: エコノミカル・パレス(文庫)

45: エコノミカル・パレス(単行本)

46: トリップ(単行本)

47: ドラママチ(単行本)

48: ナナイロノコイ(文庫)

49: カップリング・ノー・チューニング(単行本)

50: キッドナップ・ツアー(文庫)

51: キッドナップ・ツアー(単行本)

52: クリスマス・ストーリーズ(単行本)

53: コイノカオリ(単行本)

54: ピンク・バス(文庫)

55: ピンク・バス(単行本)

56: ヤコブと七人の悪党(大型本)

57: 愛がなんだ(文庫)

58: 愛がなんだ(単行本)

59: 愛してるなんていうわけないだろ(文庫)

60: 愛してるなんていうわけないだろ(単行本)

61: 学校の青空(文庫)

62: 学校の青空(単行本)

63: 銀の鍵(単行本)

64: 菊葉荘の幽霊たち(文庫)

65: 菊葉荘の幽霊たち(単行本)

66: 空中庭園(文庫)

67: 空中庭園(単行本)

68: 古本道場(単行本)

69: 現代語訳 樋口一葉「闇桜・ゆく雲他」(単行本)

70: 幸福な遊戯(文庫)

71: 幸福な遊戯(単行本)

72: 最後の恋(単行本)

73: 今、何してる?(文庫)

74: 今、何してる?(単行本)

75: 死ぬまでにしたい10のこと(文庫)

76: 私らしくあの場所へ(単行本)

77: 人生ベストテン(単行本)

78: 真昼の花(文庫)

79: 酔って言いたい夜もある(単行本(ソフトカバー)

80: 西荻窪キネマ銀光座(単行本)

81: 対岸の彼女(単行本)

82: 対岸の彼女(コミック)

83: 対岸の彼女〈1〉(単行本)

84: 対岸の彼女〈2〉(単行本)

85: 対岸の彼女〈3〉(単行本)

86: 草の巣(単行本)

87: 太陽と毒ぐも(単行本)

88: 庭の桜、隣の犬(単行本)

89: 地上八階の海(単行本)

90: 東京ゲスト・ハウス(文庫)

91: 東京ゲスト・ハウス(単行本)

92: 薄闇シルエット(単行本)

93: 彼女のこんだて帖(大型本)

94: 夜をゆく飛行機(単行本)

95: 夜かかる虹(文庫)

96: 恋をしよう。夢をみよう。旅にでよう。(単行本)

97: 恋するように旅をして(文庫)

98: 恋愛旅人(単行本)

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年末の風物詩、ベートーヴェンの第9のCD特集

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Walter's CD
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バーンスタインの遺したモノ
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オットー・クレンペラーのCD紹介

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カール・ベームのCD紹介

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ロリン・マゼールのCD紹介

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巨匠チェリビダッケのCD紹介

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ヴァイオリニスト諏訪内晶子さんのCD紹介

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ヴァイオリニスト五嶋みどりさんのCD紹介

曽根麻矢子さんのCD
曽根麻矢子さんのCD紹介

ファジル・サイのCD
ファジル・サイのCD紹介

クラウス・テンシュテットのCD
クラウス・テンシュテット

サイモン・ラトルのCD
サイモン・ラトルのCD紹介

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ジェイムズ・レヴァインのCD紹介

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大好きな横山秀夫さんの本の紹介

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好きな作家さんの本を集中的に紹介しています。ごらんください

村上春樹さんの本大特集
好きな作家さんの本を集中的に紹介しています。ごらんください

松本清張さんの本大特集
好きな作家さんの本を集中的に紹介しています。ごらんください

藤沢周平さんの本大特集
好きな作家さんの本を集中的に紹介しています。ごらんください

池波正太郎さんの本大特集
好きな作家さんの本を集中的に紹介しています。ごらんください

宮本輝さんの本大特集
好きな作家さんの本を集中的に紹介しています。ごらんください

アガサクリスティの本大特集
好きな作家さんの本を集中的に紹介しています。ごらんください

江國香織さんの本大特集
好きな作家さんの本を集中的に紹介しています。ごらんください

遠藤周作の本大特集
好きな作家さんの本を集中的に紹介しています。ごらんください

西村京太郎さんの本大特集
好きな作家さんの本を集中的に紹介しています。ごらんください

内田康夫さんの本大特集
好きな作家さんの本を集中的に紹介しています。ごらんください

赤川次郎さんの本大特集
好きな作家さんの本を集中的に紹介しています。ごらんください

五木寛之さんの本大特集
好きな作家さんの本を集中的に紹介しています。ごらんください

小川洋子さんの本大特集
好きな作家さんの本を集中的に紹介しています。ごらんください

角田光代さんの本大特集
ますます好調!角田光代さんの本を集中的に紹介しています

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泣いちゃいますよねえ。好きな作家さんの本を集中的に紹介しています。

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質実剛健ノート、私は古くからのファンです

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ビジネス用途として、使いやすく安価です

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AVに強い、衝撃にも強い。

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初心者にも人気が高いノートパソコンです。

富士通DeskPower
メーカー製デスクトップマシンの定番

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日立プリウス
画面がきれいで、AV関連も強いパソコンです

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SONY VAIO
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HDDレコーダー

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買取実績No.1ガリバーの各種サービス
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通信販売でワインやお酒のことなら『ワイナリー和泉屋』
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オリジナル焼酎を多数取り揃えた酒蔵.com
オリジナル焼酎をはじめ厳選したお酒を紹介しています。今後、焼酎だけでなくビールやワイン、日本酒などバラエティー豊かに取り揃えて行きます

パイオニアオンラインの紹介
AV(AUDIO&VISUAL)空間にも自分だけのスタイルがあります。生き方と調和する感動空間をご提供したい。そんなこだわりをもった商品をご紹介しています

SOHO家具オンラインショップ紹介してます
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代引手数料無料。配送業者との代金引換でお支払いの場合、手数料は一切かかりません。
家具は基本的に組み立て方式です。使う場所まで運んでから組み立てられるため、搬入が容易です。
専門業者による組み立てサービスもインターネットでお申込みいただけます。

AVONオンラインショップ
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HABAオンラインショップ
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QVCジャパン
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ぴったりのコスメが買える!
“あなたにぴったりの商品が見つかる!買いやすい!”をテーマに、@cosmeのクチコミで人気のあるコスメを中心として、スキンケア、ボディケア、ヘアケア、そして美容家電やサプリメントまで、美容に関する商品を数多く取り揃えています。

肌本来の力をひきだすコスメ『セレヴィーナ
『ラボ=研究所発信』により最新の科学・成分を取り入れた研究開発を行い、トラブルにアプローチし、『ソリューション=解決』へと導く、日仏共同開発のセレヴィーナ

大丸コスメ通販マルコレ
厳選されたコスメのセレクトショップ、大丸の化粧品通販サイト「マルコレ」の商品を掲載しています

『ゆうひや』食堂
館林市のミニレストランの紹介

ジューシーズ
ジュウシマツのホームページ

ショップ.学研
学研の書籍・雑誌定期購読・教材など、乳児から大人まで豊富な商品が満載です

角田光代さんの本特集
トップページは、気まぐれなおすすめ
12星座の恋物語 12星座の恋物語
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単行本

発売:
新潮社

価格:
¥ 1,470

amazonでのユーズド価格:
¥ 999

著者・編者:
角田 光代
鏡 リュウジ

アマゾンでの評価平均値:
5.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
くすくす笑いました
面白かったです!私はみずがめ座の女なんですが、笑いましたよ、パンクちゃんというあだ名のみずがめ座さん!誇張された自分の姿が小説になっております。あわせて「風変わりくん みずがめ座の彼」を読むと、自分の姿がよりリアルに浮かび上がってきます。
自分の身の回りの人のことを思い浮かべながらニヤリとしたり、そんなことないよ、と思いながら読んだり、実に楽しめます。
各星座の特質を小説にして、典型的(?)な人物を浮かび上がらせる、という企画が面白いです。


All Small Things All Small Things
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単行本

発売:
講談社

概要:
「ねぇ、恋人と過ごしたどんな時間が一番心に残ってる?」 片思いの人との散歩、中学生のときの帰り道…。瑞々しくつむぎだす12人の恋模様。100人アンケート「あなたにとって心に残るデートってなんですか?」を収録。

価格:
¥ 1,260

amazonでのユーズド価格:
¥ 91

著者・編者:
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
恋愛の本質の一部を見事に描いている
「恋人と過ごしたどんな時間が心に残っている?」という問いかけに対して、たくさんの登場人物のそれぞれの出来事、あげくのはてには読者へのアンケートまで行っている。
その結果、著者が発見したのは、みんなの心に残っていることは、他人から見れば「みみっちい地味な出来事」だけど、その対局には「とてつもなくどでかい幸福」があるということだ。
本書は、多くの人間にとって、恋人との最良の出来事」というのは、案外、そういう日常的な地味なところにあるという事実を、明確に描き出した秀作といえる。
評価: 4
大切な瞬間
「恋人と過ごした時間」というキーワードから展開していく12人の物語。
思い出に残る瞬間というのは、別段特別だったり、また、王道だったりでもない、でも大切なモノ、その連鎖で成立していく物語です。
日常にごくありそうな、そんな雰囲気の描写が読み進めていく上でドキドキします。
装丁が絵本のようで、厚さも文字の大きさも、読み進めていく上でさり気なくパラパラと読んでいく上で最適でした。
角田さんの作品の中で、今まで1番好きな作品かもしれません。
評価: 4
面白い!
人それぞれ、愛し方も愛され方も違う。この作品に描かれている中に、どれ一つとして同じものはない。だが実際にありえない話でもなく、親近感を覚えた。どれもほほえましい話ばかりだ。
みんな真剣に人を愛そうとする。たとえそれが不幸な結果に終わったとしても、いつかは素敵な思い出に変わっていく。後半に収められた実際の体験談も面白い。愛も一つの輪になって・・・。何だか清涼剤のような感じの作品だった。


LOVE SONGS LOVE SONGS
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文庫

発売:
幻冬舎

価格:
¥ 520

amazonでのユーズド価格:
¥ 1

著者・編者:
唯川 恵
角田 光代
江國 香織
桜井 亜美
小池 真理子
横森 理香
山本 文緒
狗飼 恭子

アマゾンでの評価平均値:
3.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 3
それぞれの・・・
オムニバスと言うことで今を代表する女性作家の作品が集められているわけですが、それぞれの作家の特色が非常に良く出た一冊だと思います。
私のお気に入りは狗飼恭子の『やさしい気持ち』。好きな人を思う気持ちがとても共感できる作品だと思いました。
ただ、残念だったのは“たんたん”と進む作品が見られたこと。作品中で曲と絡ませるのが少し弱かった気も…
でも、それは個人の好みだと思うのでストーリー全体で見ればステキな作品が多いですよ^^
評価: 3
ラヴソングが伝える恋
8人の今をときめく女性作家による恋愛アンソロジー。各人、お気に入りのラブソングをテーマに筆を揮います。私が本書で気に入っているのは、CHARAの「やさしい気持ち」をテーマにした狗飼恭子の作品。また作品全体に静謐さが漂っているこのお話と対極にある、情熱的な再会と別れを描いた小池真理子の「STORM」(元歌は山下達郎)も心に残る作品でした。
評価: 4
LOVE SONGS
 「こういう時ってこの歌聴きたくなるんだよね」ってことありませんか?「LOVE SONGS」はそれぞれの著者が好きなラブソングを選んで、その歌に関する想いをこめて作った物語たちです。どこかで、誰かが、こんな感じでこの歌を聞いてるのかもしれないって思うくらい、リアルな物語です。歌詞が物語の展開と繋がっていて、作者それぞれの歌詞の解釈の仕方があってとても面白いです。そして読みながら、主人公達に自分を知らぬ間に投影してしまいます。1本の物語自体はそんなに長くないので、寝る前のかじり読みにはちょうどいいと思います。1日に「1曲1話」を楽しむっていうのも面白い読み方じゃないでしょうか。読書の秋に「LOVE SONGS」はいかがでしょうか?


LOVE SONGS LOVE SONGS
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単行本

発売:
幻冬舎

amazonでのユーズド価格:
¥ 1

著者・編者:
唯川 恵
角田 光代
江國 香織
桜井 亜美
小池 真理子
横森 理香
山本 文緒
狗飼 恭子

アマゾンでの評価平均値:
3.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 3
それぞれの・・・
オムニバスと言うことで今を代表する女性作家の作品が集められているわけですが、それぞれの作家の特色が非常に良く出た一冊だと思います。
私のお気に入りは狗飼恭子の『やさしい気持ち』。好きな人を思う気持ちがとても共感できる作品だと思いました。
ただ、残念だったのは“たんたん”と進む作品が見られたこと。作品中で曲と絡ませるのが少し弱かった気も…
でも、それは個人の好みだと思うのでストーリー全体で見ればステキな作品が多いですよ^^
評価: 3
ラヴソングが伝える恋
8人の今をときめく女性作家による恋愛アンソロジー。各人、お気に入りのラブソングをテーマに筆を揮います。私が本書で気に入っているのは、CHARAの「やさしい気持ち」をテーマにした狗飼恭子の作品。また作品全体に静謐さが漂っているこのお話と対極にある、情熱的な再会と別れを描いた小池真理子の「STORM」(元歌は山下達郎)も心に残る作品でした。
評価: 4
LOVE SONGS
 「こういう時ってこの歌聴きたくなるんだよね」ってことありませんか?「LOVE SONGS」はそれぞれの著者が好きなラブソングを選んで、その歌に関する想いをこめて作った物語たちです。どこかで、誰かが、こんな感じでこの歌を聞いてるのかもしれないって思うくらい、リアルな物語です。歌詞が物語の展開と繋がっていて、作者それぞれの歌詞の解釈の仕方があってとても面白いです。そして読みながら、主人公達に自分を知らぬ間に投影してしまいます。1本の物語自体はそんなに長くないので、寝る前のかじり読みにはちょうどいいと思います。1日に「1曲1話」を楽しむっていうのも面白い読み方じゃないでしょうか。読書の秋に「LOVE SONGS」はいかがでしょうか?


Love Stories Love Stories
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単行本

発売:
水曜社

概要:
「ぼくはビート」「少年たちの終わらない夏」「アルマジロ王」などに収録された短編を収録。80年代後半から90年代前半を鮮やかにつむぎ出したさまざまな恋のかたち。珠玉の恋愛小説アンソロジー。

価格:
¥ 1,575

amazonでのユーズド価格:
¥ 206

著者・編者:
山田 詠美
鷺沢 萠
佐藤 正午
島田 雅彦
谷村 志穂
川西 蘭
川島 誠
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 3
個性が輝いている
一冊の中に書かれているのは、全部短編恋愛小説なのに書く作家によってこうも印象が違ってくるのだという事に、改めて実感させられる本でした。山田詠美さんのを読みたっかったのがきっかけでしたが、他の方の作品もとても興味深く読ませて頂きました。特に「イアリング」と「チェルノディルカ」が良かったと思います。

山田詠美さんの恋愛小説を読むといつも『きみはペット』というドラマを何となく連想してしまうのですが、この小説の中の「ぼくの味」もまさにそんな感じのお話でした。
評価: 4
角田光代の賞味期限。
角田さんの小説は昔から読んでいるが、この人はどんどんうまくなっていく。彼岸と此岸のあわいでたたずむ人(普通っぽいが普通でいられず、かと言って突き抜けることもできない人)の姿を描き続けているが、それを語る文章力も構成力も抜群に練れている。この手の小説は下手をすると鼻につく場合があるが、筆力のおかげでその弊を逃れている。

このアンソロジーに入っている「猫男」(単行本初出)も、まさに角田光代的な一編。彼女の小説のあらすじを書こうとすると陳腐になるのでここでは控えるが、主人公の一言だけぜひ紹介したい。

「恋人の強さを、弱さをにくんでいるその強さを、ときとして私もまたにくむ。けれど私が好きになるのは、きまって彼のような男なのだ。自分の食い扶持をきちんと稼いで、身綺麗にして、おいしいものを食べて、労働の合間には休暇を得ることが当然と思い、穴ぼこに足をとられないよう、そのことだけにほとんどの意識を集中させつつも、前を向いて足を踏み出す彼のような男なのだ」
角田光代は、ワインならまさに今が飲みごろ。ぜひ読むべし。でも、5年後はもっとおいしくなっているだろうな。
評価: 4
追悼・鷺沢萠さん。
自分と同世代の作家である鷺沢萠さんが亡くなった。彼女のデビュー当時からの読者としては、残念のひとことしかない。そして、これからは作品を発表できない鷺沢さんに対して今後自分ができることは、過去に発表された作品を読み続けることしかないと思った。追悼の意味をこめて、初期短編「誰かアイダを探して」が収録されている本書を手にとった。改めて、彼女の才覚を感じた。最近の〈ハートフル〉な話も好きだが、やはり鷺沢萠の真骨頂は初期の〈青春もの〉にあったと思う。きらきらしていて、読みながら胸が痛くなった。もう一度、こういう作品を書いてほしかった。


Presents Presents
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単行本

発売:
双葉社

概要:
この世に生まれて初めてもらう「名前」。放課後の「初キス」。子供が描いた「家族の絵」…。そんなプレゼントにまつわるしあわせな12景を、直木賞作家・角田光代と、イラストレーター・松尾たいこのコラボレーションで描く。

価格:
¥ 1,470

amazonでのユーズド価格:
¥ 1,049

著者・編者:
角田 光代
松尾 たいこ

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 3
人生いろいろ「もらって」生きていく、ということ。
女性が一生を生きる中で、出会った人たちから受け取る様々な「プレゼント」を
テーマにした短編集。
装丁もかわいいし、文字通りプレゼントにするのも良いかもしれません。

生まれた時に親からもらった名前、小学校の入学祝いのランドセル、という子供時代。
やがて思春期がやってきて、恋人にもらう初めてのキス、そして大人の恋をして
受け取った合鍵、やがて恋が実って嫁ぐ日のウエディングベール、夫が贈ってくれた温泉旅行、
そして逆に自分が親となり嫁ぐ子供から母親としてもらうもの、という風に、
プレゼントを通した女の一生、が12の物語として語られている。

普段だと気風のよさをひけらかしすぎって感じで鼻につくところがある角田さんの文章も
今回はほどよく力が抜けていて全体的に素直でシンプルだったから、読みやすかった。
正直、子供時代、中学生くらいまでの話は、大人が頭で考えて子供の話を書いた、という
不自然さもちょっとあったけど、結婚後あたりからのお話は秀逸でリアル。花嫁の
ベールについて美しく描きつつ、夫とのほろ苦い温泉旅行では女性のよい意味での
ふてぶてしさが過不足無く表現されていておもしろかった。
評価: 4
プレゼントしたい本
女の一生をプレゼントという視点で短編にまとめた本です。この世に生を受け、1番初めにもらうプレゼント、それは「名前」。そして恋愛し、大人になる過程で出会うプレゼントは「初キス」、「合鍵」。母として子どもに与えられる「絵」、時は過ぎ人生最期の「涙」・・・。ほんと、大切なお友達にプレゼントしたい本です。

評価: 5
今までプレゼントに感謝!
女の子が一生の間に貰う、忘れられないさまざまなプレゼントについてのエピソードを、角田光代のすっきりした語り口でつづっている。ここで書かれているプレゼントそのものじゃなくても、きっと誰しもが同じような思い出を持っているのではないだろうか。ちょっと涙したり、どきどきしたり、怒ってみたり、ほのぼのしてみたり・・・。そんなときに貰うプレゼントは、半分が思い出なのだろう。
成長していくにつれて変化していく女の子の感情の記述もすごくすばらしい。
今までもらったプレゼントに、いまさらながら感謝したい気持ちでいっぱいになる。



Sweet Blue Age Sweet Blue Age
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単行本

発売:
角川書店

概要:
あわいあわい初恋、究極の遠距離恋愛、あてのない夜の彷徨、もてあます自由とほどけない心、性のかなしみ…。甘く憂鬱な「あのころ」をテーマに贈る、いま、最も鮮烈な7人の書き手による青春文学ベスト・トラック集。

価格:
¥ 1,470

amazonでのユーズド価格:
¥ 1,469

著者・編者:
有川 浩
角田 光代
坂木 司
桜庭 一樹
日向 蓬
森見 登美彦
三羽 省吾

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 3
個性派ぞろい
もともと、坂木司さんのホテルジューシーを読みたくて買った本ですが、
面白かったです。

坂木司さんのホテルジューシーは雑誌で紹介された時よりも、レイアウトが
よく格段に面白く感じました。

自分にとって掘り出し物の話は夜は短し歩けよ乙女でした。
なかなか頭の中で情景は思いつかないのですが、不思議な雰囲気で、
かなり気に入りました。
今度はほかの作品も読んでみたいです。

坂木司さん以外知らない作家さんだったのですが、短編集との事で
読みやすく、かつ新しいお気に入り作家さんを見つけるのにとても
よいと思います。
新しい作家さんの本を読みたいけど・・・。という方にはお勧めです。
ただ好みは分かれるので全部が読者にとって面白い(引き込まれる)か
は違うので星は3つです。
評価: 4
総合的にはそれなり
有川さんの「クジラの彼」が読みたくて手にした本です。
これはもう、予想以上に面白かった。
個人的には、「海の底」を読まれてからの方がより面白く読めると思います。「海の底」の冬原さんも好きだけど、彼女を前にした冬原さんも素敵でしたね。

他の方は全く知らない作家だったのですが、良かったものも合わなかったものもありました。それはまあ、複数作家の短編集では仕方のないことですが。
中では坂木司さんの「ホテルジューシー」が好きです。

評価: 5
有川浩ファンは読むべきである。
『クジラの彼』有川浩著
 有川浩ファン、わけても『海の底』で、主人公にさりげなく手を差し伸べている、女慣れしていて、口の上手く、ひねくれた冬原三尉のファンになった方は必見です!
 読んでなくても面白いですが、『海の底』を読んでから読むと!感想が天と地程も違います!
 仕事の最中と彼女の前のギャップが、もう。こんな素敵な人、見たこと有りません。なんだこれ。こんなに素敵な彼なら、二ヶ月だろうと、三ヶ月だろうと、音信不通でも待ちますよ!
 タクシーに乗車拒否される程の異臭だろうと、関係有りません!
 なんて素敵なの、冬原さん!
 そんなきゅんとする、冬原さんの姿が読めてしまうのですよ!
 めちゃめちゃお得ですって!

