村上春樹さんの本特集

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村上春樹さんの本を紹介しています

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本リスト
1: 100%の女の子・パン屋襲撃[DVD+BOOKLET](単行本)

2: 1973年のピンボール(文庫)

3: 1973年のピンボール(単行本)

4: 1973年のピンボール(文庫)

5: 1973年のピンボール(文庫)

6: 1973年のピンボール(文庫)

7: 1973年のピンボール (1980年)(−)

8: 2ひきのいけないアリ(大型本)

9: and Other Stories―とっておきのアメリカ小説12篇(単行本)

10: 齋藤孝のイッキによめる! 名作選 小学5年生(単行本(ソフトカバー)

11: 齋藤孝のイッキによめる! 名作選 小学6年生(単行本(ソフトカバー)

12: 齋藤孝のイッキによめる!名作選(2年生)(単行本)

13: 翔ぶが如く 1 (1)(単行本)

14: 翔ぶが如く〈10〉(文庫)

15: 翔ぶが如く〈1〉(文庫)

16: 翔ぶが如く〈1〉 (1975年)(−)

17: 翔ぶが如く〈2〉(文庫)

18: 翔ぶが如く〈2〉 (1976年)(−)

19: 翔ぶが如く〈3〉(文庫)

20: 翔ぶが如く〈3〉 (1976年)(−)

21: 翔ぶが如く〈4〉(文庫)

22: 翔ぶが如く〈4〉 (1976年)(−)

23: 翔ぶが如く〈5〉(文庫)

24: 翔ぶが如く〈5〉 (1976年)(−)

25: 翔ぶが如く〈6〉(文庫)

26: 翔ぶが如く〈6〉 (1976年)(−)

27: 翔ぶが如く〈7〉(文庫)

28: 翔ぶが如く〈7〉 (1976年)(−)

29: 翔ぶが如く〈8〉(文庫)

30: 翔ぶが如く〈9〉(文庫)

31: Carver's dozen―レイモンド・カーヴァー傑作選(文庫)

32: Carver’s Dozen―レイモンド・カーヴァー傑作選(単行本)

33: 韃靼疾風録〈下〉(文庫)

34: 韃靼疾風録〈下巻〉(単行本)

35: 韃靼疾風録〈上〉(文庫)

36: 韃靼疾風録〈上巻〉(単行本)

37: Hard‐boiled wonderland and the end of the world―A novel(単行本)

38: I Am a Cat―吾輩は猫である(単行本)

39: PAPARAZZI(単行本)

40: SUDDEN FICTION―超短編小説70(文庫)

41: The complete works of Raymond Carver (8)(単行本)

42: TVピープル(文庫)

43: TVピープル(単行本)

44: 螢・納屋を焼く・その他の短編(文庫)

45: 螢・納屋を焼く・その他の短編(単行本)

46: ‘THE SCRAP’―懐かしの1980年代(単行本)

47: 「ひとつ、村上さんでやってみるか」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける490の質問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか?(単行本)

48: 「これだけは、村上さんに言っておこう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける330の質問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか?(単行本)

49: 「そうだ、村上さんに聞いてみよう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける282の大疑問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか?(単行本(ソフトカバー)

50: 「ワイド版」 街道をゆく 12 十津川街道(単行本(ソフトカバー)

51: 「ワイド版」 街道をゆく 28 耽羅紀行(単行本(ソフトカバー)

52: 「司馬遼太郎・街道をゆく」エッセンス&インデックス―単行本・文庫判両用総索引(単行本)

53: 「象の消滅」 短篇選集 1980-1991(単行本)

54: 「昭和」という国家(単行本(ソフトカバー)

55: 「昭和」という国家(単行本)

56: 「明治」という国家(単行本)

57: 「明治」という国家〈下〉(単行本)

58: 「明治」という国家〈上〉(単行本(ソフトカバー)

59: 『ワイド版』 街道をゆく 15 北海道の諸道(単行本)

60: 『ワイド版』 街道をゆく 37 本郷界隈(単行本)

61: 『ワイド版』 街道をゆく 40 台湾紀行(単行本)

62: 『ワイド版』 街道をゆく 5 モンゴル紀行(単行本)

63: やがて哀しき外国語(文庫)

64: やがて哀しき外国語(単行本)

65: もし僕らのことばがウィスキーであったなら(文庫)

66: もし僕らのことばがウィスキーであったなら(単行本)

67: ひとびとの跫音〈下〉(文庫)

68: ひとびとの跫音〈上〉(文庫)

69: ひとびとの跫音〈上〉 (1983年)(−)

70: ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編(文庫)

71: ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編(単行本)

72: ねじまき鳥クロニクル〈第2部〉予言する鳥編(文庫)

73: ねじまき鳥クロニクル〈第2部〉予言する鳥編(単行本)

74: ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉―鳥刺し男編(単行本)

75: ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編(文庫)

76: ねじまき島クロニクル [少年向け:コミックセット](新書)

77: はじめての文学 村上春樹(単行本)

78: ふわふわ(文庫)

79: ふわふわ(単行本)

80: ふしぎな図書館(単行本)

81: ぼくが電話をかけている場所(単行本)

82: ぼくが電話をかけている場所(文庫)

83: ぼくが電話をかけている場所 (1983年)(−)

84: まさ夢いちじく(大型本)

85: またたび浴びたタマ(単行本(ソフトカバー)

86: あるクリスマス(単行本)

87: ある運命について(文庫)

88: いまいましい石(大型本)

89: うずまき猫のみつけかた―村上朝日堂ジャーナル(単行本(ソフトカバー)

90: おれは権現(文庫)

91: おれは権現(文庫)

92: おじいさんの思い出(単行本)

93: こゝろ(文庫)

94: こゝろ(文庫)

95: こゝろ (1950年)(−)

96: こゝろ (1952年)(−)

97: この国のはじまりについて―司馬遼太郎対話選集〈1〉(文庫)

98: この国のかたち (4)(単行本)

99: この国のかたち〈1(1986~1987)〉(単行本)

100: この国のかたち〈1〉(文庫)

101: この国のかたち〈2(1988~1989)〉(単行本)

102: この国のかたち〈2〉(文庫)

103: この国のかたち〈3 1990~1991〉(単行本)

104: この国のかたち〈3〉(文庫)

105: この国のかたち〈4〉(文庫)

106: この国のかたち〈5〉(文庫)

107: この国のかたち〈5〉1994~1995(単行本)

108: この国のかたち〈6〉(文庫)

109: この国のかたち〈6〉1996(単行本)

110: こころ(文庫)

111: こころ(コミック)

112: こころ(文庫)

113: こころ(文庫)

114: こころ(単行本)

115: こころ(文庫)

116: こころ(単行本)

117: こころ(文庫)

118: こころ (1976年)(−)

119: こころ 他(文庫)

120: こころ 坊っちゃん(文庫)

121: こころ(下)(−)

122: こころ(上)(−)

123: ここに神戸がある―司馬遼太郎追想集(単行本(ソフトカバー)

124: こ丶ろ (1985年)(−)

125: こ丶ろ―他一編 (1966年)(−)

126: さよならバードランド―あるジャズ・ミュージシャンの回想(文庫)

127: さよならバードランド―あるジャズ・ミュージシャンの回想(単行本)

128: さあ、犬になるんだ!(大型本)

129: ささやかだけれど、役にたつこと(単行本)

130: それから(文庫)

131: それから(文庫)

132: それから(文庫)

133: それから(単行本)

134: それから(単行本)

135: それから(文庫)

136: それから(単行本)

137: それから(文庫)

138: それから (1948年)(−)

139: それから (1976年)(−)

140: アームストロング砲(文庫)

141: アームストロング砲(文庫)

142: アフターダーク(文庫)

143: アフターダーク(単行本)

144: アジアの中の日本―司馬遼太郎対話選集〈9〉(文庫)

145: アメリカ素描(文庫)

146: アメリカ素描(単行本)

147: アンダーグラウンド(文庫)

148: アンダーグラウンド(単行本)

149: ウォーク・ドント・ラン(単行本)

150: ウォーク・ドント・ラン―村上龍vs村上春樹 (1981年)(−)

151: ナイン・インタビューズ(単行本)

152: オホーツク街道(単行本)

153: オホーツク街道―街道をゆく〈38〉(文庫)

154: オランダ紀行(単行本)

155: カーヴァー・カントリー(大型本)

156: ニュークリア・エイジ(文庫)

157: ニュークリア・エイジ〈下巻〉(単行本)

158: ニュークリア・エイジ〈上巻〉(単行本)

159: ニューヨーク散歩(単行本)

160: ニューヨーク散歩―街道をゆく〈39〉(文庫)

161: カンガルー日和(文庫)

162: カンガルー日和(単行本)

163: カンガルー日和 (1983年)(−)

164: キャッチャー・イン・ザ・ライ(単行本)

165: キャッチャー・イン・ザ・ライ(単行本)

166: ノルウェイの森 1 (1)(文庫)

167: ノルウェイの森 2 (2)(文庫)

168: ノルウェイの森 下(文庫)

169: ノルウェイの森 上(文庫)

170: ノルウェイの森〈1〉(文庫)

171: ノルウェイの森〈2〉(文庫)

172: ノルウェイの森〈下〉(単行本)

173: ノルウェイの森〈下〉(文庫)

174: ノルウェイの森〈上〉(単行本)

175: ノルウェイの森〈上〉(文庫)

176: ハリス・バーディックの謎(大型本)

177: クリスマスの思い出(単行本)

178: バースデイ・ストーリーズ(新書)

179: バビロンに帰る―ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック〈2〉(文庫)

180: バビロンに帰る―ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック〈2〉(単行本)

181: グレート・ギャツビー(単行本)

182: パン屋再襲撃(文庫)

183: パン屋再襲撃(単行本)

184: ファイアズ(炎) THE COMPLETE WORKS OF RAYMOND CARVER〈4〉(単行本)

185: ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック(文庫)

186: ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック(単行本)

187: ザ・漱石―全小説全一冊(単行本)

188: シドニー!(単行本)

189: シドニー! (コアラ純情篇)(文庫)

190: シドニー! (ワラビー熱血篇)(文庫)

191: ジャズ・アネクドーツ(文庫)

192: ジャズ・アネクドーツ(単行本)

193: ジョン・アーヴィングの世界(単行本)

194: スプートニクの恋人(文庫)

195: スプートニクの恋人(単行本)

196: スメルジャコフ対織田信長家臣団(単行本)

197: ベンの見た夢(大型本)

198: ペルシャの幻術師(文庫)

199: ダンス・ダンス・ダンス〈下〉(文庫)

200: ダンス・ダンス・ダンス〈下〉(単行本)

201: ダンス・ダンス・ダンス〈下〉(文庫)

202: ダンス・ダンス・ダンス〈上〉(文庫)

203: ダンス・ダンス・ダンス〈上〉(単行本)

204: ダンス・ダンス・ダンス〈上〉(文庫)