 あ、ありがたいことにアマゾンでは、野生時代のバックナンバーも注文できるので、冬原さんの相方、夏木さんのお話も読めますよ。
『野生時代』vol.29 です。
 ネット書店素晴らしい。


Teen Age Teen Age
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単行本

発売:
双葉社

概要:
10代は、可笑しいことがいっぱいあった。そして、ときどき焦って、ふと痛みも知った。誰もが胸の奥にしまってある、たいせつな通過点。リアルで切実な、10代の断片。ティーンエイジ小説のアンソロジー。

価格:
¥ 1,365

amazonでのユーズド価格:
¥ 198

著者・編者:
角田 光代
藤野 千夜
椰月 美智子
野中 ともそ
瀬尾 まいこ

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
豪華な顔ぶれですね☆
最近注目していた写真家・大橋愛さんの表紙の写真と、豪華な作家陣にひかれて手に取りました。「一度読んでみたいなぁ…」と気になっていた作家さんが一挙にチェックできちゃいました☆

 特に良かったのは椰月美智子さんの「イモリのしっぽ」。今時の女の子なんだけど、生き物が好きで生物部の部長までしてしまっている「あたし」と後輩の矢守くん。多分、大人だったらすぐにでも「良い感じ」になってしまう二人なんだろうけど、なかなかそうはならない「TeenAge」のもどかしさを微笑ましく描き出してありました。

 他の作品も是非読んでみたいと思いました。ヤングアダルト作家さんのようですが、今後はもっと活躍の場を広げる方かもしれませんね。収穫アリ☆の本でした。
評価: 4
いろいろな10代のカタチ。
角田さんの名前に魅かれて、この本を読んでみた。
角田さんだけじゃなくて、今の現代作家の力のある女性が織り成すさまざまなストーリー。
それぞれ全然違うのに、10代の頃のときめきや、不安や、いらだちや、すごく儚いなにか、今のわたしがもう失ってしまったものが鮮やかに描かれてた。
この本で初めて知った作家さんもいる。
これからの読書の幅が、少し広がった気がした。
評価: 5
10代
角田光代さんをはじめとする、7名の女性作家が織り成すさまざまなストーリー。
10代の頃の闇雲な、純粋な、迷いの多い、でもまっすぐなそんな気持ちが描かれています。
この本を読んで初めて知った作家さんもちらほら…
これから他の作品も読んでみたいと思います。
1冊で7種類おいしい、そんな作品でした。


vintage '06 (ヴィンテージ・シックス) vintage '06 (ヴィンテージ・シックス)
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単行本

発売:
講談社

概要:
ヤコブは息子の病を治すため、天使と話ができるという老賢者を訪れる。すべての人間に潜む「可能性の素晴らしさ」を伝える物語。

価格:
¥ 1,470

amazonでのユーズド価格:
¥ 545

著者・編者:
石田 衣良
角田 光代
重松 清
篠田 節子
藤田 宜永
唯川 恵

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
それぞれに面白い!
6人の直木賞作家のワインを絡めた物語を一冊に集約したもので、全て「小説現代」に収載されていたものという事です。
どの作品もそれぞれの作家さんの特徴が良く出ていて面白く読ませていただきました。個人的には角田光代さんの「トカイ行き」が特に気に入りました。
その作品中「大人になったから合わないんじゃない、わかりあえないと知るためにともにいたんじゃない、私達は自身を満たすために大人になり、満たすためにだれかと出会うのだ」という文章がとても素敵で深いものを感じてしまいました。作品はどれも30頁程度のものですが楽しめますよ。是非読んでみて下さい。


もしも暗闇がこわかったら夜空に星をくわえましょう もしも暗闇がこわかったら夜空に星をくわえましょう
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単行本

発売:
ほるぷ出版

価格:
¥ 1,050

amazonでのユーズド価格:
¥ 600

著者・編者:
クーパー エデンズ
Cooper Edens
角田 光代

もしも空が落ちてきたら朝食に雲をいただきましょう もしも空が落ちてきたら朝食に雲をいただきましょう
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単行本

発売:
ほるぷ出版

価格:
¥ 1,050

amazonでのユーズド価格:
¥ 500

著者・編者:
クーパー エデンズ
Cooper Edens
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
3.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 3
If You're Afraid of Dark, Remember the Night Rainbow.
原文も添えてあったらよかったかな。でも添えてないなら比較じゃなくてそのままの日本語を楽しめるからいいのかも。
「時計が止まってしまったならば 両手で時間をはかってみましょう」
あんまりよくわかりません。わかりやすいのもあります。どう考えればいいのでしょうか。
文と対になってる絵があるのでそれも楽しめます。
分量は短いけど考えちゃう内容です。子供向けではないですね。角田光代訳に惹かれました。
人生もうちょっと前向きに考えたらどう。ほらいろいろ考えてみて。って言ってる気がします。


ひとりぼっちはつまらない―インクヴァンパイア〈2〉 ひとりぼっちはつまらない―インクヴァンパイア〈2〉
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単行本

発売:
ソニーマガジンズ

概要:
ドラキュリンクに咬まれたぼくは、本のインクを飲むヴァンパイアになっちゃった。でも、一人で飲むのは楽しくない…。「ぼく」の仲間さがしの物語。ぶきみかわいいベストセラー・ファンタジー。

価格:
¥ 1,050

amazonでのユーズド価格:
¥ 890

著者・編者:
エリック サンヴォワザン
´Eric Sanvoisin
Martin Matje
角田 光代
マルタン マッジェ

アマゾンでの評価平均値:
5.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
大人も子供も楽しい
「ぶきみかわいい」インクヴァンパイアシリーズの2巻。
最初に吃驚したのは後ろの作者・画家・訳者紹介文。
略歴一切無し、皆一言コメントみたい(笑)この本はふざける事のよさを知ってるな〜と思いました。
それから私はインクヴァンパイアじゃなくてよかったと思います。もしそうならこの本を飲んじゃいそうで怖いので。
評価: 5
シリーズ第2弾。
インクヴァンパイアシリーズの第2弾がこの『ひとりぼっちはつまらない』。
1冊目の終わり方に「次はどうなるのー!?」とワクワク、ドキドキさせられたので
2冊目の発売を心待ちにしていました。今度は恋の物語。とってもかわいらしい恋のお話が繰り広げられます。
実は1冊目の終わり方というのは主人公のオディロンが自らも本のインクをちゅるちゅると
飲んでしまうインクヴァンパイアになってしまうのです。
でもその秘密を誰にも打ち明けられないオディロンはとっても孤独に感じ、
誰か一緒に・・・と思いを募らせていきます。そしてとびっきりかわいいカミーラと出逢い・・・。

小さなオディロンとカミーラの恋心、そしてインクヴァンパイアであるという秘密・・・。
この2つがとっても絶妙にクロスされた、本当にかわいらしい物語になっています。
1冊目同様、とにかくこの不思議な世界に引き込まれること間違いなし!!
フランス発の大人も楽しめる絵本です。オススメします!!


ぼく、飲みこまれちゃった!―インクヴァンパイア〈4〉 ぼく、飲みこまれちゃった!―インクヴァンパイア〈4〉
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単行本

発売:
ソニーマガジンズ

価格:
¥ 1,050

amazonでのユーズド価格:
¥ 887

著者・編者:
エリック サンヴォワザン
´Eric Sanvoisin
Martin Matje
角田 光代
マルタン マッジェ

アマゾンでの評価平均値:
5.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
食べちゃうの?
新しい住みかが見つかり、思う存分本を飲めるようになったぼくとカーミラ。ある日「赤ずきん」の物語の中に閉じこめられてしまう。カーミラを食べちゃいたくなるぼく。                                       ハラハラドキドキの展開。大人にも楽しめます。(全巻面白いです!)


ぼくらの住みかがなくなっちゃう―インクヴァンパイア〈3〉 ぼくらの住みかがなくなっちゃう―インクヴァンパイア〈3〉
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単行本

発売:
ソニーマガジンズ

概要:
ドラキュリンクとぼくの恋人カーミラ。3人仲良く暮らしていた住みかの下に地下鉄が通ることに。家がなくなっちゃったら、みんな離れ離れになるし、ドラキュリンクはひからびる? 大変、はやく引越し先を探さなきゃ!

価格:
¥ 1,050

amazonでのユーズド価格:
¥ 780

著者・編者:
エリック サンヴォワザン
´Eric Sanvoisin
Martin Matje
角田 光代
マルタン マッジェ

アマゾンでの評価平均値:
5.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
どーなちゃうの?
ぼくら3人の危機、新しい住みかは見つかるのか?ドラキュリンクは、かさかさになってしまい…。意外な結末にホッとします。前2巻同様、大人にも楽しめます。


ぼくはきみのおにいさん ぼくはきみのおにいさん
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単行本

発売:
河出書房新社

著者・編者:
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
5.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
テーマが2つ
この本は、恋愛モノの本だと読んでいて疑わなかった。2人で自分達が生まれた家を探しに出かける2人・・・。新鮮でいいな〜っと思っていた。作者のあとがきを読んだら、これは「遠くへ行く」というテーマもあるのだと思った。 ページ数が少ないので誰でも読みやすいと思います。是非読んでみてください!


ぼくとネモ号と彼女たち ぼくとネモ号と彼女たち
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文庫

発売:
河出書房新社

価格:
¥ 473

amazonでのユーズド価格:
¥ 193

著者・編者:
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
角田作品のキーワードは「旅」
この作品は1997年に刊行された単行本「カップリング・ノー・チューニング」を、文庫化にあわせ改題したものである。
文庫の帯には「青春ロード・ノベル」と書かれてあるが、ここに描かれる青春は一般的な群像ではないと思う。所在無い主人公と倦怠を帯びて描かれる旅は、著者独特の作風である。
誰もが抱く惰性に流される日々への少しの抵抗心を、著者らしい視点と彼女の作品の特徴である「旅」を通して描かれた作品である。


ぼく見ちゃったんだ!―インクヴァンパイア〈1〉 ぼく見ちゃったんだ!―インクヴァンパイア〈1〉
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単行本

発売:
ソニーマガジンズ

概要:
ヤツが逃げたあとには、文字が消えて真っ白になった本が残されていた…。インク飲み男の謎を追う、「ぼく」のひと夏の冒険物語。ぶきみかわいいベストセラー・ファンタジー。

価格:
¥ 1,050

著者・編者:
エリック サンヴォワザン
´Eric Sanvoisin
Martin Matje
角田 光代
マルタン マッジェ

アマゾンでの評価平均値:
5.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
“ぶきみかわいい”まさにその一言!!
フランスではベストセラーとなっているこのインクヴァンパイアシリーズ。
日本でも角田光代さんの翻訳で発売されましたね。角田光代さんの翻訳ということで
手にとったのですが、これがかなり面白い!!とっても薄い1冊なのでサラッと読めちゃいます。
マルタン・マッジェによる、シュールでかわいいイラストにエリック・サンヴォワザンの独特なお話の世界。
お気に入りの1冊になっちゃいました。フランスらしい?と言うのかな?
ほんとに日本にはない独特の世界で、引き込まれます。一見絵本のようですが、
大人でも楽しめる物語。私も本にストローを差し込めばインクヴァンパイアみたいに
本をちゅるちゅる吸い込めるのかしら??なんて思わせてくれる楽しいお話です。
これからの続編に期待大!!!!


みどりの月 みどりの月
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単行本

発売:
集英社

概要:
人は、一生のうちいくつの恋におちるのだろう。ゆるくつけた香水、彼のタバコや汗の匂い、好きな人に作った特別な料理…。柔らかく心に迫る恋の匂いをモチーフに、繊細に、あるいは大胆に綴った6つのラブストーリー。

価格:
¥ 1,680

amazonでのユーズド価格:
¥ 500

著者・編者:
角田 光代

みどりの月 みどりの月
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文庫

発売:
集英社

概要:
富士の樹海だってバナナがなっていれば生き延びていける。魚喃キリコ、栗田有起、石田千、長島有里枝と飲んで語った対談集。角田光代のランチ写真日記、女同士で行きたい居酒屋情報も収録。

価格:
¥ 540

amazonでのユーズド価格:
¥ 1

著者・編者:
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
3.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 3
ルームシェアリングと旅
表題作「みどりの月」と「かかとのしたの空」の2篇を収録した作品。
転がり込んだ男の部屋で、自称「妹」とその「恋人」ととの不思議な共同生活を描いた「みどりの月」も、東南アジアで流浪の旅を続ける「かかとのしたの空」も、実生活に埋もれないように逃避する主人公の姿を角田光代さしく表現した作品である。
みどりの月の登場人物達の無法ぶりに感じる憤りと、かかとのしたの空で疲労感を覚えて、読後の後味はすっきりしない。
評価: 4
自由と責任
10年前に発表された作品にもかかわらず、
時代を読み取るセンスに感服しました。

南の恋人キタザワは優しい。
自分の考えを無理に押し付けたりしないし、
時々は洗い物もやってくれるしごはんも作ってくれる。

もう二人の同居人のマリコ、サトシも南に対して
妙な攻撃性を示さないし、話し掛ければ大体答えてくれる。

でも明らかにおかしい。読んでいるこちらも南以上に
イライラさせられる。しかしながらキタザワのメンドクサイ
という言葉を聞けばそういう価値観の人もいるかと思わず
納得させられそうになる。

現実には恐らくありえない話だが、
自由や責任回避、自分たちだけのルールというものを膨張させれば
このような不思議な人間関係が存在してもおかしいくない気がしてくる。

彼らは自由を叫びすぎているわけでもなく、
責任を回避しすぎているわけでもなく、
人と会話をしないわけでもなく、合間を縫って生きているようにみえる。
少しずつのすれ違いが、取り返しのつかないすれ違いにもみえる。

そんなすれ違いは現実社会をみると10年前以上に色濃くなっている。
評価: 3
現実ではない構成
 何でこんな男について行って一緒に暮らすのがわからない。それも戸籍上の妻とその恋人と同居しているのだ。並みの神経ではないのに、それでも別れない主人公。後味の悪い話だけど、妙に引きつけられる。


まどろむ夜のUFO まどろむ夜のUFO
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文庫

発売:
講談社

概要:
「ぼくはビート」「少年たちの終わらない夏」「アルマジロ王」などに収録された短編を収録。80年代後半から90年代前半を鮮やかにつむぎ出したさまざまな恋のかたち。珠玉の恋愛小説アンソロジー。

価格:
¥ 580

amazonでのユーズド価格:
¥ 138

著者・編者:
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
3.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 3
角田光代さんの初期の作品
もし、主人公と同年代だったら感想は異なっただろう。
角田光代さんの作品は、時代を切り取る描写が素晴らしい。
その礎であったと思えば、面白く読めるだろう。

主人公の悩み、無力感、漠然とした不安。
それらが他者からの言葉によって何かに気付く。
若者特有のモラトリアムだ。
模索している様が、読んでいて苦々しかった。
それは、もしかしたら、私自身が悩みもがいていた年頃に
もう戻りたくないのに、引き戻されてしまうほど
リアルな描写だったからかもしれない。

今の角田光代さんの作品に共感できるのは、
こういった若い頃の作品があるからで、
それはあたかも、人の人生のようだ。
年を取ることはとても面白い。

私も主人公のように、漠然とした不安を抱えて生きていたのだろう。
評価: 4
浮遊する
登場人物はフリーターや契約社員・社会に出る前の大学生であったり身分不安定でどことなしか大人になりきれない情緒不安定を抱えている。まじめに働いている人間がどこかおかしいとも感じる。

こういった浮遊感の中で主人公たちが漂い、作者らしい文章表現が魂を明るい場所へ誘ってくれる。

「トンネルの中で交通情報を聞こうとするようにね。・・・・そして次に目を開けた瞬間、色が弾けたんです。僕らを包む緑はありとあらゆる色彩に変わり無限に広がり始めた、この世に存在するあらゆる色があの場所に集まってきたみたいな光景でした。」

10年前の作品だが今の若者たちの心理を伝えているかもしれない。


まどろむ夜のUFO まどろむ夜のUFO
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単行本

発売:
ベネッセコーポレーション

概要:
「ぼくはビート」「少年たちの終わらない夏」「アルマジロ王」などに収録された短編を収録。80年代後半から90年代前半を鮮やかにつむぎ出したさまざまな恋のかたち。珠玉の恋愛小説アンソロジー。

amazonでのユーズド価格:
¥ 300

著者・編者:
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
いやな人ばかり。
中短編(?)3作品がまとめられています。
いいひとなんか出てきません。
「普通」から嫌な感じにズレている人。の話。
これはこの作者の小説の登場人物のたいていに言えるけど、みんなモラルも感覚も価値観もちょっと素っ頓狂な感じなので、世間体命のわたくしとしては、かなりお近づきになりたくないタイプの人たち。

だから彼らの生活の進み方はわたしの予想を大きく超えていて、小説としてとてとてもおもしろがれた。
クサヤとかブルーチーズを好きだという人がわかる。
この味の良さを知ってしまったら、癖になること絶対。

駄目人間なのに社会性に囚われているわたしは、あっさりはまってしまいました。

憧れるわけでも軽蔑するわけでもなく駄目なのはやっぱりかっこよくなくて、
でも!きっぱりしている感じ。
うまくいえないけど絶対読んだほうがいい。そして好きか嫌いか選んでください。読まないのは損。
言葉の使い方も秀逸です。


まどろむ夜のUFO まどろむ夜のUFO
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文庫

発売:
幻冬舎

amazonでのユーズド価格:
¥ 69

著者・編者:
角田 光代

あなたと、どこかへ。 eight short stories あなたと、どこかへ。 eight short stories
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単行本

発売:
文藝春秋

概要:
ここではない、どこかへ。あなたと、ふたりで−。かつての、あるいは今の愛を確かめにドライブに出かけるふたり。日産TEANAスペシャル・サイト発信、8人の作家による8つの短篇小説を収録する。

価格:
¥ 1,100

amazonでのユーズド価格:
¥ 198

著者・編者:
片岡 義男
甘糟 りり子
林 望
谷村 志穂
角田 光代
石田 衣良
吉田 修一
川上 弘美

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
学生時代の恋人や、初々しい新婚生活を思い出す
 8人の作家がドライブにまつわる物語を書いた、おしゃれな連作短編集です。

 どの作品にも車の名前が出てきませんが、実はこの短編集、日産TEANAを告知するインターネットサイトに掲載された作品を一冊にまとめたもの。
 8名の作家のサインを配した表紙には8枚の風景写真が載っており、そのうち4枚に深い紺色のセダンが写っています。

 良いセールスマンは車を売るのではない。車のある生活、新しい暮らし方を売るのである。と聞いたことがあります。

 新車で買った車も、何年かすると日常生活にどっぷり浸かってしまい、洗車をサボってうす汚れてきても、気にならなくなります。
 新しい車に乗るときのワクワク感、日常生活から離れるドライブの楽しみを忘れていませんか?
 ――と問いかけてくれるような短編集でした。

 どの小説もホッとする内容でしたが、「本を読む旅」と題した石田衣良さんの作品が私のココロに一番しみました。
 本を読むために旅に出る、というのは何とぜいたくな時間の使いかたでしょう。
 「ぼく」は、わくわくしながら、3泊4日の読書旅行に持っていく本を選びます。
 渋滞がはじまる前に都心のマンションを車で出発し、「ぼく」は渋滞にも巻き込まれずに東名高速で快適なドライブを楽しみます。
 夕方の3時に1冊目を読了し、少しそこいらを散歩したあと、「ぼく」は次の小説を開きます。
 夕食を食べながら、「時代小説の次は何を読もうか」と楽しい思索にふける「ぼく」。
 まだ8冊も残っています。
 本を読む旅はまだ始まったばかり……。

 本書を読んで、学生時代の恋人や、結婚生活をはじめた頃の初々しい気持ちを思い出してみませんか。

 忙しい毎日の生活を少しだけ横へ置くことができるのも、読書の醍醐味ですよ。
評価: 4
さらりとよかったです
実は車ってそんなに好きじゃあないんですが、この本を読むと、久々にドライブしたくなります。
ものすごく、個々の作家の個性が出ていたのには感激。ごくふつーのかわいらしい感じの吉田修二さん、角田さんや川上さんはさばさばした感じ。石田先生、りり子さんはおしゃれーで、林先生、谷村さん、片岡さんは、こなれたベテランっぽいタッチでした。


評価: 5
心地よいドライブをした気分になりました
なんというか、心地よいドライブから帰ってきたような後味のする本です。8つの短編小説がどれもそれぞれ読みやすく楽しめるだけでなく、1冊の本として読み終えた時の気分が何とも言えない、爽快感に浸らせてくれます。

といって、雲ひとつない真っ青な空の下を将来に何の不安も感じずに突っ走っていくような青春物語ではありません。むしろ、そのような青春の日々はとうに過ぎ去り、その頃を思い出しながら過ぎ去った時間をかみ締めることのできる大人の物語です。

少しほろ苦く、少し切なく、ともすれば「あの頃に戻れたら・・・」と思ってしまいそうだけど、ぐっと前を見て、上を見上げるような、大人になる前の自分には絶対に理解できなかった気持ちがわかるようになった自分を知らせてくれる、秋のドライブのような短編集です。

まるで、未来さえも少し見てきたような、不思議なドライブの体験を味わえる一冊です。


あの日、「ライ麦畑」に出会った あの日、「ライ麦畑」に出会った
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単行本

発売:
廣済堂出版

概要:
「ぼくはビート」「少年たちの終わらない夏」「アルマジロ王」などに収録された短編を収録。80年代後半から90年代前半を鮮やかにつむぎ出したさまざまな恋のかたち。珠玉の恋愛小説アンソロジー。

価格:
¥ 1,365

amazonでのユーズド価格:
¥ 599

著者・編者:
角田 光代
加藤 千恵
久美 沙織
桜井 亜美
下田 香苗
谷村 志穂
中村 航
野中 柊
藤野 千夜
前川 麻子

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
清々しいエッセイ集
いろいろな作家の人が「ライ麦畑でつかまえて」と「キャッチャー・イン・ザ・ライ」を読んだころのエピソードや、主人公ホールデンへの思いを綴っています。

やはり青春小説についてのエッセイ集だけあって、それぞれの青春らしい思い出が絡んだ内容のものが多くなっています。20代の人から40代の人まで世代も幅広いのでこの小説をめぐるいろいろな考え方が垣間見えて興味深いです。

読後にもう一度、「ライ麦〜」や「キャッチャー〜」を読んでみようかなと思わせるような1冊。サリンジャーファンにはおすすめ。


あしたはうんと遠くへいこう あしたはうんと遠くへいこう
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文庫