205: ダンス・ダンス・ダンス―Dance dance dance(単行本)

206: ポートレイト・イン・ジャズ(文庫)

207: ポートレイト・イン・ジャズ(単行本)

208: ポートレイト・イン・ジャズ〈2〉(単行本)

209: ポテト・スープが大好きな猫(大型本)

210: マイ・ロスト・シティー(新書)

211: マイ・ロスト・シティー(文庫)

212: マイ・ロスト・シティー―フィッツジェラルド作品集(単行本)

213: マイ・ロスト・シティー―フィッツジェラルド作品集 (1981年)(−)

214: モンゴル紀行 街道を行く 5(文庫)

215: ランゲルハンス島の午後(文庫)

216: ランゲルハンス島の午後(単行本)

217: レキシントンの幽霊(文庫)

218: レキシントンの幽霊(単行本)

219: ロシアについて―北方の原形(文庫)

220: ワールズ・エンド(世界の果て)(単行本)

221: ワイド版 街道をゆく〈10〉羽州街道、佐渡のみち(単行本)

222: ワイド版 街道をゆく〈11〉肥前の諸街道(単行本)

223: ワイド版 街道をゆく〈13〉壱岐・対馬の道(単行本)

224: ワイド版 街道をゆく〈1〉甲州街道、長州路ほか(単行本)

225: ワイド版 街道をゆく〈24〉近江散歩、奈良散歩(単行本)

226: ワイド版 街道をゆく〈26〉嵯峨散歩、仙台・石巻(単行本)

227: ワイド版 街道をゆく〈27〉因幡・伯耆のみち、梼原街道(単行本)

228: ワイド版 街道をゆく〈29〉秋田県散歩、飛騨紀行(単行本)

229: ワイド版 街道をゆく〈2〉韓のくに紀行(単行本)

230: ワイド版 街道をゆく〈32〉阿波紀行、紀ノ川流域(単行本)

231: ワイド版 街道をゆく〈33〉白河・会津のみち、赤坂散歩(単行本)

232: ワイド版 街道をゆく〈34〉大徳寺散歩、中津・宇佐のみち(単行本)

233: ワイド版 街道をゆく〈35〉オランダ紀行(単行本)

234: ワイド版 街道をゆく〈36〉本所深川散歩、神田界隈(単行本)

235: ワイド版 街道をゆく〈43〉濃尾参州記+全43巻総索引(単行本)

236: ワイド版 街道をゆく〈6〉沖縄・先島への道(単行本)

237: ワイド版 街道をゆく〈9〉信州佐久平みち、潟のみちほか(単行本)

238: 伊賀の四鬼(単行本)

239: 以下、無用のことながら(文庫)

240: 一度は読もうよ!日本の名著―日本文学名作案内(単行本)

241: 一夜官女(文庫)

242: 偉大なるデスリフ(新書)

243: 偉大なるデスリフ(文庫)

244: 偉大なるデスリフ(単行本)

245: 意味がなければスイングはない(単行本)

246: 維新の群像(単行本)

247: 闇を飛ぶ―忍者小説集(単行本(ソフトカバー)

248: 因幡・伯耆のみち;梼原街道(単行本)

249: 阿波紀行・紀ノ川流域(単行本)

250: 愛について語るときに我々の語ること(新書)

251: 愛について語るときに我々の語ること THE COMPLETE WORKS OF RAYMOND CARVER〈2〉(単行本)

252: 愛蔵版 グレート・ギャツビー(単行本)

253: 愛蘭土紀行(単行本)

254: 愛蘭土紀行(単行本)

255: 俄―浪華遊侠伝(文庫)

256: 俄―浪華遊侠伝(単行本)

257: 果心居士の幻術(文庫)

258: 果心居士の幻術 (1977年)(−)

259: 映画をめぐる冒険(単行本)

260: 雨天炎天(大型本)

261: 雨天炎天―ギリシャ・トルコ辺境紀行(文庫)

262: 回転木馬のデッド・ヒート(文庫)

263: 回転木馬のデッド・ヒート(単行本)

264: 回転木馬のデッド・ヒート(文庫)

265: 花の館 (1970年)(−)

266: 花の館・鬼灯(文庫)

267: 花咲ける上方武士道(文庫)

268: 花神(単行本)

269: 花神 (下巻)(文庫)

270: 花神 (中)(文庫)

271: 花神 1 (1)(単行本)

272: 花神 2 (2)(単行本)

273: 花神 3 (3)(単行本)

274: 花神 4 (4)(単行本)

275: 花神〈1〉 (1972年)(−)

276: 花神〈2〉 (1972年)(−)

277: 花神〈3〉 (1972年)(−)

278: 花神〈4〉 (1972年)(−)

279: 花神〈上〉(文庫)

280: 英文学形式論 (1976年)(−)

281: 英雄を謳うまい THE COMPLETE WORKS OF RAYMOND<7>(単行本)

282: 夏草の賦 [新装版] 下(文庫)

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初心者にもやさしいと言われて人気のノートパソコンです。

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メーカー製にして水冷。パワーと静けさにびっくりしました。

NEC VersaPro
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TOSHIBA dynabook
AVに強い、衝撃にも強い。

富士通 FMV-BIBLO
初心者にも人気が高いノートパソコンです。

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EPSONは価格対性能比の高さで勝負です

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最短翌日配送です。家具を欲しい時に、すぐご購入いただけます。
代引手数料無料。配送業者との代金引換でお支払いの場合、手数料は一切かかりません。
家具は基本的に組み立て方式です。使う場所まで運んでから組み立てられるため、搬入が容易です。
専門業者による組み立てサービスもインターネットでお申込みいただけます。