発売:
角川書店

概要:
ヤコブは息子の病を治すため、天使と話ができるという老賢者を訪れる。すべての人間に潜む「可能性の素晴らしさ」を伝える物語。

価格:
¥ 460

amazonでのユーズド価格:
¥ 1

著者・編者:
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
3.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
女性の中にある女というもの
この本は、女性が女という存在の恥ずかしい部分をさらけ出すというところに著者は力を入れたのではないだろうか?そこには読者をイメージしながら書いた”サービス”は少ない。だから貴重だと私は思う。著者の中にある恥ずかしい部分は何度も何度も表に出てくるものではないだろう、著者にとって初の恋愛小説であるからこそ、このような形なのである。「恋愛という部分を除いたら、自分(女)の人生は空っぽ」というようなことは、なかなか書き難いことなのだ。この作品は32歳までを描いたもの。結婚、出産、子育て、そして女性にとっての仕事。時が過ぎて、そういったテーマで彼女が作品を書き始める。その初めての作品に私は大いに期待している。そこには、再び正直な女性の恥ずかしい本質が垣間見えることだろう。
評価: 1
日本語が・・・
わざとなのだろうけど、文章に品がなくて読むのに疲れました。
話の流れも唐突で、「は?」と思わず考え込んでしまう場面もしばしば。
主人公の考え方などは金原さんの小説に通じるものを感じました。私は角田さんの小説を初めて読みましたが、もうお腹いっぱいです。
評価: 2
これからの時代、こういう子が増えるんだろうなー
題名と装丁から,もっと違った話を期待して買った。
もっときちんと選べばよかったと後悔している。
解説では、恋愛に負けるとなっているが、私が感じるところ、この主人公は自分に負けているように思えてならない。内省することも学習能力もないこんな子が、これから増えていくんだろう。いや、もういっぱいいるんだろう。ぞっとする。

著者は男性の書き方が下手というか、ステレオタイプすぎるな。
もっと素敵な恋愛をして、男性の書き方を勉強して欲しい。
大きなお世話だろうけど。


あしたはうんと遠くへいこう あしたはうんと遠くへいこう
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単行本

発売:
マガジンハウス

価格:
¥ 1,470

amazonでのユーズド価格:
¥ 88

著者・編者:
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
角田作品唯一の恋愛ものにして、音楽的センスも顕示!!
この著者は、いじめものばかりを書いていた。

一時を境に、エッセイを書き始め(旅行もの)
とうとう恋愛小説。を紡ぎ出した。

この小説は、”オルタナ・UK”というロックキッズ必聴のタイトルが他出する。どれも皆、一様にセンスの良い。ものがあげられている。
角田氏は本当はとってもロック少女で、イケてるものも書ける! ということを世に知らしめた一作。といえよう。

それにしても、採りたかった芥川ではなくなぜか? 
祝直木賞受賞!!
評価: 5
同い年
ひとりの女性の1985年〜2000年までを綴った連作。
数々のオトコが登場し、消えていく。

しかしだれとも恋愛せずにそこにいる自分というものがうまく思い描けず、最後にかならず同じ疑問にいきつくのだ。私はいったい何ものなんだ?それは自分捜しなんて大袈裟な言葉ではなくて、音楽評でも自転車一周旅行でもトライアスロンでも、髪型や服装や言葉遣いや、買うCDや観る映画やおいしいと思う食べもの、何から何まで好きになった男の影響を私は多分に受けており、それら抜きで自分というものを頭に描こうとすれば、浮かんでくるのは正体不明の書き割りみたいな女でしかないのだった。

こんなヒト多いんとちゃうかなぁ。実は。(笑)

しかもこの主人公、同い年という設定だけにヘンに痛かったっす。


あしたはドロミテを歩こう―イタリア・アルプス・トレッキング あしたはドロミテを歩こう―イタリア・アルプス・トレッキング
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単行本

発売:
岩波書店

価格:
¥ 1,680

amazonでのユーズド価格:
¥ 1,158

著者・編者:
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
シティ派が山登りにいきました
まず、角田さんをアルプストレッキングに誘った
プロデューサーのスズキさんのセンスに万歳。

山登り好きな人の紀行文ではないから、間口が広い。
角田さんは本格的な山装備に恐れおののき、当初のイメージと異なり、
ラララともルルルとも歌えず、雪の積もる道をただ黙々と
いろんな人に導かれ、一日を終える。

本当に山や、その土地を愛する人は、初心者を
排他的に扱うわけでなく、素直に自然に受け入れる。
山人になってもいいかも。そう思いました。素敵な人がたくさんいて。
評価: 4
厳粛な気持ちになれる
トレッキングなのになんで厳粛なんだ!って言う人もいるかもしれない
でも正直な感想で、心穏やかにもしてくれます
それは著者である角田さんが、登山経験なしでトレッキングも無知で
個人的な理由2つのみでこのイタリア旅行に参加したこと
同行したガイドのマリオさんが、日本で仏教を学んだ僧侶で

かつ、現役でロッククライミングもする物静かで穏やかな人だったのも大きい
雪山をスタッフにひたすらついていく角田さん
とにかく怖い気持ちで、ひたすら足を動かす事だけに集中する
自然だけに囲まれた雪山で、マリオさんとの会話から何かを掴んでゆく角田さん
山は何故登るのか
マリオさんは何故仏教を選んだのか
角田さんは何故書くのか

山を越える毎に、角田さんの内面も殺ぎ落とされ
全ての本質が現れてきます
静謐な雪山のように、読み始めると私も心の対話に参加してしまいました
1つだけ残念だったのが、掲載されてた写真が白黒だったこと
角田さんの文章から、カラーで見たいと思わずにいられないから


いつも旅のなか いつも旅のなか
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単行本

発売:
アクセスパブリッシング

概要:
人は、一生のうちいくつの恋におちるのだろう。ゆるくつけた香水、彼のタバコや汗の匂い、好きな人に作った特別な料理…。柔らかく心に迫る恋の匂いをモチーフに、繊細に、あるいは大胆に綴った6つのラブストーリー。

価格:
¥ 1,575

amazonでのユーズド価格:
¥ 299

著者・編者:
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
等身大のエッセイ
旅行に行きたいと思った矢先、何気なく立ち寄った本屋で偶然見つけた本です。仕事も名前も年齢も、なんにも持っていない自分に会いにゆくというキャッチフレーズが、何だか新鮮で思わず買ってしまいました。旅をする理由って人それぞれだと思うけれど、貴重な体験を通して得られる対価は、直木賞作家であろうと一般人であろうと違いはありません。日常の雑務を忘れ、オレってアタシって、こんな楽しい一面があったんだと再確認する事が出来たら、どんな旅行でも意味があると思います。後は日々の暮らしの中で、楽しい自分をしまい込んだ引き出しを時々開けてみること。あんまり開けすぎたら嫌なやつに見られちゃうから、ほんの少しでいい。そうしたら、人は全て魅力的になれるのではないでしょうか?
 よく情報娯楽番組なんかで著者を見かける事が多いのですが、バックパッカーとして世界を旅した経験があるからこそ、楽しい自分を自在に引き出せるのだと感心しました。文体も、その人柄どおりで、癖もなく嫌味もありません。直木賞という肩書きを取っ払った、等身大の著者を見た気がします。楽しいエッセイだったので、今度は小説家としての作品を読んでみたいと思いました。



評価: 2
全体としてはさほど悪くないが・・
冒頭の、モロッコで出会った少年のことを書いた文章に、
やや違和感が残った。

旅行者の目からすると、不自然なまでに親切なこの少年、
何か別の目的があるのかと疑うような態度を見せると、
日本人女性からの褒め言葉満載のノートを見せてくれたりする。

結局、彼が何も要求せず、
「みんなシアワセに」をくりかえして去ったあとで、
著者はこう結論づける。

「バヒールくんと出会ってのち、旅のあいだ私はずっと、
彼の背後に見え隠れした日本的なものについて考えていた。

そうして私は、その『日本的なもの』が
びっくりするほどきれいな気持ちであることに気づくのである。

感情の入る余地のない合理的な商売がきらいで、
押しつけがましい態度にたえられず、
打算のない親切が存在すると信じていて、
向き合いたがいの目を見て話しあえば、
言葉も文化も習慣も経済も乗り越えて、
全世界だれとでもわかりあえるはずだ。

だれもが平等にシアワセになれるよう、
自分の健康を願うように願っている」

さて、私が引っかかってしまったのは、
上に引用した著者の「納得」が、
ちょっと強引過ぎやしないかということだ。

言い換えれば、
現実の少年からこの「納得」に達するまでには
かなりの飛躍があるように思えるのだが、
妙にきっぱりと言い切っているあたりに
裏返しの傲慢さを感じるとは言わないまでも、
どうしても違和感を覚えてしまうのである。

この文章自体は、
「全くの異国の商売人のなかに、自分の国の面影を
色濃く見出したりするから、やはり旅は面白い」
という意味の結論で終わっている。
しかし、少年に対する著者の「納得」は、
この結論を引き出したいがために
一方的に押しつけられたもののようにも見える。

全体を通して、この種のささやかな独断が
いくつか目についたので、
辛過ぎるかもしれないが、こういう評価になった。
評価: 5
すっかり、はまってしまいました。
先行的にたくさんの本を買ってしまうので、この本は、4月より未読のまま、ずーっと書棚の中にあったのです。海外紀行文は好んでよく読んでいます。その中で、旅エッセイというのは旅を実体験したことをダイレクトに伝えるものではなく、エッセイそのものに共感できるかどうか紙一重のところがあります。あまりにも著者の世界に浸りこんでしまっていて、読者に訴えかけるものが見えなくなってしまうことがあるんですよ。そういう時は大変疲れます。それで、買ってはみたもののなかなか読もうとしなかったのです。

最近、ようやくこの本との出会いが始まりました。
そして、読み始めてすぐ夢中になった。
一つの文章ごとに余韻を引く不思議な表現を醸しだしていることを感じ取った。
なんだろう。。。それは、初めて出会った感覚。。。
さらっとしてるんだけど、なんにもないんだけれど、、何かを感じさせるもの、何かを求めるもの。。。心にそっとささやく歌声。。。何か甘く切なく。。。五感に染みわたるもの。。。
扉のモノクロ写真。駅の待合室だろうか、雑踏の空間。いつまでも、余韻を引いてしまうワンシーン。読み続けるとつい見たくなる。
この本すべてが「いつも旅のなか」。。。
そして、いつ、どこにいても、何かをしていても、なんにもしないでも、旅のなかにたたずんでる著者と自分自身が交錯する。何かほっとするもの、安心するもの、線を結ぶもの、それらが空白の中にそっとささやいている。

ぜひ、みなさんも素晴らしい旅に出かけてみませんか。そして魅惑なMITTUワールドに浸ってみませんか。


いとしさの王国へ―文学的少女漫画読本 いとしさの王国へ―文学的少女漫画読本
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単行本

発売:
マーブルトロン

価格:
¥ 1,680

amazonでのユーズド価格:
¥ 262

著者・編者:
角田 光代
桜井 亜美
野中 柊
柴崎 友香
横森 理香
嶽本 野ばら
狗飼 恭子
三浦 しをん
加藤 千恵

いじめの時間 いじめの時間
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文庫

発売:
新潮社

価格:
¥ 460

amazonでのユーズド価格:
¥ 101

著者・編者:
江国 香織
角田 光代
稲葉 真弓
野中 柊
湯本 香樹実
大岡 玲
柳 美里

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
生半可では読めないけども
強烈、の一言。
江國香織や角田光代を始め、そうそうたる執筆陣ゆえにずいぶん前に買って、でもあまりに重過ぎて読むのを断念した短編小説。

社会現象とも言えるほど吹き荒れているいじめ問題。
しっかりと読んでみようと思って数時間。
やっぱりきつかった…

テーマがテーマ。はっきり言って気分の良い読み物ではないけれど、向き合っていかなくてはいけない問題だと切に感じる。

どういう意図を持って発売されたか、今でもさっぱり分からないが、こんな時代だからこそ、読む人それぞれに答えがあるんじゃないかと感じる。

発表されたのは97年、でも充分通用する。

教育に携わっている人。特にこれから教育の現場で活躍する人には、きついかもしれないけど、一度読んでもらいたい。

「魂を壊さないでよ」の帯の文が心に響きます。
評価: 4
つらい
人間の心の深くにある残酷な闇。知らず知らずそこに降りていったとき始まってしまう、理不尽な「いじめ」。どんなに時代が変わっても、「いじめ」の問題はなくなることはないと思う。読んでいて、つらいものばかりだった。苛めるほうにも、苛められるほうにも共感できる部分があったので。
青春時代のいじめをテーマにしたものがほとんどだった中に、大人のいじめ心をシニカルに描いた大岡玲氏の「亀をいじめる」が人間の深さを感じさせて秀逸だった。

評価: 4
文学の可能性
いじめられたことのある人間も、いじめたことのある人間にも、心に深く深く深く突き刺さってくる言葉が沢山つまっている。

人間に与える文学の可能性の大きさを改めて感じた一冊だった。

 


いじめの時間 いじめの時間
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単行本

発売:
朝日新聞社

概要:
「ぼくはビート」「少年たちの終わらない夏」「アルマジロ王」などに収録された短編を収録。80年代後半から90年代前半を鮮やかにつむぎ出したさまざまな恋のかたち。珠玉の恋愛小説アンソロジー。

価格:
¥ 1,680

amazonでのユーズド価格:
¥ 376

著者・編者:
江國 香織
角田 光代
稲葉 真弓
野中 柊
湯本 香樹実
大岡 玲
柳 美里

アマゾンでの評価平均値:
3.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 3
身につまされる
なんという思い切ったタイトルなんだろう!おまけに江國香織、
湯本香樹実、角田光代となると手にせずにはいられないではないの・・・と。

残念ながら江國香織は2行目で『いつか記憶からこぼれ・・・・』の
1編だとすぐに気づいたが、好きな作品なのでそれなりに味わえた。
その他は・・
快・不快で短絡的に行動する傾向にあるとは聞くけれど
ささいな理由で、あるいは理由もなく
個人を攻撃する、あるいは無視する『いじめ』。
一様に表面化してなくて、まわりにいる大人はちっとも気づかぬ
どころか、何もわかっておらず
自分も同じ大人の1人としてどうなんだろうと
考えさせられた。

タイトルがタイトルだけに
身につまされる内容も多く、救われない気分にもなるけれど
最後の『かかしの旅』では、主人公の前向きさに
ほんの少し希望が持ててほっと胸をなでおろし読了した。


おやすみ、こわい夢を見ないように おやすみ、こわい夢を見ないように
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単行本

発売:
新潮社

概要:
憎悪は愛の裏返しってこと? それとももっと気まぐれなもの? 新婚夫婦、高校生カップル、同棲中の恋人たち。あなたの気持ちをざわざわとさせる、衝撃的な7つのドラマ。

価格:
¥ 1,470

amazonでのユーズド価格:
¥ 653

著者・編者:
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
3.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 3
身に覚えがあるような・・・
どこにでもいるような普通の人たちの中に
沸々と湧き上がる悪意ばかりを集めた短編集。
自分にはまったく身に覚えがないといったら嘘になるような、
そんな「ありそうなお話」です。
だからこそ読んでいて気が滅入ります。

誰かに憎悪を抱くことは、
意識をしていないだけで実は日常よくあること。
つまり、自分に思い当たることがあるとすれば、
自分の周囲の人たちにもあるということ。

人に恨まれるようなことをしていないか・・・?
自分の行動や発言を思い出して反省し、
ちょっと背筋が寒くなるような思いがしました。

心の留め金は些細なことで外れてしまうかもしれない。
いつ「殺す、殺される」の修羅場になるかわからない。
気をつけなきゃ!!
評価: 2
マイナスな気持ちの濃ーい短編集
マイナスな気持ちの濃ーい短編集。
精神状態が良い時に読まないとひきこまれるかも。
実際読み終わって寝たら怖い夢を見た。心理的に迫ってくるものがある。
まぁ世の中こういう目をそらしたくなるマイナスな部分も
多々あるし、今は昔よりそういう部分がよっぽど多いかもしれない。
それでも本の中の世界位、こんなに暗い世界じゃないほうが良い。
今の世の中だからこそ、うまれてしまった作品という感じ。
この本、手元には置きたくないし、読み返しもしたくない。
現実社会の現実的なホラーという感じ。
(もちろんおばけとかなんにも出てこないけど。)
評価: 2
心の棘(とげ)を拡大鏡で見るような後味の悪さ
 題名にひかれて、「何だか心温まる読後感の良い読み物」を期待して手に取ってしまったので、反動が大きかった。この作者の作品を読むのは初めてだったので、先入観を持たずに読もうと思って臨んだのが、間違いだったと後悔したくらいだ。
 読み進むうちに、こういうことを誰もが感じるのかもしれないけれど、殊更取り上げる必要があるのだろうかとうんざりしてきてしまった。正直、悪趣味な理性、偏執的な知性、屈折した女性性、思い出に焼きごてを押すような、嫌な臭いのする作品集だった。人の脳裏に隠れ潜んでいる隙間を、落とし穴にまで広げてしまうような感性の鋭さが、人も自分も切り刻んでいくという作風を持つ人だとは、知らなかった。
 私にとっては「羊頭狗肉」の本だったが、ファンにとってはどうなのだろうか…。


これからはあるくのだ これからはあるくのだ
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文庫

発売:
文藝春秋

概要:
10代は、可笑しいことがいっぱいあった。そして、ときどき焦って、ふと痛みも知った。誰もが胸の奥にしまってある、たいせつな通過点。リアルで切実な、10代の断片。ティーンエイジ小説のアンソロジー。

価格:
¥ 530

amazonでのユーズド価格:
¥ 178

著者・編者:
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
5.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
題名以上にぐっとくる本
なにを隠そう「ぐっとくる題名」のなかで興味をそそった本だったので手にして見ました。
全31作品のエッセイ集です。

作者の書く日常のささいなことや、そのとき感じたことは、
「へ〜そういうふうに感じるんだ」
「お〜そこそこ」的な痒いところに手が届く感覚
を与えてくれます。

なかなか新鮮な感じを受けました。
軽めのエッセイですが、エッセイマニアにも結構受けると思いますよ。

もっと、他の作品も読んでみたいと感じる作家です。
評価: 5
素顔の角田さん
心和む話、ドジな話、理不尽な目にあった話・・・、様々な作者の日常が詰まっています。

中でも、この本にある幾つかの失敗談を読んで感じたことは、ユーモア・エッセイを得意とする方の文章に往々にしてある「些細な出来事でも殊更おかしく書こう」とする「力み」のようなものが全くないということ。
角田さんの綴る失敗談はとても淡々としていて、でもそこはかとなくおかしいのです。

エッセイの所々に散りばめられた風景描写などは、やはり小説家の文章だなあ、と思わせるものがあります。
評価: 5
たのしい♪
キヨシローをこよなく愛している。。これだけでもかなり共感できるのに、
ちょっとあり得ない事件や勘違いで、角田さんののほほんとした人柄がよくわかる本です。
自転車のお話、そういう事ってあるよね〜っというような話では決してないのに、かなり同情&笑えました。
このお人柄に、私的には非常に癒されました。
何かこの雰囲気は、スナフキンやハックルベリーに通じるものがあるな、と思います。


これからはあるくのだ これからはあるくのだ
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単行本

発売:
理論社

概要:
魅惑の電化製品、財布の理想的中身、母との忘れられない旅。その値段は? お金は何をしてくれて、何をしてくれないのか。直木賞作家が、日々の物欲のくらしから垣間見た、幸福のかたちを綴るエッセイ。

価格:
¥ 1,470

amazonでのユーズド価格:
¥ 104

著者・編者:
角田 光代

この本が、世界に存在することに この本が、世界に存在することに
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単行本

発売:
メディアファクトリー

価格:
¥ 1,470

amazonでのユーズド価格:
¥ 447

著者・編者:
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
名言集☆
読了後、最近買った『読書ノート』にこの本の心に落ちてきたセリフをページいっぱいに書いた。そうしたら、この本の登場人物達が私に迫ってくるような感覚が走り、すごくすごく感動してしまった^^;


私にとってこの本は小説であり名言集です。


帯にも使われている『さがしもの』の一文なんか鳥肌もんですよッ。



言葉の力を再確認させてもらいました。



多少無理矢理気味な感じと言葉遣いに疑問を感じる場所があったのでがあったので星4つデス。
評価: 2
角田さんにしては低調
私は角田さんのエッセイや小説のファンですが、小説には明らかに不出来なものがあります。失礼ながらこの短編集は短時間で書いたかのように密度が低く、薄っぺらい記述ばかりなのですらすらとは読めますが読みごたえはありません。
プロットだけ思いついて、それをふくらませることなく書いている印象をもちました。冒頭の「旅する本」は世界各地で同じ本に出会う話ですが、あらすじをそのまま書いたような仕上がりで、とても角田さんの作品とは思えません。
思わせぶりの活字のデザインも読みにくいだけです。
角田さんの小説を読むなら『太陽と毒ぐも』『おやすみ、こわい夢を見ないように』のほうがおすすめできます。ぜひ比較して読んでいただきたいです。
評価: 5
本が好きな人に出会えた時の喜びを感じました
実は…角田光代という作家さんのことをあまり好きでは有りませんでした。
それは、最初に出会った物語が自分には合っていなかったというだけの理由
でホントにそれだけで、たくさんの物語から背を向けていました。
でも、そんな自分でさえも、このタイトルに目を留めないわけにはいきません
でしたし、手にとったら引き込まれてしまいました。
そしていままでなんて損をしていたのだろうと後悔しました。
もしかしたら、そんな自分のエピソードもお話になるかもと思うくらいに
身近なお話に満ちています。(事実あとがきエッセイを読むと一寸似た物が
有るなァと思いましたし…)
”本は人を呼ぶのだ”
そんな風に思ったことは無かったけれど、この一文に出合ってまさにそうだと
うなずきました。
本が好きでよかった、自分は幸せ者だとしみじみ思いました。


ここってインドかな? ここってインドかな?
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大型本

発売:
アートン

概要:
インドならではのおおらかさが伝ってくる、パッチワークによるやさしくあたたかな絵本。角田光代さんの素敵な訳が楽しめる。

価格:
¥ 1,575

著者・編者:
アヌシュカ ラビシャンカール
Anushka Ravishankar
Anita Leutwiler
角田 光代
アニータ ロイトヴィラー

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
インド的な人生感までもが織り込まれた作品
ドイツ在住のキルト作家・アニータの絵に、インドの児童文学者が
文章をつけたという国際的なコラボレーションによる絵本です。
絵の素材に使われているのは、アニータがインド旅行のとき感銘して
集めたという、布や織物のはぎれ。

牛、肌の黒い女の子、お寺の象、三輪タクシーなどインドならではの
モチーフが織り込まれた絵は、一見の価値があります。
布のもつ様々な質感や模様と、それらを繋ぐ縫い目の跡はとても
触感的で、人肌の温もりまで伝わってくるかのようです。

そして話しは、インドの思い出が縫い込まれたキルトにくるまって
眠りについた女の子が、青いネズミとなってキルトの世界をさまよう
という構成になっています。
シンプルながらも奥の深い言葉のやりとりが魅力的。

ネズミが自分のいるところを教えてもらおうと尋ねても、返事は、
『どこにいるかなんてかんけいないさ、もんだいは、
 どこにいくかなんだから』
と言った調子で具体性のないものばかり。

でも、それらを人生の道案内として解釈すれば、インドの人々が
目指しているところを伝えてくれるように思えて、なかなか興味深い
ものがありました。


しあわせのねだん しあわせのねだん
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単行本

発売:
晶文社

概要:
魅惑の電化製品、財布の理想的中身、母との忘れられない旅。その値段は? お金は何をしてくれて、何をしてくれないのか。直木賞作家が、日々の物欲のくらしから垣間見た、幸福のかたちを綴るエッセイ。

価格:
¥ 1,470

amazonでのユーズド価格:
¥ 297

著者・編者:
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
初の角田光代作品
妻が運動不足解消のために2キロほど歩いて某図書館で借りてきたなかにあり、ちょっと目を通すつもりで読み始めました。
直木賞作家で独身だそうです。
内容は日常のなかの出費を自分がどう捉えて、どう感じながらお金をだしているのかがエッセイというんでしょうけれど、短めの文章でいくつも書いてあります。
作家には珍しく、8時〜5時の労働時間を決めて週に3日は飲みに出て、ジムにも通っているという生活習慣を通しているそうです。
似たような経済観念を持っている人だなぁ。と感じました。人間臭くてとても身近に思えます。
昨日、最後の章を読み終えたのですが《20代でのお金の使い方がその人の一部を決める》とありました。納得できました。

評価: 4
お金の使い方で露になる「個性」
お金にまつわる体験や思いを綴ったエッセイ。

最後の章の“20代の時に使ったお金がその人の一部を作る”という言葉には納得。
確かにその通り、お金をかける部分とケチる部分って人によって違うし、
お金の使い方でその人そのものが見えてくる。
そんなことから私は角田光代さんの金銭感覚に驚かされました。
私では絶対考えられないようなお金の使い方をしている・・・。
(逆に角田さんが私のお金の使い方を見たら驚愕するでしょうが)
“これは妥当な値段、納得納得”
“高っ!!”
“もっと考えてから買わないと・・・”
そんなことを心の中で思いながら、軽い気持ちで読めます。
余所のお宅を覗き込んでいるようなドキドキ感が味わえました。
評価: 4
ちょっと休みたいときに。
この人の本ははじめてよんだのですが、群ようこが好きな私にとっては、同じ匂いがしてよかったです。さらっとかかれている感じのエッセイで、何も考えずに疲れたときに電車の中でよむのにぴったりでした。作者の気になるあるものと値段が一つ一つの話のタイトルになっています。なるほどなるほど・・と気楽に読める本でした。


たのしい中央線 たのしい中央線
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単行本(ソフトカバー

発売:
太田出版

概要:
ヤコブは息子の病を治すため、天使と話ができるという老賢者を訪れる。すべての人間に潜む「可能性の素晴らしさ」を伝える物語。

価格:
¥ 1,000

amazonでのユーズド価格:
¥ 475

著者・編者:
松田 義人
西原 理恵子
ゲッツ 板谷
銀杏BOYZ
高田 渡
リリー・フランキー
角田 光代
みうら じゅん

アマゾンでの評価平均値:
3.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
中央線カルチャー
これを買う人は、大きく分けると、中央線沿線(もしくは近郊)に住んでる人か、憧れを抱いている人なんでしょうか。
私の場合中央線は微妙な距離なんですが、引っ越すならこの辺かな、と思っていたので買いました。読んだらやっぱり楽しそう。
「2」も出るみたいですね。よりディープな内容になっているのか。楽しみです。
評価: 1
勝手にノスタルジイにすんな
中央線沿線に住むものとして…もっとちゃんと作れば編集者よ。出てくるやつ出てくるやつ「昔住んでた」ばっかじゃん(ゲッツ板谷位だまともに住んでるの)。で必然的に中央線=ノスタルジア=昭和ブームみたいなステロタイプになってる。紙面があまったのか最後のほうでは無意味な「沿線ウォーク」とかやってるし・・・。
この手の本は編集者の力量ですべてが決まるといっていいだろう。ネタがキャッチで、思い入れがあるから思わず買ったけど、後悔!
評価: 3
立川さんバンザイ
サイバラねーさんとゲッツの「立川を行く」が最高です。深いです。立川。立川って遠いよね。面白いのでぜひ読んで。笑えます。どうせなら半分ぐらいはこの企画でやってほしかった。立川に行きたい。観光で。


だれかのいとしいひと だれかのいとしいひと
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文庫

発売:
文藝春秋

価格:
¥ 580

amazonでのユーズド価格:
¥ 1

著者・編者:
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
ドラマより現実の方がドラマチック
表題作「だれかのいとしひと」を含めた8編の恋愛短編集。

個人的にはガッチガチの恋愛物語は好みじゃないけど、角田光代の書く恋愛小説はどこかぼんやりとしていて、特に今作はタイトルも表紙絵もそんな感じで好感が持てる。

失った愛、失う愛、ダメージを負った事。
それらマイナスのベクトルから、すべてスタートはするけど、そして状況は何も変わらないけど、その中で前向きに考えようと思う事を教えられた。「そこ」からどうするか、それは本人次第なんだと感じた。等身大の自分と向き合える小説。

どこにでも居る人たちの、どこにでもある話かもしれないけど、主人公たちの心にスッとシンクロ出来るんじゃないかと思う。
どこにでもある話だから共感も出来るし、出来ない話もある。でも、ドラマなんかより、現実の方がよっぽどドラマチックだったりする。

全編一人称で描かれていて感情移入はしやすいですよ。

ところで、この作家はエッセイも秀逸なわけだが、前に出版したエッセイの中にあった話がモデルになっていると思われる話も出てくる。エッセイもおススメ!

「好きなんて気持ちがなければいい。だれかがだれかを好きになるという気持ちがなければ、あたしたちは恋だの愛だの友情だの、そんなものを何ひとつ知らないこどもみたいに、いつまでもひっついてじゃれあって暮らしていけるのに」 本文85ページより
評価: 5
その時そこでそう思ったという、確かなこと
 映画の一場面を切り取ったような短編集。大きな展開やドラマのはざまの陰影を帯びた一場面のようだ。なんだかはっきり表現して言えないもどかしい感じを描いている。でも、決して無視できない、そこにたしかにあった何ごとか。その心のひだのような場面が、実在したかのようなリアリティーを持っている。
 「バーベキュー日和」で、友人の彼を必ず奪ってしまう女の子が、今まで他ではなかった解釈で描かれていて、面白かった。
 人生の途中経過の居心地の悪さの中で、でも主人公達は渦中の自分の一瞬を肯定する。そこに自分が確かにいたこと。
 表紙の絵やあとがきと解説も加えて、奥深く味わいのある短編集だ。
評価: 5
ドラマチックな展開ではないけれど
 珠玉の短編集.世界にあふれている日常は,テレビや映画の世界で見ることのできる,ドラマチックで華やかなものばかりではない.
 そんな一般的な人々の中でも,特に不器用で社会の鼻つまみ者とも言えない事もない人の日常が,巧みに切り取られている.人生色々,と思わせてくれる,読後に優しくなれる本.


だれかのいとしいひと だれかのいとしいひと
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単行本

発売:
白泉社

概要:
魅惑の電化製品、財布の理想的中身、母との忘れられない旅。その値段は? お金は何をしてくれて、何をしてくれないのか。直木賞作家が、日々の物欲のくらしから垣間見た、幸福のかたちを綴るエッセイ。

価格:
¥ 1,365

amazonでのユーズド価格:
¥ 162

著者・編者:
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
いいものはいい。
ひねくれた私は、角田さんの作品を直木賞ものから読まず、
あえてこれから入りました。
角田さんの世界を知らないで、とにかくこれから読んでみたのです。
しかし初めて自分の勘を信じてよかったと思える本との出会いでした。
大人になって随分経ちますが、
まだまだ小説を読んで泣ける心が残っていたと、嬉しくなります。
他の人同様、何度も読み返したくなる本。
短編であるために読み手の集中力も維持でき、
なおかつ情景が浮かびやすい描写のおかげで
物語の中にすぐ入ることができます。
疲れたり考えすぎた時、現実逃避して楽になれるので、
ぜひみんなも読んでみて下さい。
評価: 3
だれかのいとしいひと
短編集です。

「直木賞作家さんだ!」と意気込んで読んだのですが、すいません、印象が薄いというか、読み終わった端からどんな話だったか忘れてしまったというか。(私の頭が悪いだけかもしれませんが…。)レビューを書こうにも。えーと、印象に残っているのは表紙がステキなことと挿画がステキなこと…。(酒井駒子さんです。)

始めて読んだ角田さんの作品だったので、とりあえずめげずに他も読んでみようと思います。
評価: 5
見覚えのあるような断片たち
不思議に余韻が残る本でした。読後感は哀しいものが多いのに、ちっぽけな日常がいとおしくなる。登場人物が自分の分身のように思え、説明のつかない曖昧な想いを共有できる人がいるんだから、頑張ろうと思える。角田さんの描写力のなせる技です。
あとがきにも書かれていたように、記憶も夢も過ぎ去ってしまえば区別がつかず、ごちゃまぜになってしまう。いつか私の記憶の中にこの本の登場人物が実在の人物のように紛れてしまうでしょう。
特にリアルに感じられたのは、バーべキュー日和(夏でもなく、秋でもなく)と、完璧なキスですが、どれも鮮やかに映像が描けました。


だれかのことを強く思ってみたかった だれかのことを強く思ってみたかった
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単行本

発売:
実業之日本社

概要:
人は、一生のうちいくつの恋におちるのだろう。ゆるくつけた香水、彼のタバコや汗の匂い、好きな人に作った特別な料理…。柔らかく心に迫る恋の匂いをモチーフに、繊細に、あるいは大胆に綴った6つのラブストーリー。

価格:
¥ 2,499

amazonでのユーズド価格:
¥ 970

著者・編者:
角田 光代
佐内 正史

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
佐内氏の写真と一体化している完成した文章。
なにしろ佐内氏の写真もとても素晴らしい。
その写真たちと、角田氏の文章が一体化して初めて「物語」として完成しているように思える。
東京の写真が、切ないポツリポツリとした想いを綴る文章とで、胸に迫る。

それは、この大きいようで実はちっぽけな、何でもあるようで無いような「東京」という町の中に、小さい自分と自分の愛する誰かが確かに存在してるんだっていう小さい事実が、大切な事実であるように、胸に迫るのだ。
評価: 5
たいくつ
ぼんやりしているときに考えていそうな事を文章化したような印象を受ける本。日々の徒労感が感覚的によみがえってくる。


だれかのことを強く思ってみたかった     集英社文庫 だれかのことを強く思ってみたかった 集英社文庫
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文庫

発売:
集英社

価格:
¥ 630

amazonでのユーズド価格:
¥ 260

著者・編者:
角田 光代
佐内 正史

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
文庫より単行本
この作品は角田さんの中では初めて読んだ作品になりました。
個人的に彼女の小説よりもエッセイの方が好きです。
この作品が非常に良かったので、その後いくつかのエッセイを手にとり
その後小説を読み、ほぼ読破しましたが、何度読んでもエッセイの方が
好きかなと思います。
「だれかのことを強く思ってみたかった」は佐内さんとのコラボに
なっていますが、佐内さんの写真を楽しむためにも文庫より単行本を
お勧めします。
文庫では写真が小さすぎて写真に載せられた感情などを上手く読み
とることが出来ないような気がして…
角田さんの文章だけをお好みの方でしたら文庫でも十分だと思います。
評価: 5
写真と物語のコラボレーション
佐内正史が切り取った東京の風景に角田光代がショートストーリーを付け加えていく、という形の本です。
まず第一に言いたいのが、佐内正史の写真がすばらしい! そのあまりに日常な風景に付け加えられる角田光代の文章が描く物語は、さらにどこにでもありそうな日常でした。写真と物語がきちんと融合している。この融合が一番ガッチリしているのは祖母と時間が描かれている「押し入れ」だと私は思います。この話の三枚目の写真には、思わずため息を漏らしました。
ほか、P12-13の写真風景に懐かしみ、三人の微妙な関係を描いた単行本時書下ろしの「東京」ですっと日常の中に入り込め、文庫化時書下ろしの「東京の朝」(角田光代)、「東京の夜」(佐内正史)では三年前を振り返った二人の関係にほほえめました。
とってもふんわりさくっと読めるので、気が向いた時などにオススメです。


エコノミカル・パレス エコノミカル・パレス
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文庫

発売:
講談社

価格:
¥ 420

amazonでのユーズド価格:
¥ 67

著者・編者:
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
佳作と言っていいだろう。
金と精神状態にまつわる青春小説と言えばいいのだろうか。
お金があっても幸せになれない、でもお金がなくちゃ生きていけないという現実を、女性の視点から見事に描き出している佳作。
角田光代の小説は、作者自身の旅行体験に根ざしているせいか、実に異国情緒にあふれているのにリアルな生活にも根ざしているという、不思議にパラレルなトーンを帯びている。
佳作と言っていいだろう。
評価: 4
お金…?
すごくお金が細かく出てくるお話です。
ここまで買ったものの値段が詳細に
書かれている本、今までに見たことがありません。
でも、それが登場人物たちの「迷い」に
繋がっているので、必要なことなんですよね。

最後、このあとどうなったんだろうとすごく
思ってしまうのですが、フリーター・ニート、それに
ホームレスの人々など、今を象徴するような
お話だと思います。
評価: 4
フリーターのリアル
へたれほど魂を云々する。いやはや自分ことを書かれているような気分にもなるが、これって癒されているってことか? 「ニート」などというネガティブキャンペーンでレッテルを張られている若人たちの多くは、この「魂」を追求する求道者かもしれない。吉本隆明は正しくもいっていたな。「引きこもれ!」と。
というようなことを、軽々に書いていると一応正社員たる者は石もて追われることになる。勝ち組とはまず正社員なのであるという現実が厳然とある。労働組合は正社員の利益を守ることに汲々している。今年初めて連合が、パートの組織化を打ち出したが、さて成果はいかに。そういえば連合のポスト笹森体制となる会長選挙では、対抗馬にパート労組を糾合した女性候補が参戦していたな。
本書はフリーターの精神現象を実にリアルに追っている。主人公が魂と共に体まで売りそうになる精神プロセスを描いて間然としない。微温的なやさしさやになど目もくれず、時代の「リアル」に向き合う作家としての勇気にも欠けてはいない稀有な作品だ。


エコノミカル・パレス エコノミカル・パレス
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単行本

発売:
講談社

概要:
「ぼくはビート」「少年たちの終わらない夏」「アルマジロ王」などに収録された短編を収録。80年代後半から90年代前半を鮮やかにつむぎ出したさまざまな恋のかたち。珠玉の恋愛小説アンソロジー。

価格:
¥ 1,470

amazonでのユーズド価格:
¥ 10

著者・編者:
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
2.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 2
最初のレビューなんですが・・・★2つですいません
25歳の時知り合い、タイを放浪したこともある二人は今も同棲している
この始まりだけで実はやばっと思いながら読みました
34歳で独身で同棲中で彼氏は無職
そこにタイ旅行で知り合った友人が彼女を連れて泊まりにくる
2人でも困窮している暮らしに2人追加
この2人お金を入れる様子まるで無し
もうここいらであまりにもありうる設定にやめたくなりもしました

主人公は消費者金融や水商売、更にメル友と進んでゆきます
なんでなんだろう、海外旅行で知り合う人って日本に帰国しても
会いに自宅に来る人が多いんだろう
しかも、お金入れずに宿泊していくんだよね
私はこういう人達にうんざりした経験があるのでこの本はお腹一杯でした
本当に海外放浪まではいかなくとも、長期旅行する人って無職多いよなあ


トリップ トリップ
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単行本

発売:
光文社

概要:
女子高生、主婦、サラリーマン…。同じ町に暮らす人々の危うい生活。「エコノミカル・パレス」「空中庭園」の著者が描く、ありふれた町の、ふつうの人々の、すこしズレた日常。

価格:
¥ 1,680

amazonでのユーズド価格:
¥ 99

著者・編者:
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
日常の風景の中にあるドラマ
なんとなく都会に住む若い人を描くのが上手い作家さんだと思っていましたが、この作品では見事に中年の姿も描ききっています。どこの町にでもありそうなちょっとセンスの悪い喫茶店やいつからそこにあったのか忘れるくらい前からある肉屋さん、などなどこの作品を読むまでは日常の風景のひとつとなっていて、それぞれそこにたどりつくまでのドラマがあるということを忘れていました。
どんな人にも過去があり、未来がある。そんな当たり前のことを今一度思い出させてくれる作品です。
評価: 5
リアルな違和感
さびれた町の片隅で、現実に上手く折り合えずに生きている人たち。
すれ違ったあの人は、あんなに幸せそうに見えるのに。
と思ったら、次の章では、その幸せそうに見える人の壊れそうな日常が描かれていて、少しずつ話がつながりながら、続いていきます。
11章目に入るのは、私自身の物語かも知れない。
そんな風に思わせてしまうほど、登場人物それぞれの感情がリアルで、身につまされる。
普段見て見ぬフリをしている虚無感、違和感に気付かされる。暗い話なのに、みんな同じだなぁと奇妙な連帯感を感じさせてくれます。
評価: 4
ありふれた、ふつうの、・・・・私。
「ありふれた町の、ふつうの人々の、すこしズレた日常」と、オビにあります。連作短篇の形で10の話が、ゆるゆるとかぶりながら続いて、「ありふれた町」に住む、深くは関わりのない人たちが語られていきます。普通の暮らしを営みながら、その日常に忍び込んでくる「ズレ」とは?有り体にしかいえないけれど、“不足感”“喪失感”“虚無感”など・・・。でも、そういった言葉とイコールで結べるほど、はっきりとしたものでもない。心が重い、満たされない、ここでないどこかへ逃げられるなら逃げたい、なんのために生きているか、働いているか、毎日をこなしているかわからない、心の声を聞きながら暮らす人たちが、どの章にも登場します。読んでいるうちに、これって自分の中にある小さな一つ一つの感情と同じだと、思い当たりました。普段、押し込めて見ないようにしているもの。それに囚われていたら、日々の暮らしが滞るから。「百合と探偵」の主人公が、“そこを目指して、必死になって歩いて走って、たどりついたところは、なんだこんなところだったのか”という言葉はひとつの真実だと思います。ありふれた私、ありふれた人生。誰もが自分の内面をのぞき込めば、多少は思い当たる節があるはず・・・。そういった意味でこの本は、人が生きるということを言い当てていると思いました。


ドラママチ ドラママチ
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単行本

発売:
文藝春秋

価格:
¥ 1,350

amazonでのユーズド価格:
¥ 520

著者・編者:
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
女は常に待っている
恋の予感、プロポーズ、妊娠・・・
何かを「待つ」、8人の女性を描く短編集。

女は(男もそうなのかもしれないけど)常に今よりも幸せになりたいと願っている。
現状が幸せでもそれでもあと少し・・・と願う欲張りな生き物である。
そんな女のズルさと底の見えない欲望を描いています。

最終的にヒロインたちは
待っていたものを手に入れることはできていないのかもしれない。
でも待つということに関しての
目先を変えたことによって「待ち」から解放される。
そのすがすがしさがとても良い作品でした。

すべてのお話に喫茶店が登場するという
味のあるこだわりも◎
生活感の感じられる描写にも親近感を感じます。
評価: 4
過去と未来をつなぐ喫茶店
 中央線沿線の町を舞台に、八つの物語がつむがれる。主人公のある者は美人で、ある者は不美人。いずれもチヤホヤされる娘時代を終えかけている。町は吉祥寺であったり西荻窪であったり阿佐ヶ谷であったり、都市生活者の生活感を色濃く映し出す。
 八つの物語の共通アイテムとして、喫茶店が登場する。かつて「純喫茶」と看板を出していた、昔ながらの喫茶店である。八つの店に共通点はない。たくさんの時計をディスプレイしたり、東郷青児をかけていたりする。
 そういえば喫茶店には、生活感がない。主人公達は、ふと足を踏み入れた喫茶店で、それまでの人生をしばし振り返ってみたのかもしれない。

評価: 5
女は常に、今よりちょっと幸福を望む。
8人の待っている女は、今の生活を否定しているわけでも、逃げてるわけでもない。
ただ、幸福に、今よりちょっと幸福になりたいだけだ。
その小さなうっぷんが少しだけ弾けてしまう時、8人の女はやっと待っている女から開放される。
大切にしてる今の生活で、何か流してしまえない小さな引っ掛かり。
止まってくれない人生の時間を解っている女たちは、待ち時間切れを感じながら自分を見極めてゆく。
女はおばさんにもなるけど、少女でも、母でもあり、生涯女なのだ。
その矛盾した状態が、待ちという女になって表現されている。



ナナイロノコイ ナナイロノコイ
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文庫

発売:
角川春樹事務所

価格:
¥ 520

amazonでのユーズド価格:
¥ 152

著者・編者:
江國 香織
井上 荒野
谷村 志穂
藤野 千夜
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 3
スイート&ビター
タイトル通り七人の作家による七つの短編集です。
元夫婦の「恋」友達への「愛」と本当に七色に輝く作品集だと思います
 私のオススメは井上荒野「帰れない猫」
評価: 5
苦しいけど恋したい
七人の女性作家による恋愛短編小説。恋にどっぷりってのじゃなくって、ちょっと大人の恋のお話が多い。障害があったり、苦しい思いをしたって、やっぱり恋っていいなって思ってしまう。私は唯川恵さんのが一番好き。最後のほうはぐっと来てしまった。でも、どれも読んだあとほわっと心が温かくなる。このかんじって、山田詠美さんの風味絶佳と似てる気がする。