AVONオンラインショップ
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QVCジャパン
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“あなたにぴったりの商品が見つかる!買いやすい!”をテーマに、@cosmeのクチコミで人気のあるコスメを中心として、スキンケア、ボディケア、ヘアケア、そして美容家電やサプリメントまで、美容に関する商品を数多く取り揃えています。

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ジューシーズ
ジュウシマツのホームページ

ショップ.学研
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村上春樹さんの本特集
トップページは、気まぐれなおすすめ
1973年のピンボール 1973年のピンボール
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文庫

発売:
講談社

価格:
¥ 420

amazonでのユーズド価格:
¥ 270

著者・編者:
村上 春樹

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 3
他の作品に比べると・・・
 村上氏の他の作品と比較してしまうとどうしても見劣りしてしまった。巧みな文章力は初期の作品と言えど健在だが、文章の構成や、登場人物の心理描写に甘さを感じた。
 しかし同じ初期の作品でも『風の歌を聴け』の方が断然楽しめたのはなぜだろうか。私は構成や心理描写の点で難があると感じたが、それは他の読者にとってはそうでないのかもしれない。読む人によっても違う捉え方ができるのも、村上氏の小説―私は特に他の作品においてそう思うが―の魅力なんだと思う。
評価: 2
構成が甘いが雰囲気を楽しめる
キャラクターや物事の描写には優れているが、
構成に脈絡がなく、思いつきでだらだら書いたという
印象が残る作品。
初期の作品はこういう感じだったのかと思った。
それでもなぜか「雰囲気」を感じ取ることができ、
読書そのものは楽しむことができた。
こうしたこと(雰囲気の提供)は、著者がバーを経営していたことと
無関係ではないと思う。
評価: 4
二作目
 結局何の話だったのか掴めないまま終わってしまったのだけど、おもしろかったし、楽しめた。
 僕と鼠の孤独というか不安定な心情が書かれてて、風の歌に聞けはあまり付いていけなかったけど、これは入りやすいと感じた。


1973年のピンボール 1973年のピンボール
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単行本

発売:
講談社

価格:
¥ 1,470

amazonでのユーズド価格:
¥ 631

著者・編者:
村上 春樹

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
天才的な処女作に続く第二作目
 圧倒的に冴えた文章で綴られた処女作に続く村上春樹の二作目.三部作の中間ということもあり「風の歌を聴け」と「羊をめぐる冒険」に挟まれ,なんとなく印象が薄いような気もする本作だが,文章の切れは衰えてはいない.あの大ベストセラー「ノルウェイの森」のヒロインが登場したり「ねじまき鳥クロニクル」で大きな意味を持つ井戸についても言及していたりと後の傑作作品郡で輝く宝石たちがひっそりと包まれている.軽い気持ちでさらっと読めるので,ぜひとも多くの人に読んでもらいたい.
評価: 5
風の歌を聴け
 で芥川賞やらずに、これでもやらなかった文壇。やっとけばいいのに。
 風の ̄から続く三部作の第二章。影に徹する鼠。関係が絶妙すぎる。
 しかし、今読んでも何がなんだかわかりません。記号的すぎる双子、ピンボールマシンを探す僕、徐々に自分を失い始める鼠。それを絶妙な文体で書いて、もう読んでいるだけで心地いいのは何故だろう。
 これは次の羊を巡る冒険、さらにダンス・ダンス・ダンスまでひっぱられている主題なので、次も是非。
評価: 4
いい作品
ピンボールがそんなに流行ったなんて知らんかった。この話を読んで、初めて知ったよ。このころから春樹は書き方変わっているね。


2ひきのいけないアリ 2ひきのいけないアリ
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大型本

発売:
あすなろ書房

価格:
¥ 1,470

著者・編者:
クリス・ヴァン オールズバーグ
Chris Van Allsburg
村上 春樹

アマゾンでの評価平均値:
5.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
アリの目線
アリの目線から見た冒険が描かれています。
私たちは絵本の外から冒険を眺めているのですが、2ひきのアリは未体験ゾーンにはまりこみます。今までの絵本とは明らかに違うタッチ。この作品の2年前の作品である「急行『北極号』」が映画化される今年、オールズバーグの作品に注目が集まりそうです。


齋藤孝のイッキによめる! 名作選 小学5年生 齋藤孝のイッキによめる! 名作選 小学5年生
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単行本(ソフトカバー

発売:
講談社

概要:
朝読&音読で国語力がアップできる、21世紀の画期的な名作アンソロジー。小学5年生向けには、夏目漱石、ファーブル、向田邦子、ルブラン、川端康成、黒柳徹子、あさのあつこほか全13編を収録。

価格:
¥ 1,050

amazonでのユーズド価格:
¥ 200

著者・編者:
夏目 漱石
黒柳 徹子
さくら ももこ
齋藤 孝

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
子供の本の世界を広げます
小4の娘に買いました。名作選は安易な感じがして好きではないのです。ダイジェスト判になっていたりもしますし・・・・
でも、これは短編ですが、原作のままで載っています。
子供は本好きですが、どうしても好きなジャンルの本を選びがち。その点、この本は子供に目新しいジャンルへの関心を広めてくれるようです。この本に載っている作者の別の本をドンドン読んでいってくれたらいいなと思います。
評価: 4
名作ダイジェスト!
本好きの小4の姪っ子にあげる前に読みました。
短時間で読めるかつ読み応えもあり、この話が入っていた元の本を読みたい気分にさせます。これをきっかけに読む本の幅が広がりそうです。
おとなでも楽しんで読めますね。
クイズや解説もなかなか。
ちゃんと日本の古典(近代?)も入っているのもGOOD。
真の本嫌いには、ちょと難しいのかなとも思いました。
が、これくらいをすらすら読んでくれる小学生が増えるといいですね。