カップリング・ノー・チューニング カップリング・ノー・チューニング
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単行本

発売:
河出書房新社

概要:
「ぼくはビート」「少年たちの終わらない夏」「アルマジロ王」などに収録された短編を収録。80年代後半から90年代前半を鮮やかにつむぎ出したさまざまな恋のかたち。珠玉の恋愛小説アンソロジー。

価格:
¥ 1,365

amazonでのユーズド価格:
¥ 230

著者・編者:
角田 光代

キッドナップ・ツアー キッドナップ・ツアー
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文庫

発売:
新潮社

価格:
¥ 420

amazonでのユーズド価格:
¥ 45

著者・編者:
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 3
面白いけど消化不良
主人公ハルは、学校の成績があまりよくない小学5年生の少女にしては、驚くほどおとなびた目でダメな父親を見つめている。実の父親に誘拐されての逃避行というストーリー自体はたいへん面白いが、この主人公の性格設定にちょっと無理がある気がする。こどもの一人称で語られてはいるが、大人の視点で書かれた小説であると思う。
ハルは父親に対して、時々はいらつきながらも次第に心を開いていくが、それは久々に会って一日中行動をともにするようになったからだけなのか?両親の取引が成立して家に帰れることになったにもかかわらず、家には帰らずこのまま逃げ続けようと父親に提案する。その理由がいまひとつわからない。父親のほうが母親より好きになったから?家に帰るより旅行を続けるほうが楽しいから?
話は変わるが、父親が娘を誘拐した理由も最後まで明らかにされていない。しかし想像では、妻から離婚を要求されているのだろう。
こどもにとっては面白い人かもしれないけれど、仕事を持った妻から見たら、いいかげんそうだし家事なんか何もしてくれなさそうだし、しても段取りが悪くてやることが遅そうだし、一緒に生活するには大変そうな相手ですね。

評価: 5
父と娘の、奇妙な夏休み。
「夏休みの第一日目、私はユウカイされた。」と、冒頭から「な、何ィ!?」という事で遂に見入ってしまった。夏休みの間、何の仕事をしてるかも分からないような父親に散々連れ回されてしまうが、その内容は海や山・キャンプと子ども心をくすぐるようなイベントばかり。最初は早く帰りたいと思っていた娘も次第にこのまま逃げ続けようという気持ちを持ち始める…。最後まで父親がどういう人物なのか謎のまま終わるが、ここから先は読者がそれぞれイメージを膨らませていって欲しいというのが作者・角田さんの考えなのだろう。文章の所々に、子どもの深層心理を漂わせるものがあり、共感するとともに読むのが疲れてくる。だが、決して悪い本ではないのでお勧めしたい。

評価: 5
解説の重松清さんが、小5の少女の語彙で・・それホント
まず、タイトルのキッドナップツアーを見たとき英語が得意ではない
のですが、「誘拐をするためのツアー」か「誘拐しまくりツアー」と
いう感じで、この本のように「誘拐を実行中のツアー」というのは頭
に浮かびませんでした。別居中または離婚したお父さん(タカシ)と
小5の娘(ハル)の合意の上での逃避行的小旅行です。お父さんは軽い
感じで余り立派な人という感じではありませんがいい人です。
お父さんとその友人、お母さんの妹たちも登場人物ですが、印象的な
のはゆうこ叔母です。ハルはお父さんを冷静にながめパニックになっ
たりしません。文章表現も小学生とは思えません。ほんの数日の旅行
で冴えないお父さんを次第に好きになります。佐藤多佳子さんのサマ
ータイムにでてくる伊山佳奈も小6でしたが、女性作家の描く小学校
高学年の少女の精神年齢は高校生並ですね。


キッドナップ・ツアー キッドナップ・ツアー
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単行本

発売:
理論社

概要:
富士の樹海だってバナナがなっていれば生き延びていける。魚喃キリコ、栗田有起、石田千、長島有里枝と飲んで語った対談集。角田光代のランチ写真日記、女同士で行きたい居酒屋情報も収録。

価格:
¥ 1,575

amazonでのユーズド価格:
¥ 393

著者・編者:
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 3
面白いけど消化不良
主人公ハルは、学校の成績があまりよくない小学5年生の少女にしては、驚くほどおとなびた目でダメな父親を見つめている。実の父親に誘拐されての逃避行というストーリー自体はたいへん面白いが、この主人公の性格設定にちょっと無理がある気がする。こどもの一人称で語られてはいるが、大人の視点で書かれた小説であると思う。
ハルは父親に対して、時々はいらつきながらも次第に心を開いていくが、それは久々に会って一日中行動をともにするようになったからだけなのか?両親の取引が成立して家に帰れることになったにもかかわらず、家には帰らずこのまま逃げ続けようと父親に提案する。その理由がいまひとつわからない。父親のほうが母親より好きになったから?家に帰るより旅行を続けるほうが楽しいから?
話は変わるが、父親が娘を誘拐した理由も最後まで明らかにされていない。しかし想像では、妻から離婚を要求されているのだろう。
こどもにとっては面白い人かもしれないけれど、仕事を持った妻から見たら、いいかげんそうだし家事なんか何もしてくれなさそうだし、しても段取りが悪くてやることが遅そうだし、一緒に生活するには大変そうな相手ですね。

評価: 5
父と娘の、奇妙な夏休み。
「夏休みの第一日目、私はユウカイされた。」と、冒頭から「な、何ィ!?」という事で遂に見入ってしまった。夏休みの間、何の仕事をしてるかも分からないような父親に散々連れ回されてしまうが、その内容は海や山・キャンプと子ども心をくすぐるようなイベントばかり。最初は早く帰りたいと思っていた娘も次第にこのまま逃げ続けようという気持ちを持ち始める…。最後まで父親がどういう人物なのか謎のまま終わるが、ここから先は読者がそれぞれイメージを膨らませていって欲しいというのが作者・角田さんの考えなのだろう。文章の所々に、子どもの深層心理を漂わせるものがあり、共感するとともに読むのが疲れてくる。だが、決して悪い本ではないのでお勧めしたい。

評価: 5
解説の重松清さんが、小5の少女の語彙で・・それホント
まず、タイトルのキッドナップツアーを見たとき英語が得意ではない
のですが、「誘拐をするためのツアー」か「誘拐しまくりツアー」と
いう感じで、この本のように「誘拐を実行中のツアー」というのは頭
に浮かびませんでした。別居中または離婚したお父さん(タカシ)と
小5の娘(ハル)の合意の上での逃避行的小旅行です。お父さんは軽い
感じで余り立派な人という感じではありませんがいい人です。
お父さんとその友人、お母さんの妹たちも登場人物ですが、印象的な
のはゆうこ叔母です。ハルはお父さんを冷静にながめパニックになっ
たりしません。文章表現も小学生とは思えません。ほんの数日の旅行
で冴えないお父さんを次第に好きになります。佐藤多佳子さんのサマ
ータイムにでてくる伊山佳奈も小6でしたが、女性作家の描く小学校
高学年の少女の精神年齢は高校生並ですね。


クリスマス・ストーリーズ クリスマス・ストーリーズ
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単行本

発売:
角川書店

概要:
大崎善生、奥田英朗、角田光代、島本理生、蓮見圭一、盛田隆二の6人の人気作家による超豪華アンソロジー。クリスマスを巡る珠玉の6つのストーリーは、ちょっとした安らぎをあなたの心に届けてくれるでしょう…。

価格:
¥ 1,575

amazonでのユーズド価格:
¥ 500

著者・編者:
大崎 善生
角田 光代
島本 理生
蓮見 圭一
奥田 英朗
盛田 隆二

アマゾンでの評価平均値:
3.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
楽しいだけがクリスマスではない。。。
 クリスマスなんていいことがあるばかりではない。確かに幸せな人にはその幸せをより一層のものにしてくれる側面はある。一方で事情があり気持ちが沈んでいるような人には、これほど酷なものもない。
 要は様々なことには当然裏と表がある、ということ。この本は、どちらかというと裏側を描写した物語が集められている。クリスマスに初夜を迎えようとする娘を見守る親の心情なんて、あまりに複雑だな〜と思う。
評価: 3
うーん・・・
この本、とにかく装丁がキレイ。
持っているだけで幸せになれる、そんな感じ。
中身のほうはというと…ちょっとコメントしづらい。
クリスマスというからには、恋人同士の物語が多い
のだろうと思って読んでみたのだが、意外にも不倫の話ばかり。
不倫に縁のない自分としては、少し感情移入しにくかった。
でも、この本はやっぱり作家が豪華!
奥田さんはトップバッターとして素晴らしい作品を書いている。
彼のこんな作品は初めて読んだので、新鮮だった。
評価: 3
これがクリスマスの現実(笑)
キラキラした赤と緑の装丁がクリスマスらしい☆
手に取るだけでウキウキしちゃう素敵な装丁です。

あたたかく幸せなクリスマスを描いているのかと思いきや、
クリスマスの暗く現実的な場面を描いたものが多いです。

6編中、4編に不倫関連のお話が収録されていて、
表紙はこんなにクリスマスっぽいのに、
中身はなんだか一筋縄ではいかない(笑)
各作家さんがあれこれ頭を悩ませた、
それぞれのクリスマス♪

特に奥田さんの作品だけは他とはまったく違う!!
こんな家族のクリスマスもあるよね。
あたたかいお話でした。

クリスマスって幸福なイメージがありますが、
1人寂しく過ごすクリスマスもあれば、
一緒に過ごしたくはない人と過ごすクリスマスもある。
案外、現実はこんなものなんでしょうか。
ものすごくリアルなクリスマスを見たような気がします。


コイノカオリ コイノカオリ
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単行本

発売:
角川書店

概要:
人は、一生のうちいくつの恋におちるのだろう。ゆるくつけた香水、彼のタバコや汗の匂い、好きな人に作った特別な料理…。柔らかく心に迫る恋の匂いをモチーフに、繊細に、あるいは大胆に綴った6つのラブストーリー。

価格:
¥ 1,365

amazonでのユーズド価格:
¥ 115

著者・編者:
角田 光代
島本 理生
栗田 有起
生田 紗代
宮下 奈都
井上 荒野

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
敢えて。
六人の気鋭の小説家が、恋にまつわる物語を紡ぐ、とこのオムニバスは紹介されるのであろうが、誤解を恐れずに断言するならば、書中の一遍、宮下奈都「日をつなぐ」のためにある本といえるのではないか。
個人的には、新しもの好きではない。しかし、この経歴も既出の作品もよく知られていない(無論私も知らない)この小説家の技量にはうならされた。時間・空間いっぱいに広がる思い、まるで香りのような思いが一気にページを私に繰らせた。
波打ち際でかろうじてまだ水に洗われていない砂の城みたいだ。
評価: 4
コイとカオリ
リリー・フランキーも書いていました。過去の恋愛を思い出すときは、具体的な場所、景色ではなくて、五感が感じた抽象的なものである。とくに、忘れられないのが、嗅覚である、と。
恋愛をしているときは、「カオリ」を意識することはないけれど、ふと過去の恋愛を思いださせてくれるのは、「カオリ」なのかもしれません。
評価: 5
確かな筆力。
とても良い。各作家のレベルの高さに思わず唸った。

角田光代さんは、中学生の何も決定権のないはがゆさを書か
せたら右に出る人はいないのではないだろうか。

島本理生さんは、書くたびに小説がうまくなっている。珍しく
男性の視点から見た恋愛だったが、女性的な柔らかさをもって
男の子の揺れる気持ちを描いていて、ほ〜・・・と少し暖かい
気持ちになった。

栗田有起さんは、仕事を軸として、生活を描く得意のパターン。
はちみつマッサージ・・・甘酸っぱくて切なくなります。

そして誰よりも特筆すべきは宮下奈都さん。
初めて名前を聞いた方で、それほど期待もしていなかったが、読
み始めたらグイグイ引き込まれた。
しゅうちゃんとの距離感に、切ない気持ち・包まれる優しさをギュ
ッと詰め込んでいて、劇的なことは何もないのに、読み手の心にし
みこんできて泣かせてくれる。
これまで本を書かれてこなかったことが一読者の視点から悔やまれ
るほどの才能。名前を覚えておいて損はないというか、いつか誰か
に自慢できる時が来る気がする。


ピンク・バス ピンク・バス
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文庫

発売:
角川書店

概要:
魅惑の電化製品、財布の理想的中身、母との忘れられない旅。その値段は? お金は何をしてくれて、何をしてくれないのか。直木賞作家が、日々の物欲のくらしから垣間見た、幸福のかたちを綴るエッセイ。

価格:
¥ 420

amazonでのユーズド価格:
¥ 1

著者・編者:
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
3.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 2
あまり面白くなかった・・・
妊娠を気味が悪いという実夏子。家の中にいても何もしない実夏子。サエコの苛立ちや、妊娠による疲労感の描写は、読む側にもイライラやけだるさをもたらす。だらだらとただ流れていく時間。何をするでもないサエコたちの日常は読んでいて苦痛さえ感じた。「ピンク・バス」で作者は何を言いたかったのか?
もうひとつの作品「昨夜はたくさん夢を見た」も退屈な作品だった。どうでもいい日常のひとコマを無理やり見せられている感じがした。
評価: 4
角田光代の世界観が堪能できる傑作
実に不思議な物語である。
短編2つが納められていがいずれも、難解だが読後にふしぎと晴々した気持ちになれる。
『ピンクバス』は、妊娠と不振な行動をとる夫の姉と名乗る女性との同居が突然同時にやってきて、神経過敏になっていく主人公を描く。

自分が演じてきた過去の自分を詳細に思い出して自ら惨めさ覚えるのだが、学生時代に体験したホームレス体験は強烈。
不信感から生まれる夫や義姉に対してのやりとりも、言葉の選択が絶妙でまるでコントをみるかのように滑稽でおもしろい。

いつも居心地がわるくていろいろ試してみたけど、結局は現実の自分に帰結してしまうんだということを受け入れると気分が軽くなるんだなと感じさせる。
ただ、そのことに気づかないでピンクのバスに乗ってしまうと、いつまでも自分探しの旅から抜け出せないような気がした。

『昨日はたくさん夢を見た』は、人のありかたを著者なりに上手く表現した傑作。いつも、たくさんの仲間に囲まれブームを次から次へとつくるがどこか居心地が悪くて自分という存在に不安と焦燥感の入り混じった気持ちでいっぱいな主人公とその恋人。
恋人のほうは、臨死体験のようなものを経て個の存在の確認と時間を捨てて唐突にインドへ旅立ってしまう。

残された主人公は、何もできない自分に苛立ちさらに焦燥感が増す。恋人の残した言葉と手紙を反芻しながら自分と人との係わり合いを丹念に確認していくが、恋人がいた席にまったく知らない人が簡単に座ってしまう事に、人の存在のちっぽけさと人生の短さを痛感させられる。

わかりあえていたと思ってた人と、実は何もわかちあえてないんじゃないかと暗い海にほうりだされたような気分にさせられるが、きっちりと最後には主人公は「分かちあう」ことで、恋人の片鱗を見つけたような気がした。

ページ数も多くなく、短編作なのですんなり読み終えることができる。

角田光代の持つ独特な世界観から産みだされる物語には、沈鬱な内容で進んでいてもも最後の数行で「大丈夫だから安心して」とささやくように諭される気がして、癒されるのでふしぎである。
評価: 5
包み隠さず
 角田さんの本はどちらかというと、目を背けたくなるような、それでいて気になるようなことが書かれている。登場人物はどこかゆるいし、ずれちゃってることが多く、時に不快感を感じたりするのだけれど、平穏な日常を送る私にも共通点があるような気がして、読後、日々のもやもやが形になって「そうかぁ・・・」と、思ったりする。決してキレイなことが書いてあるばかりではないけれど、つい読みたくなるのが角田作品だ。(たぶん、ある人にとってはそれがとてもかったるいし、だから?となる。)

 さて、「ピンク・バス」は妊娠して浮かれている主人公のもとに夫の姉がやってきて家に居ついてしまったことから物語が始まる。やっと自分が望むものを手に入れようとしているのに、風変わりな姉の行動に心を乱される主人公。訳のわからない姉とリンクして主人公の「何か」になろうとした過去が蘇ってくる。(レゲ郎のエピソードは強烈だ。)誰かとは違う私、その私とはいったい何なのだろう?結局自分自身が何なのかは自分で決めなければならないのか、そういった問いにまつわることが書いてあるように思う。

 「昨日はたくさん夢を見た」は、読んでいてどこかせつない気分になる。人が死ぬこと、それから親しかった人が離れいき、通り過ぎる日々を生きることに関するエピソードが描かれている。一番得意な行事が葬式、という主人公が、恋人であるイタガキ(彼は後に主人公を置いて遠く、長い旅に出てしまう)、精神を患っている香子、友人のマリコ、クロ、原田君などと過ごす日々。旅先から主人公に送られてきた手紙の中の、ガラス瓶のエピソードが特に切ない。


ヤコブと七人の悪党 ヤコブと七人の悪党
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大型本

発売:
ホーム社

概要:
ヤコブは息子の病を治すため、天使と話ができるという老賢者を訪れる。すべての人間に潜む「可能性の素晴らしさ」を伝える物語。

価格:
¥ 1,995

amazonでのユーズド価格:
¥ 1,500

著者・編者:
マドンナ
Madonna
Gennady Spirin
角田 光代
ガナディ スピリン

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
暖かいお話
テーマもお話もいかにもマドンナらしい。
ヤコブが病気の息子を思う気持ちは、母となったマドンナの
心とも通じる部分があります。
子どもの心というものはすごく繊細で、ちょっとしたことで
傷ついたり、くよくよしてしまったり、自信をなくしてしまうものです。
そんな子ども達に是非読んでほしいものですね。
評価: 5
心温まる懐かしい物語
マドンナの絵本シリーズ第3弾のこの作品は、前二作とは異なり、中世ヨーロッパを思わせる村を舞台に展開する。
ストーリーは単純だけれど、親が子供を思う気持ち、何かを信じるということの大切さが強く表現された、親子で読みたい物語になっている。
角田光代の訳は、普段の文体ともまた違ったリズム感にあふれ、イラストはいかにも翻訳絵本という繊細な美しさで、物語の雰囲気を高めている。


愛がなんだ 愛がなんだ
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文庫

発売:
角川書店

概要:
夫婦ってなんだろう? 愛でもなく嫉妬でもない、何かもっと厄介なものを抱えて、私たちはどこへ向かうのだろう? 郊外に暮らす30代夫婦の生活を揺らすさざなみを通し、現代の夫婦と家族のあてどない姿をリアルに描く長篇。

価格:
¥ 500

amazonでのユーズド価格:
¥ 1

著者・編者:
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
片思い
 「片思い」について書かれた小説.
 相手の男性にはまるで魅力は感じないが,人を好きになるのに理由なんてない.好きになってしまったものはなってしまった.ドウシヨウモナイ
 散々振り回されたあげく彼は他の人を好きになってしまう.それでも片思いは終わらない.
評価: 3
恋愛最優先の怖さ
恋をしたら周りが見えなくなる人間について書かれた作品。その恋愛至上ぶりは極端なものであるが、だからこそ読む価値が生じる・・・のだけれど・・・。と言葉を濁してしまうくらい、最後まで救いらしきものは特に見当たらず、読者には後味の悪さが残る。特にラストで次のターゲットを定めようとしている辺りなどは、主人公の性格はもう変わりようが無いのだな、どうしようもないな、と思わされ、読んでいていらいらして仕方が無い。角田光代はそれを覚悟で上記のような人間の怖さを描いているのだろう。
主人公は恋人のために・・・というか恋人ですらないのだけれど、好きになったひとのために全てを放り出し(例えば仕事を辞める)ひたすら相手を最優先に行動する。甲斐甲斐しく恋した相手に尽くしているように見えるが、見方を変えればそれは依存でしかないようにも感じられる。自分が恋をしてもこんな風にはなるまいぞ、という反面教師的な一冊にもなるかもしれない。個人的には、「どこを好きになったのか分からない」のではなく、恋した相手の魅力的な部分をしっかりと書かないと少し説得力に欠ける気がした。
評価: 4
イイ!!!
なんとなく目に付いて買ってしまいました。

主人公は、かなり真剣に片思いしてるんだよねぇ〜。

状況は切ないんだけど、本人は楽しんでる・・・みたいな。

わたしもそんな恋愛がしたいよ。

わたしは、『愛がなんだ』っていうより、『愛ってなんだ?』って感じなんだよなぁ〜・・・。




愛がなんだ 愛がなんだ
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単行本

発売:
メディアファクトリー

価格:
¥ 1,470

amazonでのユーズド価格:
¥ 1

著者・編者:
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
恋愛小説のひとつの名作のかたち。
とにかく、ツボでした。一気読みです。
帯にある「終わらない片思いの小説」という歌い文句にひかれ、手にとって開いてみるとそこには『「あいのひかり公園」で、愛とはほど遠いメンツにかこまれ、愛について考えてみる』などという章題がありました。それだけを見て購入を決め、家に帰って読んでみると止まりませんでした。
基本は、ダメな女のダメな恋愛です。そんなダメダメだとわかっているのに、その行動を止めない。その様にいちいち自分を見てしまい、哀しくなりました。身につまされるというやつでしょうか。
リアルなほど、疲れます。
なんだろうなあ、この気持ち。そんなふうに、読み終わっても整理がつきませんでした。でも、確実に、何か変な感情が胸の中に渦巻きました。その気持ちは「愛がなんだ」ではありません。
愛って、なんだろう。そういう感じです。
評価: 4
すきって何じゃい?
読んでいるあいだ、
「しっかりしろ!目を覚ませ!山田テルコ」
と友人の葉子のように思えてならないが、
好きという感情は妙に自分勝手で、一方通行的なものであるらしい。
本人はその一方通行の道しかないのである。
それはどうも山田テルコに限らない話で・・・。

だから、本能的に自分の好きな人が、
本能的に自分を好きであるというのは
かなり奇跡に近いのではないかと思ってしまう。

一方通行の形は本当に人それぞれで、
外から見ると、たいへん空しげで、かわいらしい。
評価: 5
ずりずりっと
男のペースに合わせて、仕事まで辞めざるをえなくなるところ、超リアルです。ぜんぜん愛されてもいない相手を一方的に好きになる苦悩、途中、ゼーゼーいいながら読みました。愛がなんだというより、愛ってなんなんでしょうなあ。


愛してるなんていうわけないだろ 愛してるなんていうわけないだろ
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文庫

発売:
中央公論新社

価格:
¥ 580

amazonでのユーズド価格:
¥ 250

著者・編者:
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
5.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
この値段でこの内容は・・・お得です。(笑)
本のタイトルからしてそうだけど、恋愛についてのちょっとひねくれた考え方がすごくいい(笑)
きっと「わかるわかる!」「あー自分にハマる・・」って人多いハズです!もちろん、自分とは正反対の考え方だなーって思う人もいるでしょう。
でも結局「好き」って気持ちは誰しも同じなんだなと思わせてくれる作品です。
気持ちを素直に表せる人も、そうでない人も、恋愛経験豊富な人も、そうでない人も皆溶け込める作品になってる気がしますよ。

また、恋愛だけじゃない面白ネタも入ってるのがナイス☆
だから気軽に読めるんじゃないかなぁ。
かたくないのに読みながら色々考えさせられちゃうような、すごいそういう意味で深い作品だと思います。

こんなこと言ったら怒られちゃうかもしれないけれど、表紙ボレして買っちゃっても、後悔ナシですよ(^皿<)b

評価: 5
作者の感情表現に惹かれました。ストレートな感情表現がいいですね。
直木賞受賞作家 角田光代さんの初エッセイの文庫です。小説とは違い、作者の感情がストレートにエッセイにでていますので、とても興味深く読みました。

冒頭の「タクシーをぶっ飛ばす日まで」は、突然恋人に会いたくなる瞬間、タクシーをぶっ飛ばしてでも会いたい、という恋心について語っています。作者の憧れをこめて、それを好意的に書いていますが、ご本人はしたこともないし、できそうもないそうです。
非日常の行為を描きながら、日常的な範囲で納まり、そして最後は、作者特有の肩の力が抜けた柔らかさで占めくくられています。このあたりが角田流なのでしょうね。

「贈り物」も良かったですね。失恋した瞬間には、何の慰めの言葉も役に立ちませんが、作者が描く運転手さんのような優しさこそ、確かに最高のクリスマスプレゼントかもしれませんねえ。ラストの三行が作者の才能を感じさせました。

「おとなりさんの時間について」で描かれている失恋の痛手からの回復のお話しもうなずけました。確かに、傷を癒すのには時間が最良の薬ですね。冷静になれば、また経験をつめばそれは一定の理解が得られますが、当事者にとってそれどころではないのも良くわかります。若さの特権は、時間が沢山あることだといえるかも知れませんが。

全編通じて、作者の若かりし頃(現在も若いが)の感情のきらめきがいたる所で感じられましたし、それは才能の輝きを予兆させるものでもありました。
ストレートな感情表現って若さの特権なのかも知れませんね。
評価: 5
著者に共感。共に元気が出ます。
帯にも書いてある、タクシーをぶっ飛ばして恋人の所へ。。。
好きになると、他のものをほっぽり出しても相手に会いに行きたい。
明日の忙しい予定なんか、「会いたい」って気持ちひとつで「まぁいいや」に変えられる。
そういう、自分でも半ばあきれ気味なのに抑えられない気持ちを、
ストレートに肯定してくれるお話がいっぱいです。

恋をしていて、悩んじゃったりしている時には元気を。
恋をしていないなら、恋をしようかな、
なんて思わせてくれる前向きな本ですよ。


学校の青空 学校の青空
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文庫

発売:
河出書房新社

価格:
¥ 546

amazonでのユーズド価格:
¥ 389

著者・編者:
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
直木賞作家の初期作品集
 中高校生を素材にして書かれているので、ちと痛々しい。でも、それがリアリティーだ。四つの短編からなっていて、それぞれのつながりはない。だが、その年代にしか感じられない苛立ちやアンビバレンツや、その他的確にコンパクトな言葉で表現しづらい感情の揺らぎか描写されている。
 こういう系統の本格的作家は、現在は非常に多いので、参考にしながら新機軸を目指さなくてはならない。もちろん角田は、ずうっとずうっと高いところへ行っている。作家を目指しているみんな、がんばろう!
評価: 5
幼心に潜む陰
角田光代はどこか切ない。 昔、子供の頃、学校や塾とかいろんなちいさなコミュニティーに潜む集団の悪意のようなものを何となく感じていたのだけれど、それらを上手く小説作品として昇華させて何とも言えぬいい、味を出していると思う。 まあ、そんなことを考えなくても、純粋に面白いから読んでみたらいかがでしょう。


銀の鍵 銀の鍵
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単行本

発売:
平凡社

概要:
夫婦ってなんだろう? 愛でもなく嫉妬でもない、何かもっと厄介なものを抱えて、私たちはどこへ向かうのだろう? 郊外に暮らす30代夫婦の生活を揺らすさざなみを通し、現代の夫婦と家族のあてどない姿をリアルに描く長篇。

価格:
¥ 1,050

amazonでのユーズド価格:
¥ 330

著者・編者:
角田 光代
100%ORANGE

アマゾンでの評価平均値:
3.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 3
人間は絶望だけで生きなくてもよい
異国で記憶を失う女性
彼女は出会う人々の善意で旅を続けてゆく
彼女が失った記憶にあるものは何だったのか?
人々からの善意が彼女に共鳴し掘り起こされる失った記憶
それは、負の感情だった
しかし、今の彼女にはこの旅で詰まった、重ねられた善意がある
角田光代の放つ不思議な異国の旅に

これが「過去のない男」カウリスマキ監督の映画に刺激された感想文って
感じることはありません
評価: 4
ならば私の感想文
 旅人に優しくしたいと思った。ただの思いつきである。

 知っている人が一人もいない、それどころか言葉さえ分からないところで一人、そのうえ記憶まで失念している。しばらくボーッとしてその場に座り込む。かくて空を見上げる。そこにはどこもおんなじの青い空があり、白い雲がある。広場では子供たちがボールを蹴り、アイス片手に話に興じる若い女性たちが笑っている。やっとで歩きだす。

 何もかも忘れて知らない町へ一人、旅とは元来そういうものなのかもしれない。旅と聞くと弱気の虫が顔を出す私だが、そういうのをいっさいがっさい脱ぎ捨てて行ってしまいたいと、ちょっと真剣に思うのである。願わくば旅人に優しい町へ。
評価: 4
透きとおった空気感。
角田光代さんと100%ORANGE好きにはたまらない1冊。でもちょっと絵に元気がないような気もしないでもなかったですが…。それにしても、価格と本とのバランスはばっちりじゃないかと。そしてなによりすばらしいのは、角田さんの文章です。漢字とひらがなの使い分けが絶妙なバランスで、文章にさわやかな雰囲気をかもしだしています。内容については、小さな物語といったところでしょうか。ちょっと現実ばなれした不思議感があります。アキ・カウリスマキの「過去のない男」の感想文だということですが、わたしはその映画を見たことがないのでぜひ見てみたくなりました。文字のフォントもやわらかく、読みやすかったです。


菊葉荘の幽霊たち 菊葉荘の幽霊たち
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文庫

発売:
角川春樹事務所

概要:
魅惑の電化製品、財布の理想的中身、母との忘れられない旅。その値段は? お金は何をしてくれて、何をしてくれないのか。直木賞作家が、日々の物欲のくらしから垣間見た、幸福のかたちを綴るエッセイ。

価格:
¥ 525

amazonでのユーズド価格:
¥ 1

著者・編者:
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
3.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 1
無残な…
なんと無残で侘しい、ゴミのような人生。何か好転はあるのかと歯を食いしばって読んだが、最後まで読めなかった。

たいていの本はどんなにつまらなくても礼儀上100ページまではつきあうのだが、これはダメだった。
評価: 5
文学を楽しく味わえる一冊
最初に読後の感想を述べると「おもしろい」、実におもしろかった。
著者が一貫して書き続ける、所在無き人の漂流記がここにきて完成を見た、といっても言い過ぎではなくらいにおもしろい。
台詞のひとつひとつや滑稽な行動、どれをとっても洗練された現代的文学作品であり、魅力的だ。

自分の部屋(必ずアパート)を飛び出して、路地で寝泊りしたり、人の家に転がり込んだりする彼女の作品を、勝手にわたしは「ダンボールハウス文学」と呼んでいる。
その呼び方は、ピースがピタリと当てはまる場所が1箇所しかないパズルと同じように、自分のあるべき場所を求めてさすらう主人公の有様に敬愛を込めているつもりなのだが。
主人公だけでなくわたしたちも、そんな場所はないのかもしれないとどこかで思いつつ、探し続ける一人の漂流者かもしれない。
そして、それを忙しさに任せて、一時でも忘れるように努力し、考えるのを故意に避けているのか。彼女の作品に共感が持てるのは、そこにあると思える。
評価: 3
日常生活に潜むプチ・ホラー
 高校時代の同級生で「はじめて一緒に眠ったあかの他人」の吉本が、木造アパート・菊葉荘にぞっこん惚れ込む。住人を追い出し吉本を引っ越しさせるため、ニセ学生になりすました「わたし」は5号室に住む二流私大生の蓼科に近づく。胡散臭くていかがわしい住人たち。祭壇とともに暮らす1号室のP、姿の見えない2号室の住人、「ふじこちゃん」に恋する3号室の小松、女の出入りがたえない4号室の中年男、フリルまみれの服を着た6号室の四十女。吉本と「わたし」の関係だって奇妙だし、蓼科をとりまく学生たちもどこかズレている。そもそも「わたし」の言動にしてからが歪であやしげ。「だれがいて、だれがいないのかまったくわからない。…区分けされた小さな空間で、それぞれの奇妙な生活をくりかえしているのかもしれない。わたしたちが自分の部屋に追い出されて、こうして影みたいにうろついているように。」──セックスを性交と即物的に表現する「わたし」の希薄なリアリティ感覚が、しだいに日常生活に潜むプチ・ホラーをあぶりだしていく。不思議な味わいのある作品。


菊葉荘の幽霊たち 菊葉荘の幽霊たち
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単行本

発売:
角川春樹事務所

価格:
¥ 1,785

amazonでのユーズド価格:
¥ 249

著者・編者:
角田 光代

空中庭園 空中庭園
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文庫

発売:
文藝春秋

概要:
あわいあわい初恋、究極の遠距離恋愛、あてのない夜の彷徨、もてあます自由とほどけない心、性のかなしみ…。甘く憂鬱な「あのころ」をテーマに贈る、いま、最も鮮烈な7人の書き手による青春文学ベスト・トラック集。

価格:
¥ 500

amazonでのユーズド価格:
¥ 34

著者・編者:
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
それがあるからこその、「明るい我が家」
家族だからこその、透明なドア

それがあるからこその、「明るい我が家」

それぞれが、大きな秘密を抱えつつ、「明るい我が家」

嘘も方便のうちと言いますが・・・

現実問題として、ここまでではなくとも、これに近い「明るい我が家」はたくさんあるのでは?

この本を読んで、「ありえない」と思うか、「ありがち」と思うか。

みんなの意見が聞きたいです。

読んで損はない本と思います。


評価: 1
才能がない
結論からいうと、ほかの書評ではほめてあるので書きにくいのですが、この作者は平凡だと思います。わたしは一年ほど前に日本に帰ってきたふつうの元駐在員で、だれが流行作家かもしらず、いまは八重洲ブックセンターとかジュンク堂で適当に買うと、電車内で、乱読状態です。そのようにしてこの本も選びました。この作者が凡人だとおもう一番の理由は、読んでいくときに衝撃がない。つまり、おもしろくないことです。ダンテという住空間の人間は、プラスチックの人形のように操られていて、人為的な創作。なので無理がきている。移民の多いアメリカの感覚からは、平板すぎて、まるで学芸会。一方でねちゃねちゃと書く日本語の文体なので、湿り気のある手で握り締めて書いたラブレターのような、執念だけで、ほかはかわいくない。同情して、お付き合いして、読まされる。
 いまは小説は、売れればいいということらしいから、別に文句はいいませんが、このレベルがいまの日本の日常の文学水準かということになると、ちょっと悲しい。巻末の解説も、仲間内で褒めあうパターンで、よくわかりませんでした。映画やテレビが取り上げやすいように書くんでしょうかね。
評価: 4
壊れたものを壊れたように、ではなく
東京郊外の「ダンチ」で暮らす一家を6人の視点から描いた連作小説。こういった形式は、力量のある人が書かないとつまらない作品になりかねませんが、多少誇張的な感じを受ける箇所はあるものの、それぞれによく書き分けられていておもしろく読みました。人の内側と外側(人の内面と他人の目にうつるその人)はこうも違うのかと興味をそそられます。

各章においても小説全体でも明らかな結論めいたものはないのですが、無理に物語をまとめないことが拡散していくイメージを形成し、行き詰まった一家の状況に救いを与えているような印象を受けました。壊れた家族を描きつつも、どこか開放的な後味が残るのです。

壊れたものを壊れたように描くのではなく、違うアプローチをしているところを好ましく感じました。

解説は石田衣良氏が執筆していますが、著者の感受性の鋭さを伝えるエピソード、作品評もよくて、得した気持ちになります。



空中庭園 空中庭園
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単行本

発売:
文藝春秋

価格:
¥ 1,680

amazonでのユーズド価格:
¥ 94

著者・編者:
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
母と娘
読み終わって、あらためてタイトルの意味を実感した。
「隠し事のない」美しい家庭を夢見るオンナの怖さ。

女性作家ならではの鋭い視点が、母と娘の逃れられない呪縛をあぶりだしている。
エピソード一つ一つはどこにでもあるようなことで、
それほどヘビーな母娘関係じゃないけど、読みながらけっこうイタイ。

家庭教師(父親の愛人でもある)の女性からの視点で書かれた章が印象的。
評価: 5
いいよこれ
おもしろいっていうか、ふしぎ。今度キョンキョン主演で
映画になるらしいし見る価値ありです。
評価: 5
家族は決して所有物ではないから
文章はさることながら、構成の巧さに感服いたしました。
短編から成り立っていますが、読み応え充分のストーリー。
話は、4人の核家族と、お婆ちゃん、家族に関わるある人物の
6人の視点で描かれています。

家族といっても、お互いを完全に理解しあえるわけなく、
家族といっても、お互いを完全に所有しているわけではない。
それぞれがそれぞれの価値観でこの核家族を自分の人生の中で
位置付けている。
それぞれが父親、母親、子供というぼんやりとした役割を演じ、
読者はそれが幻想であることを意識させられます。

人はそれぞれ孤独で、孤独ながらも人と関係を持ち生きていく。
分かり合えているなんて本当は幻想で、楽しく会話をしていても
実はバッチリすれ違っていたりする。
そんな孤独の可笑しさを楽しみました。


古本道場 古本道場
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単行本

発売:
ポプラ社

概要:
魅惑の電化製品、財布の理想的中身、母との忘れられない旅。その値段は? お金は何をしてくれて、何をしてくれないのか。直木賞作家が、日々の物欲のくらしから垣間見た、幸福のかたちを綴るエッセイ。

価格:
¥ 1,470

amazonでのユーズド価格:
¥ 380

著者・編者:
角田 光代
岡崎 武志

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 3
本として売るのならば
ポプラビーチに連載時は楽しく読んでいたのですが、単行本化にあたって古本屋における角田光代の写真がほとんど削られてしまったのは残念です。終章のみ書き下ろしですが。
評価: 5
「気づき」を与えてくれる「道場」たるに相応しい本!
岡崎武志さんが出す御題目に則り、角田光代さんが実際に様々な土地の古本屋を巡り、
古本を購入しつつ、古本道を究めるというのがこの本の表のテーマです。
しかし実は「古本屋」が土地柄や記憶といった、大切なものを我々に伝える媒介者でもあるのだ
ということに気づかせてくれる、そんな裏のテーマもしっかりと流れています。
また、古本道を究めていく中での、角田さんの「本」へのまなざしを通して、
「縦横無尽に広がる知識の糸」を純粋に「知識の糸」として求め味わう「贅沢さ」にも気づかせてくれる、
まさに「道場」たるに相応しい本であると思います。


現代語訳 樋口一葉「闇桜・ゆく雲他」 現代語訳 樋口一葉「闇桜・ゆく雲他」
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単行本

発売:
河出書房新社

価格:
¥ 1,223

amazonでのユーズド価格:
¥ 950

著者・編者:
樋口 一葉
井辻 朱美
多和田 葉子
角田 光代
山本 昌代

幸福な遊戯 幸福な遊戯
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文庫

発売:
角川書店

概要:
ヤコブは息子の病を治すため、天使と話ができるという老賢者を訪れる。すべての人間に潜む「可能性の素晴らしさ」を伝える物語。

価格:
¥ 500

amazonでのユーズド価格:
¥ 1

著者・編者:
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
3.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
幸福な・・・
 安定した生活とは言えず,また,いつまでも続けられないのはみんなわかっているそれでも何とか続けようとするけれど・・・
 現実的ではないが温かく,理想的とは思わないが憧れを感じる.そんな物語だった.
評価: 1
期待はずれ・・・
収録作品3編のうち、まともに読んだ(読めた)のは最初の『幸福な遊戯』だけです。2編目の途中からはもう読むのが嫌になり、斜め読みしました。
なんの魅力もない登場人物、ストーリーもかったるくて途中で「もういいや」って感じ・・・。何の感動も感じられません。
私もレビュアー『カスタマー』さんと同意見で、この程度で新人賞取れるのかとがっかりしました。
評価: 1
この程度で新人賞かあ
かったるくて、愚痴っぽい、世間知らずの若者。
この人の小説は、そういう人物が多い気がします。

このころから比べると、たしかに筆の力は上がったんだろうな、
とは思いますが。

個人的には、中途半端な人間が集まって疑似家族をする話
(マンガでもドラマでもよくある)が嫌いなので、この小説も、
またか、という感じでした。

併録されている一人暮らしの女性が親にウソの手紙を書く話の
方が切実感がありますが、これも、読んで不快になるようなもの
なので、わざわざ読むことはないのでは。


最後の恋 最後の恋
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単行本

発売:
新潮社

概要:
人は、一生のうちいくつの恋におちるのだろう。ゆるくつけた香水、彼のタバコや汗の匂い、好きな人に作った特別な料理…。柔らかく心に迫る恋の匂いをモチーフに、繊細に、あるいは大胆に綴った6つのラブストーリー。

価格:
¥ 1,575

amazonでのユーズド価格:
¥ 200

著者・編者:
阿川 佐和子
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 3
切ない恋
8者8様、8つの恋物語、それぞれに面白みがありました。しかし、ミステリーにするには少し話が短くて残念かなと思いました。話は切なくて・・最後の恋と言うタイトルがぴったりです。
評価: 5
切なくなったり、ほっとしたり、どきっとしたり・・・
私としては、三浦しおんさんの春太が主人公の話が「やられたー」と思いましたね。最初は「金○?ひも?」とか思っていたけれど(北森鴻さん「メイン・ディッシュ」とは構成が反対ですねー)、なんとなんとその正体は?って感じで、でもほのぼの〜としていました。
その次のお気に入りは、「海辺食堂の姉妹」。そうそう、お姉さんって、妹のことがついつい気になって、はっと思ったら自分のことは誰も見てくれない・・・って思いがち。長女って損!って思っている皆さんにお薦めです。神様はちゃんといるのだ!
どきどきしたのは「私は、鏡」でした。これは「犯人は誰?」的。恋愛もまた、ミステリーですね。”彼”の気持ちがとても切なかったです。でも、またいつか会えるんだろうな。今度は鏡でなく・・・と応援したくなる話です。


今、何してる? 今、何してる?
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文庫

発売:
朝日新聞社

価格:
¥ 525

amazonでのユーズド価格:
¥ 119

著者・編者:
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
えっと、今はねえ…
冒頭の文章が大好きだ。自分がいかに「ふつう」を大事にしているかを語り、みんなと同じであることのすばらしさを、すがすがしく説く。制服ばんざい。「自分らしさ」なんかあえて求めるものではない。求めればおそらく「自分」の泥沼にはまり込む。そういうことを、この人はよくわかっているなあと思った。
と、はじめに自己の価値の基本を確認しておいてから、しかし、ひっくりかえす。恋愛の仕方に「ふつう」はないみたい。そこに突入すればみな、「自分」をさらけだしてしまうのだから。あるいは、日常をはなれて遠くに旅行にいってみる。その土地ごとに異なる「ふつう」がまっている。ここで、「ふつう」は投げ出される。
で、とりあえず聞いてみるわけだ。「今、何してる?」と。このくだりで、思いっきり感動してしまった。「ふつう」が一番なんだけど、相手がどんな「自分」で、どの「ふつう」を生きているのかは、いつも巨大な謎である。だから、よくわからないかもしれない、されど気持ちをかよわせたい相手に、さしあたりの彼氏彼女の状況をたずねてみる。相手の中味はとりあえずおいておく。
「今、何してる?」。この言葉にこめられているのは、現代人の最も洗練された、人付き合いのルールではないだろうか。
評価: 4

 恋愛・旅・本に関するエッセイ。
 特筆すべきは本に関するもので、一編に2〜3冊紹介されている
ものが二十数編綴られています。どの本についても落ち着いた文面で
述べられており、派手に飾り立てない様子なだけに、かえって関心を
惹きつけられ、自分自身購入してみたい本が数冊ありました。
 いろいろなジャンルの本について書かれているので「最近読みたい
本がみつからないなあ」という方は、一読されてみてはいかがでしょうか。
評価: 5
豪快!痛快!
 いやあ、相変わらず豪快ですな。面白かったし、とても参考になりました。特に「恋の言葉に溺れるな!」の数々の明快な分析にナアルホド、と唸りっぱなしだった。角田さんのエッセイしかり小説しかり本当に、あの話し言葉にはびっくりする。30近く(過ぎ)てもこんな言葉使っちゃっていいわけ?と安心して(!)しまうのは私だけだろうか。純文学という肩書きがついて回るのかもしれないが、「そんなもんぶっ壊して」くれそうな予感。今後参考書並みに読み返しそう。


今、何してる? 今、何してる?
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単行本

発売:
朝日新聞社

概要:
「ぼくはビート」「少年たちの終わらない夏」「アルマジロ王」などに収録された短編を収録。80年代後半から90年代前半を鮮やかにつむぎ出したさまざまな恋のかたち。珠玉の恋愛小説アンソロジー。