齋藤孝のイッキによめる!名作選(2年生) 齋藤孝のイッキによめる!名作選(2年生)
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単行本

発売:
講談社

概要:
アラン・ミッツはミス・へスターの飼い犬のフリッツと散歩中に、「ぜったいに、なにがあっても、犬を庭園の中に入れてはいけません」と書かれた注意書きの札を見つけます。ところがフリッツが庭園の中に入ってしまい…。

価格:
¥ 1,000

amazonでのユーズド価格:
¥ 200

著者・編者:
飯島 淳秀 他
斎藤 孝
村上 春樹

アマゾンでの評価平均値:
5.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
小学2年だけじゃもったいない!
内容がおもしろい物を選んでくれているので読み出したら
本当に止まらないようです。2年生の娘にと思ったら、5年生の
娘が『おもしろいよ!これ。』と愛読しています。

親の私は久しぶりに星新一さんの作品を読みました。懐かしい
思いがします。村上春樹さんまであります。すごい!これを2年生が
読むのかしら?と思ったら読んでいました。本の内容が色々な取っ掛かりを
作ってくれるので、これから色んな作者さんの本に興味が飛んでくれたらと
思います。

少し下の学年の本が読みやすいかも知れません。私は1年生も買おうと
思っています。5年生の娘は早く自分の学年の本が出ないかと楽しみに
しています。何を読ませたらいいか判らないお父さん、お母さん、
お勧めです。まずは一緒に読んであげるとじっと聞いてくれますよ!
評価: 5
男の子にぴったり
本をなかなか読まない男の子にぴったり、字も大きくて、お話の抜粋なのでこの前後はどうなんだろうね、と言ったりして興味をもたせて読ませています、我が家の場合一人では読めないので声に出させて親が聞くといった感じです、お話のあとに質問があってめんどくさがるのですが口頭で回答させています、何度でも繰り返し読ませることが大切かなと思っています、親の方もこの話どうだったけともう一度読み返している感じです、1年生、2年生とありますが1巻2巻といった感じで学年はそう関係ないと思いました。


翔ぶが如く〈10〉 翔ぶが如く〈10〉
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文庫

発売:
文藝春秋

価格:
¥ 570

amazonでのユーズド価格:
¥ 100

著者・編者:
司馬 遼太郎

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
サムライの絶滅、そして日本の精神の絶滅・・・
明治10年9月24日、西郷は最後の時を迎える。その半年後、大久保も暗殺者の手にかかり、落命する。

大久保と西郷の物語はここで終わる。もちろん、爽快感はない。

読後感の重さは、ひとつには、西南戦争にはいったい何の意味があったのか、ということがある。この小説を読む限り、ただ死ぬためだけに行軍したようにしか思えない。そしてそれと知っていて西郷は止めなかった。まるでレミングの死の行進である。

もうひとつの重さは「サムライの絶滅」を暗示させる点であろう。士族は鎌倉幕府以来700年間、日本における読書階級であり知識階級であった。いわば日本的精神の美を支えてきた階級であった。それがいきなり無業者となり、百姓の軍隊に駆逐された。と同時にストイックな求道的精神も、庶民の庇護者としての犠牲的精神も絶滅した。かわって、極めて個人的な利と欲の精神が権力の中枢を占めるようになった。実のところこの構図は今にいたるまで、ずっと続いているように思う。

明治維新はいったい、何をつくり、何を破壊したのか。電車の中で化粧をする、道端に座り込む、車の窓からゴミを投げる。サムライが代表者として受け継いできた日本人の精神は、ここから崩壊が始まったのかもしれない。
評価: 4
虚像か英雄か
全10巻という長丁場の終焉に来て、なにやら最初のころに比べ著者の
西郷隆盛はじめ桐野利秋に対するトーンが冷ややかになってくる。
「豪胆・爽快な男」としつつも桐野も最後は「単なるテロリスト」
呼ばわりだし、「会った人でなければわからない西郷の大きさ・人望」も
所詮会ったことがない著者や読者には、虚像か英雄か判定がつきかねる、

というところが正直な結論だろうか。
西郷は幕末動乱を駆け、維新回天をなし、武士の無用な世を作った。
西郷の生涯の最後の仕事は行き場のない武士たちを死地に
つかせることになってしまう。

西南戦争の終盤、西郷、薩軍幹部たちの死。
圧巻の最終巻ですが、読後感は複雑です。この一大叙事詩をどう
表現したらよいのか適当な言葉が浮かば?!??い。
評価: 4
虚像か英雄か
全10巻という長丁場の終焉に来て、なにやら最初のころに比べ著者の西郷隆盛はじめ桐野利秋に対するトーンが冷ややかになってくる。豪胆・爽快な男としつつも桐野も最後は「単なるテロリスト」呼ばわりだし、「会った人でなければわからない西郷の大きさ・人望」も所詮会ったことがない著者はじめ読者にも、虚像か英雄か判定がつきかねる、というところが正直な結論だろうか?西郷は幕末動乱を駆け、維新回天をなし、武士の無用な世の中を作った。西郷の生涯の最後の仕事は行き場のない武士たちを死地につかせることだったのか・・。