価格:
¥ 1,260

amazonでのユーズド価格:
¥ 55

著者・編者:
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
2.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 2
いまひとつ・・・かな
初めて彼女の本を読みましたが、どーも回りくどい。
途中から飛ばし飛ばしで読みました。恋愛に関しての考えは
好感持てましたが、なんかしっくりいきませんでしたね。
評価: 2
熱い恋愛をしそうな人だ・・・
角田光代のエッセイ
お腹が空くと脂汗が出る体質とかから
人が人を好きになる、角田さんが考える本当の理由
「その人全体が発している空気に魅せられて」
など幅広く書かれてます。
魅せられるかぁ・・・熱いなあ。
評価: 4
これ、いいですよ
 恋愛エッセイメインかよ、と恋愛は美男美女の特権であると思いこみ、指をくわえて恋に恋している若造であるところの私は毒づいた。ところがどうして読み始めると、うはー、どしぇー、くぅーと喜怒哀楽が止まらない。恋愛未経験の私が恋愛エッセイなるものを読んでその空気にすんなりとなじみ、心地よいとさえ感じるのはなぜだろう。ふと、それはエッセイのひとつひとつに日常の匂いを感じるせいであることに気づく。そこにはタイタニックばりの劇的な展開もシンデレラのメルヘンさもない。それでいてそこらへんの技巧派ラブストーリーなんかよりもずっとちゃんと胸に届く。表現力による部分も大きいが、何よりそれは著者が自身のごくふつうの生活にまっとうに向き合っているせいだとおもう。言葉ってうまいこと言おうといくら必死こいて脳みそ使っても、それだけじゃだめなのだ。毎日のしょぼいことやすばらしいことを楽しんで苦しんで、喜怒哀楽をたくましくさせて、そういうのが言葉や文章から伝わってくるものだと、そういう形をとるものだと思う。その点で角田さんは信用できる。なんたって彼女の特技は歩くことというのだから。

 もしあなたがどこかでこの本を見かけたら、どうか手にとって、まずは『序 今、何してる?―まったきふつうのこと』だけにでも目を通してみてください。10ページもありませんから、きっとちょっと軽くなりますから、うれしくなりますから。


死ぬまでにしたい10のこと 死ぬまでにしたい10のこと
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文庫

発売:
ソニーマガジンズ

価格:
¥ 588

amazonでのユーズド価格:
¥ 1

著者・編者:
斎藤 薫
しまお まほ
酒井 順子
角田 光代
八塩 圭子
室井 佑月
倉田 真由美
谷村 志穂
横森 理香
MAYA MAXX

アマゾンでの評価平均値:
3.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
死ぬことは生きること
自分が死ぬまでに何をしたいか、ということは、つまりどう自分の人生を生きたいかということなのだろう。十人十色というように、この本に載っている10人の女性たちのやりたい事はバラバラだ。

角田光代さんの「若い頃のようにはちゃめちゃに暮らす」という郷愁、酒井順子さんの「台所の蛍光灯がつくようにする」という日常の些細なことをきちんとやりたい気持ち、室井佑月さんの「大嫌いな女に呪いをかける」という気持ちも、わかる、わかる、と思う。

それぞれの人たちの思いを読んで、どこに共感するかで自分の立ち位置ややりたいことが透けて見えるような本でした。
評価: 4
読書中に幸福感。読みやすい構成。
実際、本書を手にとって読んでいる間非常に幸福な時間を持つことができた。タイトルにあるように非常に切実な質問に、回答者が答えるという構成なのであるが、それほど、暗い感じではない。というか、むしろ、明るくポジティブな内容なのである。それぞれの回答者はそれぞれの人生を抱えていて、それを真摯に見つめ回答をしている。それが、2ヶ月後の死という追い詰められた状況で、一斉に輝き出すかのようだ。回答者がすべて女性ということで、やはり、「愛」や「子供」に関する回答が多い。男性の私としては、赤裸々な「愛」の告白に多少赤面する所もあったが、女性の(一風変わった人たちが多いにしろ)考えの自由さとおおらかさを知ることができたと思う。それぞれの回答者にはそれぞれの人生があり、優劣なんてつけられない。ただ、私の心にとても響いたものとして、酒井順子さんの「サマルカンドへ行く」というものがある。テレビで一瞬見た衝撃的な美しさに打たれただけのその場所に行く。なんてすばらしいことなんだろうと思った。
評価: 4
余命2ヶ月と宣告されたら、何をします?
10名の著名な方々が、個性溢れる回答をされてます。
参考になるな〜 って回答もあれば、
そんな事、やらかしちゃうの? って回答もありまして。

さて、自分は何をするかな?

・・そしたら10個では納まりませんでした。(欲張り?)

『人様の、存命中にやっておきたい事を述べてる物を読んでどうする?』

って思われる方もいるでしょう。

人は人、自分は自分ですもの。当然です。

んが。
もう一度、自分の本心、本音に気づかせてくれる
『きっかけ』にはなると思います。
そういう意味で、この本はお薦めです。
秋の夜長に、いかがでしょう?


私らしくあの場所へ 私らしくあの場所へ
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単行本

発売:
講談社

概要:
ここではない、どこかへ。あなたと、ふたりで−。かつての、あるいは今の愛を確かめにドライブに出かけるふたり。日産TEANAスペシャル・サイト発信、8人の作家による8つの短篇小説を収録する。

価格:
¥ 1,680

amazonでのユーズド価格:
¥ 480

著者・編者:
角田 光代
大道 珠貴
谷村 志穂

アマゾンでの評価平均値:
5.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
しおりひもがかわいいし、この価格はお値打ち!
講談社の雑誌でこの本の事を知って、購入しました。今まで見たことがない(あるのかな??)かわいくて繊細な感じのしおりひもがついていて、持ってるだけで友達も「超かわいい!」と大騒ぎ。あと本自体はこれまでとあまり変わらない短編集かな、と読みましたが、付録でついてる小さい新聞の記事を読んで大満足!この新聞を先に読んでから本を読んだほうが、それぞれの短編がぐっとくるっていうか、ひとりひとりにいろんなテーマを投げかけてる事がわかるし、感動すると思います。新聞、もっとアピールしていいのに!この新聞としおりひもが五つ★です。後CDの曲もすごくよかった。奥華子って知らなかったけど、CMソングよく作ってる人なんだ〜と新たな発見。お値打ちだと思います。(ひよこ)


人生ベストテン 人生ベストテン
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単行本

発売:
講談社

概要:
魅惑の電化製品、財布の理想的中身、母との忘れられない旅。その値段は? お金は何をしてくれて、何をしてくれないのか。直木賞作家が、日々の物欲のくらしから垣間見た、幸福のかたちを綴るエッセイ。

価格:
¥ 1,470

amazonでのユーズド価格:
¥ 180

著者・編者:
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
3.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 2
いまひとつ?かな
人生ベストテン!・・ズバリタイトルの面白さに惹かれて読んでみたんだけど、いまいちだったかな。
短編集で、ぱっとしない普通の人たちが主人公なのは良いんだけど
拍子抜けしちゃうくらい何もおこらないまま話が終わっちゃったり、これから一山あるんじゃないかな?と期待してたのに、終わりかよ!・・みたいな。
うーん・・嫌いじゃないけど、短編過ぎない?って感じでした。

評価: 4
どうしようもない現実が少し変化する予感
日常の中でのささやかな出会いを軸にすすむ6つのストーリー。
どの作品もちょっとしたエピソードや情景の描写にリアリティがある。
「これじゃいけないかもと思いつつ現状に流されている」主人公たちのうだうだした心情が、
他人とのかかわりによって化学変化を起こしていく。
爽快感とまではいかないけれど、読み終わったあとちょっと元気になれる本。

評価: 3
他人から人は学び成長する
6つの短編集だが、共通するのは胸の内と実際の行動のギャップ。
胸の内でバカにしておきながら、自身も同じような発言や行動をしてしまう。
主人公の胸の内を最初明かされているだけに
読者である私は何度か突っ込みをいれたくなった。
人は第三者の発言や行動にはシビアだが、自分にはやっぱり甘い。
胸の内で批判している人と自身はそんなにかわらない。
人間にはレベルなんてないのだ。
ただ、他人の発言や行動がある人を揺り動かす。
人との摩擦を通じ人は成長してゆくしかない。
何故なら自分には甘いから。
なんてことをこの本から漠然と感じた
熱烈に奨める本ではないが、作者の力量が全作品に及ぶので時間の無駄ではない。主人公の批判がベースになるので、地味は地味。


真昼の花 真昼の花
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文庫

発売:
新潮社

価格:
¥ 420

amazonでのユーズド価格:
¥ 1

著者・編者:
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
人との繋がりを軽んじる生き方
この「真昼の花」の主人公は、今までの伝統的な日本女性でもなく、キャリア・ウーマンでもありません。地味な若い女性ですが、現代の表通りを歩いている女性でもなければ、男の後で支えている女性でもありません。そんな女性が、地に足をつけるでもなく、それでいて悲壮感もなく、ふわふわとした生活をしています。ですから、一人でふらっと東南アジアへ旅立ち、金がなくなって食うものにも困ったりします。
こうした生き方には、個人的にはとても賛同できませんが、こうした「ひとり」ということを主に置いた生き方があることも確かでしょう。人との繋がりを軽んじる生き方。これが現代の生き方なのでしょうか。
評価: 5
純文学的な角田作品
 基本的にエンターテイメント作品ではない。2中篇で一冊になっている。バックパッカーの女性の、無計画・無目的で衝動的な毎日を描く「真昼の花」。子供が自立してバラバラになった家族の、ちいさなすれ違いの日常を描いた「地上八階の海」。
 激情やドラマチックな展開やミステリーと呼ぶほどのことは何もない。そして濃厚に不安の霧がたちこめる。これでいいのだろうか、このままでいいのだろうか、と。
 答は提示されない。その救いの無さが純文学的だ。現代の日本人の姿を、ありのまま見事に描き出した2編。
評価: 3
悪くはない、のだけれど
この本は中篇が2つ収められている。表題作「真昼の花」はとある途上国、「地上八階の海」はよくある日本の平凡な街、を舞台にしていて、どちらもどこか所在無げな主人公の女性の考えや日常が中心に描かれる。舞台設定は随分と違うが、どちらも取り立てて大きな事件は起こらないし、一貫したテーマがあるわけでもない。ドラマ性が排除され、日常の風景や心の微妙な動きが淡々と描かれる点で、最近僕の読んだ現代作家である吉田修一や保坂和志の作品と共通性がある。角田光代も、装飾を排した簡潔な文章で、日常の風景を丹念に描いており、途上国での貧乏旅行で感じるどこか不安定な感じや、平凡に思える日常が少し歪んで見えてくる感覚をうまく捉えていると思う。

ただ不満もある。乾いた文章、空虚感。個人的には嫌いじゃないし、どちらかというと積極的に好きだ。けれど、そうした表現は今や無数にあり、そこに大きな差異は見出しにくい。もちろん、個別の作家をきちんと読み込めば、求めるテーマも、文体も大きく違うのだろうし、色々と新しい発見もあるだろう。だが、それを積極的に探していこうという気にはなかなかなれない。

良かったのは、嫌悪感がうまく描かれているところ。「真昼の花」で、主人公が日本企業の前で物乞いし、声をかけられた男性の家に誘われて行ったとき、いくら男と寝ても、貧乏旅行で金がつきても、どこか自分に同情し言い訳し、その自分とやらの安全性を担保しようとしている自身に急に嫌悪感を抱き、男を蹴りその部屋から飛び出す。「地上八階の海」では、付き合っていた男が、突然オレンジジュースをくれよと言い放ち、主人公の女性は戸惑う。この男は、冷蔵庫には当然オレンジジュースがあるものだと確信している。その女性は、そこで前提とされる強固な家庭像のようなものを見て、戸惑い、嫌悪を覚える。こうした描写には、どこかに安住することを願う精神性を生理的に嫌っている作者の志向が滲み出ていて魅かれるものがある。自己否定にどこか甘美なものを見てしまうへたなロマンチストより、こっちのほうがずっといいよな、と思う。


酔って言いたい夜もある 酔って言いたい夜もある
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単行本(ソフトカバー

発売:
太田出版

概要:
富士の樹海だってバナナがなっていれば生き延びていける。魚喃キリコ、栗田有起、石田千、長島有里枝と飲んで語った対談集。角田光代のランチ写真日記、女同士で行きたい居酒屋情報も収録。

価格:
¥ 1,554

amazonでのユーズド価格:
¥ 289

著者・編者:
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
対談っていうか
人見知りで、あがり症で、話すのが苦手だそうです。
が、スゴイ飛ばし様です。
対談っていうか、居酒屋トークです。
「そんな人見知りいねーよ」と、つっこみたくなります。
酒が人を変えるのでしょうか…。

角田さんと、呑みたくなること間違いなし!


西荻窪キネマ銀光座 西荻窪キネマ銀光座
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単行本

発売:
実業之日本社

amazonでのユーズド価格:
¥ 850

著者・編者:
角田 光代
三好 銀

対岸の彼女 対岸の彼女
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単行本

発売:
文藝春秋

概要:
30代、既婚、子持ちの「勝ち犬」小夜子と、独身、子なしの「負け犬」葵。立場が違うということは、時に女同士を決裂させる。女の人を区別するのは、女の人だ。性格も生活環境も全く違う2人の女性の友情は成立するのか…?

価格:
¥ 1,680

amazonでのユーズド価格:
¥ 149

著者・編者:
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 3
退屈しませんが
 パートの面接に行くと、そこの女社長は、たまたま同じ大学出身で・・・
二人は心を通わせることができるのだろうか、というのが大筋です。
社長の過去(高校時代)を振り返りつつ話は進んでいき、退屈させません。

 しかし読んだ後、爽快感がなかったです。ラスト、無難に
まとまってるなあと感じたのみで、多分読み返すことも無いだろうと
思います。
 
評価: 5
一気に読めた
一気に読めた。
葵やナナコと同じように、思春期特有の独特な交友関係や無駄な時間を過ごした事など、
読んで行くうちに鮮明に思い出された。誰もが、小夜子、葵、ナナコに少し当てはまる部分がもしかするとあるのかも知れない。
「なぜ私たちは年齢を重ねるのか。生活に逃げ込んでドアを閉めるためじゃない、
また出会うためだ。出会うことを選ぶためだ。」
この2行に出会い、それまでは読み返す事もなく淡々と読み進んでいた読書の流れをハタと止め、数回繰り返し読み返した。自分自身も、選んだ場所に自分の足で歩いて行こうとふと元気をもらったような気がする。でも、この先この小説をきっと読み返す事はないだろう。
追加:入力を間違えた。星の評価の訂正が出来ないのが残念。本当は、★4つにしたい。
評価: 5
おもしろかった
バカみたいなタイトル付けてみましたが、その通りです。

というか、今までにこの本だけで105ものレビューがあるんだねー。僕で106人目か。すげー。しかも本読む人のレビューはミーハーなものは少なく、正当な評価で信用出来ると思います。ちょっと難しい事書いてるけど。

5つ星付けたくなる本はホント少なく、年間3冊もあれば大満足です。その1冊がこれ。

僕は男ですが、女性が読めば、もっとオモシロイのかな、と思います。


対岸の彼女〈1〉 対岸の彼女〈1〉
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単行本

発売:
大活字

価格:
¥ 3,161

著者・編者:
角田 光代

対岸の彼女〈2〉 対岸の彼女〈2〉
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単行本

発売:
大活字

価格:
¥ 3,161

著者・編者:
角田 光代

対岸の彼女〈3〉 対岸の彼女〈3〉
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単行本

発売:
大活字

価格:
¥ 3,161

著者・編者:
角田 光代

草の巣 草の巣
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単行本

発売:
講談社

概要:
「ぼくはビート」「少年たちの終わらない夏」「アルマジロ王」などに収録された短編を収録。80年代後半から90年代前半を鮮やかにつむぎ出したさまざまな恋のかたち。珠玉の恋愛小説アンソロジー。

amazonでのユーズド価格:
¥ 2,280

著者・編者:
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
3.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 3
表題作より「夜かかる虹」のほうが面白い
この作者の描く人物は、したいことがないのか、あるけど実行する気力がないのか、
流されるままに生活を送っていて、でも、他人に対しては厳しく、
心の中で批判ばっかりしている人が多いように思います。
現代風といってしまうとそうなのかもしれないけれど、私は、読んでいるとけっこういらいらします。
この作品の主人公もそんな感じで、それ以外の登場人物も、まったく魅力的でありません。
何故彼らが行動を共にするのか、何をしたいのかが見えてこず、
読み進むのが苦痛に感じました。
で、結局、何が言いたかったのか分かりませんでした。

対して、「夜かかる虹」。
こちらも姉の、妹に対するうじうじと暗い、鬱積した思いが根っこにあって、
決して気持ちよく読める小説ではないけれど、
姉妹を持つ者として、分かりすぎる部分があって痛いぐらいでした。
こっちの作品は読み応えがあると思います。



太陽と毒ぐも 太陽と毒ぐも
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単行本

発売:
マガジンハウス

概要:
大好きなんだけど、どうしても我慢できないことがある。でも、やっぱり好きー。だれかを好きになって、相手もこちらを好いてくれて、とりあえずハッピーエンド。そのハッピーエンドからだらだら続くしあわせな恋人たちの日常。

価格:
¥ 1,470

amazonでのユーズド価格:
¥ 95

著者・編者:
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
決して甘くないラブストーリー
なぜかと言うと、男女の現実に的を当てているから。
最初出会い、恋に落ちた男女はとても甘く切ないものではあるが、長い月日を経ていくと、長く噛んだガムのように「甘み」は段々失せていく。そして、まだ甘かったころには目をつぶっていられたものが、いつの間にか気になって気になって、悪くすればそれが許せなくなる。でも、いくら恋人でも所詮他人。お互いをいかに尊重するか。それが重要な課題かもしれない。
評価: 5
愛をつなぐもの、阻むもの
燦燦と輝いていたお日様が、何かの拍子に大きい雲に阻まれて、瞬く間にあたり一面が真っ暗になってしまうことありますよね?あーいうことを言うようです、このタイトル。その毒雲というのが、この本の場合は、くだらない生活習慣や性癖の違いや、食の好み、などによって、恋人たちの間に生まれる亀裂のことです。買い物好きな男、記念日好きな女、清潔さに無頓着な女、下戸で健康オタクな男、巨人の熱狂的ファンの男…そういう突出する個性を持った恋人と暮らすはめになった片割れの目を通して物語が描かれます。そのために別れちゃったカップルもいれば、それでもなんとなく関係を続ける二人もいる。結果的にその違いを楽しんでいく恋人たちもいます。結局のところ二人の関係性の持続に「愛」なんてたいしたこっちゃない!ていう角田氏のいつもの恋愛感が良く出ています。愛がたいしたことないのなら、これってなんなのよ!っていうことになりますが、なにかしら、関係を続けていくには説明できない原動力ってものがあるには違いないのです。一緒に暮らしていく上で99%の部分では、趣味があっているけど、どうしても許せない1%がある場合と、生活上のことがことごとく相容れず99%は大嫌いでも、ほんとうに奇跡のように気が合う1%を持っている場合。やはり、後者の方が恋愛生命維持装置として優れているような気がします、私は。
評価: 5
他人事ではないカップル
タイトルに関係ない11の短編集
関係が安定した11組のカップルが、男女入り混じって
自分が選んでしまった相手について悩む
「100%の相手は存在しない」という結論は、
相手に染まりきれない30才前後ともなると生まれてしまう
どんなに年月を重ね、相手との信頼関係を築いても
とってもささいなことで相手に対してうんざりしてしまう事が起きる

あまりにもささいな事だから、他人に話すとのろけに聞こえかねない
事実二人が安定して平和だからこそ、ありのままの相手が見えるのだから
のろけとも言えるかもしれない
でも、当人達には苦痛とも言える悩みなのである
この本を読むと、他人事と思えないカップルに
頷き、共感する男女が多々ありそう
角田光代さん、心の微妙な動き旨く描いてます


庭の桜、隣の犬 庭の桜、隣の犬
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単行本

発売:
講談社

概要:
夫婦ってなんだろう? 愛でもなく嫉妬でもない、何かもっと厄介なものを抱えて、私たちはどこへ向かうのだろう? 郊外に暮らす30代夫婦の生活を揺らすさざなみを通し、現代の夫婦と家族のあてどない姿をリアルに描く長篇。

価格:
¥ 1,680

amazonでのユーズド価格:
¥ 500

著者・編者:
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
3.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
マイベスト
作者の小説をいくつか読みましたが、
イチバンのめり込めた作品でした。

30代子なし夫婦の心理描写は、
「ああリアルだ」と思わせます。
30代でも夫婦でもないんですけどね、私は。

話的にはハッピーでもないのですが、アンハッピーでもない。
ビミョーっちゃビミョーです。
でも、ゆるいんだかきついんだか、
きっちりと判別できないあたりが、そそられます。
なぜなら、それが日常を生きるってことだ思うので。
評価: 3
在るべき場所はどこだろう?
 なんだか、とてもリアルな世界と、地に足のつかないふわふわとした世界が渾然一体となった小説。
 子供こそまだいないが、主人公の房子と宗二、30代の夫婦は仕事もある、家もある、親もいる、平均的な夫婦である。ところがこの夫婦、拠り所がないというか読んでいて頼りない。お互いの信頼も生活の密度も、人が居てそこで泣いたり笑ったりしているという“温度”がどうにも伝わってこない。
 それでいて、房子の実家の父母の言葉、一挙手一投足はさもありなんというほどに、とてもリアルなのである。
 宗二の母に至っては現役ばりばりの「人生」に前向きな人物像だ。
 
 自分たちなりの解釈なしに結婚して、行き場のない思いにとまどう30代の夫婦と、60代の、世間並みかそのちょっと上の生活を手にすることを目指して、黙々と営んできた生活を疑うこともない夫婦の対比が、とてもおもしろい。

 宗二が会社の近くに自分だけの安アパートを借りて、一人安らぐ居場所を確保するのは、夫婦間の愛とか信頼感が希薄で、家庭というものに自分が属しているという観念がないからだ。
 房子にしても、宗二の母の前では「嫁」という役割をしっかりこなせるのに、その役を降りている時はふらふら出歩き、自分の在るべき場所を探したりする。
 家族、親族の中の役割はすごくうっとうしいけれど、ある意味、好むと好まざるとに関わらず、自分というものをしっかり繋ぎ止めるロープのようなものなんだなあと、再認識させられた。
 「庭の桜」は家族のシンボル。幸せの証。……これが親世代。「隣の犬」は飼うことの煩雑さを省いたお手軽な、気分だけの借り物。これが房子たち。
 結婚という問題の、“答え”に正解はないのかもしれない。相手にとまどい自分にとまどう房子と宗二。ラストシーンの房子の心中は、どうだったのか?もの凄くあれこれ考えてしまい、なかなか頁を閉じられなかった。
評価: 2
微妙
微妙です。
ありがちとなさそうと
共感できると仮託できないと
微妙なあわいを描きます。

結婚や家庭のリアルを描こうとした筆者の試みは
半ば成功して,半ば気持ち悪いキメラを生み出したような感じがしました。

読み終わって,ため息ひとつです。


地上八階の海 地上八階の海
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単行本

発売:
新潮社

概要:
「ぼくはビート」「少年たちの終わらない夏」「アルマジロ王」などに収録された短編を収録。80年代後半から90年代前半を鮮やかにつむぎ出したさまざまな恋のかたち。珠玉の恋愛小説アンソロジー。

価格:
¥ 1,575

amazonでのユーズド価格:
¥ 100

著者・編者:
角田 光代

東京ゲスト・ハウス 東京ゲスト・ハウス
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文庫

発売:
河出書房新社

価格:
¥ 473

amazonでのユーズド価格:
¥ 61

著者・編者:
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
旅。
旅でいったい何を見て、どう思ったのか。
旅に出たことのある人が、おそらく一度は必ず自問するであろう、この「問い」にすらりと答えることは難しい。旅なんてそんなに大げさなものではないし、他人に自慢するものでもない。ましてやその答えを誰かに押し付けるものでは、決してない。
一度行ってしまったどこかここではない≪場所≫を、日常の生活のなかで見出すことができたら、と願う、あるいは、見出せることを確信して待つ人たち。それが、旅に出てしまった人間の抱えることになる運命なのかもしれない。
評価: 4
箱庭のような「旅」で見つめた自分
「人は帰るために旅をする」という言葉がある。
成田空港を出た電車やリムジンバスの車窓から見える風景に、
自分の居場所の無さを感じた主人公は、アジアのルーズな気だるさを
漂い続けるように「東京ゲスト・ハウス」に引き寄せられる。
日本の中の「アジア」、そこで繰り広げられる「旅の縮図」のような出来事。
それらは、周囲の「日本人」からは相手にされない。
そんな箱庭のような「旅」に入り込んだ「王様」という名の「日常」、或いは「大人」。
そこから再び逃げ出す友人もあるが、主人公は「日常」に向かい合い、
自分が旅の中で何を見て、何を感じたのか、旅を経て自分はどう
変わったのかを自問し始める・・・。
湿気を含んだ南風を感じながら、ゆったりと読み進めるうちに、
次第に「自分とは何か」と考えさせらる、角田光代の中でもお薦めの逸品。
評価: 5
旅の終わり
「旅の終わりを探す」――購入動機はこんな紹介文。角田光代さんは、何冊か小説やエッセイを読めばわかりますが、旅好きです。そんな彼女が描くたびの終わりとは、どんなものなのだろう、と。
終わったはずの旅の途中の人たちが集まる下宿屋(ゲスト・ハウス)での話です。半年のアジア放浪の旅から日本に戻ってきた「僕」に、帰るべき場所あ場所がありませんでした。そんな彼が転がり込んだのが、その下宿屋です。少しずつちょっとダメ人間っぽいヘンテコな人たちが集まってきて、奇妙な共同生活を送りながら、確実に物語は動いていき……。
まさしく「旅の終わりを探す」物語でした。すっきり読めて、すっきりテーマを受け入れることができます。それでうまいこと人生を考えさせられます。それは、こんなヘンテコな話なのに、どこまでもリアルさがついてきているからなんだろうな、と思いました。旅に出て、人をよく観察できる角田光代さんだからこそ、こんなに自然で流れるような描写ができるんだと思います。
角田光代さんの作品の中ではそれほど癖も強くなく、もしかすると入門書として最適かもしれません。もちろん今までの角田光代ファンにも納得できる内容で、久々にいろんな人に薦めたい小説を読んだ気分です。


東京ゲスト・ハウス 東京ゲスト・ハウス
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単行本

発売:
河出書房新社

価格:
¥ 1,470

amazonでのユーズド価格:
¥ 216

著者・編者:
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
3.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 3
アジア放浪の旅の行方は・・・
人はなぜ旅に出るのか。日常のありふれた生活に耐えられなくて、放浪旅行に出かけるが、再び戻って帰国しても、そのした若者には居場所がないのかもしれない。フリーターと称して、お金をためては旅行する人もいれば、アキオのようになんとか前の生活に戻ろうとするが戻りきれない若者もいるのだろう。
そうした若者を心地よく描いた小説だろう。
評価: 4
旅と現実のミックス
貧乏海外旅行をしているときの空気が日本にあったらどうなるんだろう。
そう考えたことありませんか。それをやってみた小説です。

旅で知り合うような人たちが集ったゲストハウスでは
やっぱり旅っぽくなってくる。
長期滞在者を抱えるドミトリーっぽく。
でもそれはやはり生まれ育った日本、働くことや、友人との関係、
恋人との関係といった現実的な問題が紛れ込んでいて、
主人公の軸はその間を行ったり来たり。

彼は、自分といわば同類である同居人たちを見て
客観的に自分を見つけるようになります。
「本物でないもう一人の自分が何とかその場をやりこなす」
という件は納得。共感。本物の自分が出てきたとき、それが
うまくいかないと本当に傷つくから。でも本物の自分が陰を
潜めているときはやはり物足りない、偽っている気分が
襲ってくる。

まあともかく読ませ上手ですから、一度手にとって見てください。
何かを感じる作品です。
評価: 4
この目でちゃんと確かめたい
 ここにさえ居なければ、この倦怠・退屈・焦燥も消えうるだろう、数週間数ヶ月数年後も今と何ら変わらない暮らしを送っている自分が見えるこの生活から抜け出せるだろうと考える。

 ある場所からある場所へ移るまでの間、ある程度まとまった期間滞在する宿、ゲストハウス。あくまでも中継地点であるその場所で人々はそれぞれの暮らしを送り、顔を合わせてはちょっとした話をして笑い転げたり立腹したりしながらペースを組み立てていく。やがてその緩慢な日々は倦んだ空気を生み出し、ずっとこうしていたいとおもう一方その100倍くらいの強さで嫌気がさし、また何かを求めて当てもなく旅に出る。

 まるで自分の生活の縮図である。今自分のいるこの場所は自分のいるべき場所への中継地点に過ぎないのだという意識、あるいは希望的観測に否応なく気づかされた。もちろん今の生活がいつまでも続くということはないだろうが、中にいる内はいつも漠然と不安で、それでいてやり過ごせる事柄の範疇を出ないので、ふつうの暮らしを装っていられるというだけなのだ。
 
 旅とは自己の発見であるとの教科書の一節に、はいはい、あなたは机の上で難しいこと考えててください(筋違い)と、以前はとりあいもしなかった。そして今、ここではない場所にいる自分を想像してみると、あのせりふをなんだかうまく鼻で笑えそうにない


薄闇シルエット 薄闇シルエット
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単行本

発売:
角川書店

概要:
ハナは下北沢で古着屋を経営している37歳。ある日、十年来の付き合いの恋人から結婚を迫られたことをきっかけに、恋愛と仕事について模索していくことになり…。生き惑う女性の心情を切々と綴る長編小説。

価格:
¥ 1,470

amazonでのユーズド価格:
¥ 880

著者・編者:
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
「薄闇シルエット」タイトルの意味は?
今回も角田氏らしさのあふれる作品です。
新作を読む時、読んだら何かしら心に残るのは初めからわかっているんだけど、
読むにはそれなりの覚悟が必要、という気分になります。
必ずと言って良いほど人のダークな部分、弱い部分が散りばめられているからだと
思うのですが、最後にはハッピーエンドと言い切るには微妙な終わり方をするものの、
読後感は決して悪くありません。
角田作品は私にとってこういった不思議なニュアンスなので
読むには覚悟が必要、なのです。
今回も主人公の女性が泣いている自分の姿に酔っている場面や、
仲の良かったはずの女友達の一挙一動にムカッとしてしまう場面、
そういうひとひねりある、真実の女の姿がここかしこに在り、
この作品は角田氏以外には書けないものだろうなあ、と思わせます。
話は少々それるが、小題と本文のつながりを考えるのも楽しいです。
かなり熟考して各々のお話の題名を付けていらっしゃるのではないでしょうか。
一つ一つの言葉を丁寧に紡いでいるのが現れているから、丁寧に読まないと、
という気分にさせられます。

評価: 5
立場は違えど共感できる
主人公の女性と同年代で、私はバリバリの専業主婦。おかれた立場も人生もまったく違うのだけど楽しかった。すごく、すごく、すごく、それぞれの女性達が生きてますよ。ナマな感じです。私は“対岸の彼女”も楽しめたタイプの人間なので、それよりも明るくて広くなった角田光代さんのこの作品は、お薦めです。同年代の人が読む教科書があれば強制的に載せたいくらい好き。是非読んでみて。時間の無駄には絶対ならないから。
評価: 3
嫌な女友達のグチを聞くような気分で
友達と共同経営で下北沢に店を持ち、結婚はパス!だけど気の合う恋人がいて
人生に満足していたヒロインが、ある日、恋人が友達との飲み会で「ちゃんと
(結婚とか)してやんなきゃ」と言ったときに、その場では「だいぶ遅れたけど
結局ハッピーをものにした女」のふりをしたものの違和感とつまんねえな、という
気分を覚えたところから、恋愛、仕事、家族などに次々と違和感を感じ、
揺れ惑う、という物語。人生の勝ち負けにこだわらないで好きなことだけを
やって生きている、と自負しているヒロインがいちばん負けず嫌いでガツガツしてる、
という矛盾がいやらしくも面白い。ただ、そんな彼女のキャラに最後まで愛着が
沸いてこなかったので、読後感もよろしくなかったなーということで星みっつ。

ヒロインの妹や共同経営をしている同い年の友達が「したくないってこと」も
していることを「しなくていいじゃんか」と言い切る彼女の幼稚さを、まっすぐで
カッコいい、と思うか、大人になれよ、さっさと、と思うか。読んだ人同士で
議論したりすると面白いかもしれない。

地の文も含めて、文体に品とか色気がないのも事実なので、小説を読む楽しみ、は
あまりなかったな、という気がする。雑誌の投稿欄とか人生相談を読むつもりで
読んでおくのはいいかも。


彼女のこんだて帖 彼女のこんだて帖
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大型本

発売:
ベターホーム出版局

価格:
¥ 1,470

amazonでのユーズド価格:
¥ 1,050

著者・編者:
角田 光代
ベターホーム協会
魚喃 キリコ

アマゾンでの評価平均値:
5.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
泣くつもりがないのに、涙がこぼれる秀作
食べることにまつわる話なのに、何故か何度か胸に込み上げてくるものがある。
買ってきた出来合いのものでなく、自分が造る料理は、お腹を満たすだけでないようだ。
自分が造ることは創作であり、その過程が、あらゆる人たちの心を揉み解す。
料理を造りながら、自分の心を揉み解し、心の悩みやしこりについて、迷う気持ちの方向性が定まってゆくその瞬間を描くからこの本は胸が一杯になる。
登場する人たちは、自分にも当てはまりそうだし、自分の周囲にも居そうな感じだ。
その人たちが造る料理は、食卓に並ぶ家庭料理が主だからこそ、繰り返されてきた日常の尊さが、各短編毎に読み手の心を揺さ振る。
「あとがきにかえて」で角田さんがお母さんについて書かれてますが、これも駄目押しで泣かせます。

評価: 5
気負わずに。
数ページの小説とその中にでてくる料理のレシピで構成されています。一つ一つの話は、とても短く、気負わずにすぐに読めます。短いながら心温まるストーリーで、じんわり来ます。もともと、料理レシピの参考にと買った本ですが、メインは小説のほうかも。個人的には、かぼちゃの宝蒸しの話やピザの話、豚柳川の話が良かったです。
レシピの方も、なかなか本格的なものもあり、干物や梅干のつくり方なんかも載ってます。ベターホーム協会のもので、料理教室でも紹介されているもののようです。出来上がりもなかなか美味なものが多いです。
かぼちゃの宝蒸しは、蒸しすぎると中の肉が硬くなるので、蒸しあがりの見極めが重要です。今の時期なら普通のかぼちゃより小さめの「坊ちゃんかぼちゃ」というのが出回っているので、こちらを使用することをお勧めします。小さいけど、甘みが凝縮されて最高においしいです。ピザ生地は、このレシピのままでも良いですが、ドライイーストをぬるま湯に溶かしてから他の粉や塩を入れましょう。溶かさずに入れると十分発酵しません。また巨峰のリキュールがあれば少量入れると生地がよりふっくらとしておいしいですよ。ピザソースには、バジルよりもオレガノがお勧め。より本格的な味に仕上がります。
評価: 5
ずっと大切にしたい本
料理にまつわる15のお話。
すごく短い話だけど、どれも心にじんわりと来る優しい話ばかり。

話の中に出てくる料理のレシピがわかり易く記載されている。
中には難しそうな料理もあるけど、その料理を作る主人公が
気負わずに作っているので、自分にも出来るような気になる。

一つの話の登場人物がまた別の話に絡み合っているのも、
読んでいて見つけるととっても面白い。

食事というのは毎日何気なくとっているものだけどそこには愛情や
悲しみや喜びや色々な気持ちがまじりこんでいるんだなぁってしみじみ思った。
人の為に食事が作れる幸せはもちろんだけど、自分の為にきちんと
料理をするって事もとっても大事で幸せな事なんだ。
そういう生きていく中で当たり前すぎて忘れてしまっている
とても大切な気持ちを思い出させてくれる本でした。


夜をゆく飛行機 夜をゆく飛行機
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単行本

発売:
中央公論新社

概要:
谷島酒店の末っ子里々子には、3人の姉と生まれなかった弟がいて…古ぼけていて、うとましくて、限りなく懐かしい、家族の物語。

価格:
¥ 1,575

amazonでのユーズド価格:
¥ 698

著者・編者:
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
シャープさを抑えた人物設定
 二番目の姉が小説家になり、おばが亡くなり、長姉が男と失踪し、祖母が亡くなり、稼業の酒屋は改装する。だが、激変する周囲に乗れず、視点人物の里里子が、いつまでもモラトリアムで取り残されていく。里里子のもたつきが、じれったいまでにじっくり書かれていた。三人の姉達はドラマチックに自分の生き方を(いい悪いは別にして)確立していく。
 何事もなかったことにして今までと同じことをしたがる父母のDNAを、里里子が一番受け継いでいるようだ。今はまだ助走期間で、これから離陸できるのだろうか。
 大変なことがいろいろあるが、里里子にはうまく受け止められない。こういう凡庸な人物は、角田作品のキャラクターとしては新境地ではないだろうか。
評価: 3
自分の足元ばかり見てる女の子の1年
商店街で酒屋を営む谷島酒店。
その四女里々子が主人公になり、家族の転換期を描く。
空想の世界で生きることを許されていた女の子が、
現実の世界で生きる術を学ぶかのように、家族が大きく変化してゆく。
自分の足で立って歩かなければならない変化に、自己嫌悪が里々子を揺さ振る。
コントロールが効かない恋愛も、不合格だった受験も、
里々子に何かを伝えるけど、この1年は足元を見るだけで精一杯だ。
角田さんがめずらしく、思いっきりキレの悪い本を描き出した。
出来れば、もっと顔をあげでごらんって、里々子に伝えてあげてもらいたかった。
評価: 5
中間みたいな場所へ
角田ワールドはどんどん拡大している。これまでの作品と似た部分も無論あるが、新しいおもしろさを確実に加えている。ちょっと、直木賞またあげて、とファンの勝手な要望を誰にともなくしたくなる、この小説はそんな傑作である。個人的には、『対岸の彼女』よりいいんじゃないかな、と思った。
家族が崩壊していく話、である。すごく大雑把に言えば、「空中庭園」に至るまでの道、と無理を承知で例えられるだろうか。その過程が、語り手の「私」が子供の純真(ああ、表現力がなくてすいません)を喪失していくきっかけとなる出来事の連続とともに進行していく。
「私」にとって、あたりまえでなじみぶかいものたち、ぬかづけや煮物のように素朴だけれども素敵な日々の生活の味わい、空想でありながら現実よりリアルな「あの世」の住人との大切な会話、そうしたものが、気がつけばどんどん失われていたことに気づく。かわらずよいもの、いつまでもあってほしいもの、が、しかし何か特別に悪いことをしたわけでもないのに、無常の時間のなかやがてゆっくりと崩壊していく。角田さんの小説によくあらわれてくるそのさびしさは、この作品でもあいかわらず新鮮で、毎度毎度、じん、とくる。
そして、本作において一目瞭然に重要なのが、語り手のお姉さん(上から二番目)が小説家としてデビューし、しかも、その小説が彼ら家族の「ありのまま」の情景を描いている、という点である。この「ありのまま」が「ありのまま」でなくなり、やがて「フィクション」として生れ変っていくという流れが、この作品のキモなんだろうと思う。その変化が切ない。でもそれが現実だから受け容れなくてはならない。かつてあったはずの「ありのまま」は、もはや時間を止めた虚構のなかでしか生きていけないような気がする、でも、それはたぶん今だ私たちの理想だからこそ、虚構のなかでは生きていける。たぶん、そういうことなのではないか。
「中間みたいな場所」。この小説にたくさんスケッチされ、追憶されていながら、この小説から徐々に失われていくというつかみ所のない場所である。「あいまい」なものたちのある場所、といってもよさそうだ。そこで自然に生きていたころは自覚することもなく自然だったが、それを意識しはじめたときには、もう、どこにもない場所。
もう戻れない、だからせめて、小説のなかだけ。できれば角田さんの文章で、さらにすばらしい「中間」の世界にひたっていきたいと願う。


夜かかる虹 夜かかる虹
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文庫

発売:
講談社

価格:
¥ 520

amazonでのユーズド価格:
¥ 20

著者・編者:
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
3.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 2
自分の居場所
角田氏初読です。
もっとストーリーテラーな作家さんかと思いきや、結構重いテーマをくら〜く書かれる方なのですね。社会で居場所を失いそうな人が必死で自分の存在を確かめようとするお話。
表題作の「夜かかる虹」は姉妹の危うい関係を姉の立場から書いた秀作ですが、もうひとつの「草の巣」はすごい読みにくかった。情景描写が多すぎて、肝心のテーマがわかりにくくぼやけてしまっています。
もっと有名な作品から読めばよかったかなぁ〜?と後悔しています。
評価: 2
重い一冊
自分を分かってくれてる人って誰なんだろうな。
分かってると思ってくれてる人がそうでなかったり、その逆もあるよね・・・。

姉妹ってなんかいいね。
私は弟しかいないから、そういう関係憧れるなぁ。

薄い本なのに、なんか重かった・・・

評価: 4
居場所を探す話
角田光代お得意の居場所を探すタイプの話と括ってしまってもいいと思う。止まっているのが表題作「夜かかる虹」で動いているのが併録「草の巣」。徹底されたリアルな描写にひょこっと現れるのが意図せざる矛盾や破綻で、そこでふと現実に引き戻される。だけどその後なんで自分が立ち止まったかわからなくなって、あれ、あれ、とうろたえてしまうような、そんな感じ。「夜かかる虹」はそれが冴えていたけれど、「草の巣」はもうひとつ。必死に空回りしているのはわかるがいささか冗長だ。もう少しコンパクトに、それで二つの短編に分けてしまえば良かったかも。


恋をしよう。夢をみよう。旅にでよう。 恋をしよう。夢をみよう。旅にでよう。
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単行本

発売:
ソニーマガジンズ

価格:
¥ 1,365

amazonでのユーズド価格:
¥ 299

著者・編者:
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
3.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 3
カフェで居酒屋で、電話の中で。
私の、角田光代さんデビューがこの本になりました。
角田さんと会話をしているような、そんな気持ちになるエッセイです。
カフェで居酒屋で、電話で・・・女子がいつもしている、そして
愛してやまない「女子トーク」がいっぱいです。
目次を見て頂くと分るように、
「買いたいものはなんですか?」
「自慢できるのは何運?」
といったように、各章のタイトルが読者への問いかけになっています。

「私はねぇ、靴が欲しい!!」
「かさ運かな・・・」
こんな風に、自分はどうだろう?と考えながら、角田さんの話の
展開に頷いたり、驚いてみたり。

まるで、女子トークですよね?とても、楽しめました。
角田さんの小説にも俄然、興味が湧きました。
女子トークに興味がある、男性もどうぞ。


恋するように旅をして 恋するように旅をして
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文庫

発売:
講談社

価格:
¥ 540

amazonでのユーズド価格:
¥ 1

著者・編者:
角田 光代

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
ひとりふわっと旅をする
角田さんはまるで近所のスーパーへ出掛けるような気安さで、ひとりふわっと世界を旅する。
そして旅先でも特別に構えたり高ぶったりすることはなく、あくまでも普通。
旅慣れてるというのもあるのだろうけど、きっと彼女はどこそこの国が好きだとか、何処へ行ってみたいとかいう以前に「旅をする」っていう行為そのものがひどく好きなんだろう。

評価: 5
五感に染み渡ります
ごく一般の旅エッセイとは趣の変わった表現が、空白の時間(トキ)を埋めてくれる。
空を飛んで、詩を読んでいるような残像を醸し出す。
旅行作家は得てして、本のネタ探しのために計画した旅をしがちですが、それはそれで、ネタがありオチのある旅エッセイってことで読んでいて楽しめます。
でも、角田さんの場合は、ちょっとした合間にぶらっと旅に出てみて、なんにもないんだけど、なにかに引き寄せられて、それをかすかに感じ取って、描写しているところが不思議な感覚に包まれ魅了してしまいます。
本を読んでいると、旅行者である角田さんにとってはしっかりと旅の行程があって、明日はxxxへ行かなければならないとなっているようですが、何故そうなのかということはこの本では物語っていません。
そういうところが余韻を残すんですよ。
読者は風のように流れながら、気軽に感じ取って読んでいけばいいと思います。
評価: 1
面白無かった
このエッセー面白無いわ。この手のエッセーで、面白かったのは
群ようこがバツグンだったけれど(むかしよく読んだ)
この作家とは相性があわないのかしら、それとも、このような形態(旅先での出来事を面白可笑しく書き留める)
のエッセーに自分自身がついていけなくなってしまったのか。