西南戦争の終盤、西郷、薩軍幹部たちの死。圧巻の最終巻ですが、読後感は複雑です。この一大叙事詩をどう表現したらよいか適当な言葉が浮かばない。


翔ぶが如く〈3〉 翔ぶが如く〈3〉
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文庫

発売:
文藝春秋

価格:
¥ 570

amazonでのユーズド価格:
¥ 200

著者・編者:
司馬 遼太郎

アマゾンでの評価平均値:
5.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
西郷の下野
大久保との直接対決に破れ、明治6年10月23日、ついに西郷は辞表を出し、東京を去る。

黒田清隆の妻斬殺事件のエピソードが興味深かった。大久保利通は、この事件を揉み消したことが、のちの暗殺の一因となった。全編を通して、決して私利私欲や出身藩への利益誘導に走ることのなかった大久保がなぜ、黒田に対して厳しい措置がとれなかったのか。謎は多い。


翔ぶが如く〈5〉 翔ぶが如く〈5〉
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文庫

発売:
文藝春秋

価格:
¥ 570

amazonでのユーズド価格:
¥ 280

著者・編者:
司馬 遼太郎

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
恐るべし!大久保。
 不平士族のいわばガス抜きともいえる台湾出兵であったが、提唱者・大久保利通は自ら清国に乗り込み、恐るべき粘り腰で「大国」とわたりあう。息を呑む駆け引き。政治家・大久保利通の真価がいかんなく描かれている。
評価: 5
迫真の「瀬戸際」外交
台湾出兵後の後始末を、大久保利通みずからが清国に渡って行う。50日に及んだという外交交渉が圧巻である。この時代、圧倒的に弱小であった日本が、超大国の清と堂々と渡りあう。大久保の胆力に舌を巻く。
評価: 4
大久保利通の粘り腰と伊藤博文の寝技
この巻では、大久保利通による台湾出兵(不満武士のガス抜き)の
戦後処理についてと帰国後の自由民権運動をはじめとする、政情不安
について書かれています。大久保は自分でまいた台湾出兵という種を、
自ら北京に赴き李鴻章と折衝し、刈り取ります。会議の席上、梃子で
も動かない大変な粘り腰をみせます。このシーンは、圧巻です。また、
帰国後に岩倉・大久保の元勲政治による政情不安を取り除くため、
伊藤博文が木戸を再び政界に戻す説得シーンも見所があります。伊
藤博文といえば、昔の1000円札の人としかイメージがありませ
んが、さすが紙幣になる人、それだけの行動と実績を残していまし
た。


翔ぶが如く〈6〉 翔ぶが如く〈6〉
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文庫

発売:
文藝春秋

価格:
¥ 570

amazonでのユーズド価格:
¥ 329

著者・編者:
司馬 遼太郎

アマゾンでの評価平均値:
5.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
士族の乱、相次ぐ
明治9年秋、熊本神風連の乱、秋月の乱、萩の乱が立て続けに起こる。時代はいよいよ、きな臭い。

神風連の鎮圧には、後の日露戦争の立役者、児玉源太郎が活躍した。このとき若干24歳。みごとな統制で夜襲の混乱を建て直し、一気に乱を押さえ込んだ。大物の片鱗が見える。


翔ぶが如く〈9〉 翔ぶが如く〈9〉
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文庫

発売:
文藝春秋

価格:
¥ 570

著者・編者:
司馬 遼太郎

アマゾンでの評価平均値:
5.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
翔ぶがごとく襲い、翔ぶがごとく退く
薩摩兵は「上代の隼人が翔ぶがごとく襲い、翔ぶがごとく退」き、果敢な戦闘を展開するが、徐々に、数で勝る政府軍に押し戻され、ついに鹿児島城裏の城山に逃げ込む。

薩摩軍の2将、桐野と篠原には全く作戦も戦術もなく、軍の指揮官というよりも1個のサムライであった。これでは物量がものをいう近代戦はでは到底勝てない。300年前の関が原でさえ、勝てなかったのではないだろうか。そういう人物を近くにおき将にした西郷に、人を見る眼は果たしてあったのだろうか。西南戦争は、戦争というより、無謀なサムライの一揆だったのだ、という印象を強く受ける。


I Am a Cat―吾輩は猫である I Am a Cat―吾輩は猫である
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単行本

発売:
アイビーシーパブリッシング

価格:
¥ 735

amazonでのユーズド価格:
¥ 500

著者・編者:
夏目 漱石
R.F. Zufelt
R.F. ズフェルト

The complete works of Raymond Carver (8) The complete works of Raymond Carver (8)
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単行本

発売:
中央公論新社

価格:
¥ 3,465

amazonでのユーズド価格:
¥ 2,000

著者・編者:
レイモンド・カーヴァー
村上 春樹

アマゾンでの評価平均値:
5.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
RAY,貴方の声が聴きたかった
ついに完結したRAYの全集。足かけ15年を超えるモノになりました。
まずは村上春樹様に感謝。彼がいなければこの全集はあり得なかった。
そしてRAYの声を聴きたい読者が数多くいたこと。今日本に彼の全てがある。この国に生まれたことはカーヴァーを読む上では最高の環境です。
そっと口絵の写真を見て欲しい。彼の優しい瞳がそこにある。

付録のテスの言葉は重い。


「ひとつ、村上さんでやってみるか」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける490の質問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか? 「ひとつ、村上さんでやってみるか」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける490の質問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか?
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単行本

発売:
朝日新聞社

価格:
¥ 1,470

著者・編者:
村上 春樹
安西 水丸
村上 春樹

アマゾンでの評価平均値:
5.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
村上春樹をもっと好きになれる本
ハルキストの方、また、村上春樹の本なんて意味わからんとか思ってる方も楽しめる本です。どんな質問にもやんわり軽く答えている村上さんですが、その実とても機知に飛んだ回答集は、ニヤニヤ笑いながらスルスル読めてしまいます。そしてどんなユーモアに溢れた文章でも、作者の人生観や人間性が所々にみられ、感銘を受ける一言も多々ありました。
私は村上春樹の小説しか読まない派だったのですが、この本を読んで、エッセイも読みたいと思うようになりました。しょうもないタレントの自伝やら「誰でもハッピーになれる本」やら読むより、ずっと為になる本です。
本は心の貯金です。(@春樹)
評価: 5
作者が完全に嫌いという以外の人には、全員に購入をお勧めします。
毎回、このシリーズは即購入する。僕を村上春樹ファンにさせたシリーズだ。
村上春樹が好きな人も、食わず嫌いな人も、一度(小説を)読んでみたがダメだった人も、とにかく読んでみて欲しい。
期間限定で開けた村上朝日堂のHPによせられた、さまざまな質問に、筆者が答えていくのだけと言えばそれだけの企画。
なんだが、本当に読み応えがあるし楽しめる。そして、なんらか人生や今悩んでいることへの参考になる答えや視点が絶対に見つかると思う。

楽しめた時間の長さまで考えると星を7つあげたい本です。こんなに楽しめるめ、これは絶対に安い。
自分にとっては、きっと一生繰り返し読み続ける本だと思います。
評価: 4
村上さんの普段
村上春樹問答集(?)の3作目。相も変わらず読者からの質問をのらりくらりと答えているようで、その実機知に富んだ答えをしているところがなんとも小憎らしい。
当たり前のことなんだけど小説世界とは別の「村上春樹」としての顔が見られるので、ファンは買うべし。
評価を4つとしたのは、このシリーズの1作目の出来と比較してのこと。こちらの方がこの作者の小説を読んでいなくとも入りやすいかな、と。


「これだけは、村上さんに言っておこう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける330の質問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか? 「これだけは、村上さんに言っておこう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける330の質問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか?
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単行本

発売:
朝日新聞社

概要:
小説の面白さ、楽しさを味わうために、著者自身が用意したスペシャル・アンソロジー。はじめてのひとも、春樹ファンも欠かせない一冊。「シドニーのグリーン・ストリート」「かえるくん、東京を救う」など全17編を収録。

価格:
¥ 987

amazonでのユーズド価格:
¥ 434

著者・編者:
村上 春樹
安西 水丸

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
村上春樹氏のお茶目さと誠実さがにじみ出ている
村上春樹氏が、期間限定で開設していたWebページ「村上朝日堂」に寄せられたファンからの質問に対して、本人がメール返信したものを編集した書籍。「羊をめぐる冒険の十二滝村のモデルは?」のような普通な質問から、アイロンの上手なかけ方のような質問まで、茶目っけと誠実さたっぷりに回答している。正直、村上春樹ファン以外は、読むようなものではないとは思うが、軽いやり取りは十分面白いではないだろうか。
評価: 5
下手な自己啓発本よりも
個人的には、「なんでそんなことまで」っていうような、くだらないけど、実はわたしも聞いてみたかったという質問が多かった前回(赤い版)のほうが好きですが、今回も村上さんの答えやその裏にあるやさしさに感動することしきりでした。これは下手な自己啓発本よりずっと人生の役に立ちますよ。
評価: 4
青本?
「そうだ、村上さんに聞いてみよう」の青い版。
(むこうが赤本ならこちらは青本でしょうか)

 ※「何だか前に読んだことがあるような・・・」と思ったら、巻末に
  「本書は村上朝日堂ホームページの全容を収録した
  『CD−ROM版村上朝日堂 夢のサーフシティー』、
  『CD−ROM版村上朝日堂 スメルジャコフ対織田信長家臣団』
   の「読者&村上春樹フォーラム」を収録し、
   CD−ROMから一部を抜粋したものです」
  とありました。

この本にはCD−ROMはついていませんが、新たに
韓国と台湾の読者の方からの質問のお返事も併録されているので、
単なる抜粋の組み合わせで終っているわけではありません。

質問もお返事も、クォリティのようなものを感じます。
また、他人の質疑応答なのに、何となく励まされたりします。
気軽に手にとって、結構熟読してしまう本です。


「ワイド版」 街道をゆく 12 十津川街道 「ワイド版」 街道をゆく 12 十津川街道
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単行本(ソフトカバー

発売:
朝日新聞社

価格:
¥ 1,050

amazonでのユーズド価格:
¥ 580

著者・編者:
司馬 遼太郎

アマゾンでの評価平均値:
3.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 3
幕末を彩った土地
 初出は1977-78年の『週間朝日』。
 奈良県の最南部の十津川を目指す旅。紀伊山中の隔絶された土地で、現代でもなかなか足を踏み入れにくい場所らしい。そんなところで人々がどうやって生きてきたか、迫力を持って書かれている。
 十津川の面白いのは、目立ちたがり屋な点である。中央で政変があったりすると、顔を出さずにはいられないらしい。もちろん、そこには厳しい土地ならではの理由もあるのだが、なんとなく、人々の気性というものが伺える。
 十津川への入り口である五條の話が長い。もっと十津川を語って欲しかった。
評価: 4
あまりの薄さにビックリ
 街道をゆくのワイド版をコツコツ集めています。
 司馬遼太郎さんの作品ではダントツに有名なシリーズなので、ハズレはまずないと思いますが、手にしたときは、あまりの薄さにビックリしてしまいました。厚さ1センチぐらいですからねぇ…しかもこの価格。薄かったらそれに比例して安くなるかな…と思うのですが、やはりそこは知名度も考慮されてるのでしょうか。
 冒頭、坂本龍馬の暗殺の話から入り、暗殺者は「十津川村の者だが…」と言って龍馬を安心させたというエピソードは初耳でした。その他、壬申の乱から天誅組の変まで、十津川村に関わる歴史を数多く取り上げられています。あまりの薄さにビックリしましたが、内容は厚さ以上ですよ。


「司馬遼太郎・街道をゆく」エッセンス&インデックス―単行本・文庫判両用総索引 「司馬遼太郎・街道をゆく」エッセンス&インデックス―単行本・文庫判両用総索引
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単行本

発売:
朝日新聞社

amazonでのユーズド価格:
¥ 1,450

著者・編者:
司馬 遼太郎
朝日新聞社
朝日新聞=

アマゾンでの評価平均値:
3.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 3
「司馬遼太郎・街道をゆく」
 「街道をゆく」のすべてが分かります。この本と原作を持って「街道をゆく」の旅に出ましょう!


「昭和」という国家 「昭和」という国家
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単行本(ソフトカバー

発売:
日本放送出版協会

価格:
¥ 1,218

amazonでのユーズド価格:
¥ 750

著者・編者:
司馬 遼太郎

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 1
森などという言葉はもう必要ない
さすがの司馬遼太郎も自分が生きた時代とそうでない時代を同じ視点で眺めることは不可能であったようだ。経験は時に人間の目を曇らせるのである。
また同時に司馬氏は小説家なのであって、語りはあまり上手ではない。対談などでは普通の会話もできるようだが、一人語りでは無理があったようだ。
その内容は「魔法の森」など無意味にファンタジックな言葉が散りばめられている。しかし、この現代人から見れば気味が悪いだけの表現は、司馬氏の実体験がそのまま大きく影響しているのである。
そこに、司馬氏の昭和観に他の時代を語る時とは違ったカオスが含まれる原因があるのである。

司馬氏が大量の資料を読んでいたことはあまりにも有名であるが、残念ながら研究者とは言えないようだ。
資料分析が全くされていないのである。朝鮮人の捏造、コミンテルンのプロパガンダ、連合軍のプロパガンダなど、多くの誤った情報に防護服無しでさらされることはまさに自殺行為である。
随所に見られるアジア人への哀愁は、何か空虚な幻想にとり憑かれている感じさえする。司馬氏も時代の混乱のなかで翻弄されてしまったのだろう。
評価: 5
司馬史観の集大成
以前読んだ「「明治」という国家」の続編的な感じで、特に昭和20年までの日本の異常な時期に焦点を当てて、どうして戦争に向かって暴走してしまったのかということを論じている。司馬氏は、「統帥権」という得体の知れない権限が軍部によっていつのまにか捏造されたこと、日露戦争でやっとロシアに勝利したにもかかわらず、その真実を伝える者がおらず国民全体が変な自信を持ってしまったことなどを原因として挙げており、ヒットラーのような独裁者がいたドイツとは異なり、日本を戦争に向かわせた責任者を見つけるのはなかなか難しい旨述べている。さらに、明治憲法は、当時とすれば極めて先進的な憲法であり、その憲法がきちんと運用されているうちはよかったが、昭和に入って、亡国の政治家・官僚によってねじ曲げられてしまったとも述べている。今も憲法改正論議が活発化しているが、大事なのは形ではなくてその解釈者の行動ということなのだろう。そういう意味で、改正せずに日本の硬性憲法を守っていくべきという主張にも一定の理解を示すことができるのではないか。

評価: 5
司馬氏の語る言葉の重さを感じました
司馬遼太郎氏が、NHKの教育テレビで12回にわたって「昭和」について語った本です。
ただ、その語られた範囲は、明治・大正だけでなく江戸時代にまで遡られて語っておられますので、非常に広い時代を題材にされました。

司馬史観とまで言われている司馬氏ですが、「昭和」を題材にしたものは、実はほとんど残されませんでした。
その理由として、別の対談の中で「ぼくは五・一五や二・二六事件は非常にきらいです。あの連中に迷惑をこうむったのはわれわれ庶民で、その怨念が猛烈にある」「私にノモンハンを書けというのは死ねということだ」と語られています。

実際、満州の陸軍戦車学校を卒業して見習士官となった司馬氏は、その戦争体験から第1章で次のように結論づけています。「なんとくだらない戦争をしてきたのかと、まず思いました。そして、なんとくだらないことをいろいろとしてきた国に生まれたのだろう」と批判しています。

司馬氏はさらに、戦前の日本は日本の軍部すなわち参謀本部という占領軍によって支配されていた国として糾弾しています。そして、立法・行政・司法の三権を超越した「統帥権」を軍部が握り、終戦に至るまで暴走し続けて、自らの意図を以って日本を引きずりまわした、ということを語られています。

司馬氏が語られるように、満州事変、ノモンハン、太平洋戦争での軍部の行動は、すべて独断専横で独裁的でした。
そしてこうも語られています。「日本の軍部は独裁的になっていきました。しかし、独裁者を出さない国であり、独裁者なき独裁でした。」「そんな権力者が出てきて太平洋戦争を遂行したのです。」と締めくくられました。

戦前の「昭和」という時代が、なぜ滅亡に向かってころがっていったのかを、もう少し皆で考える必要があると感じます。
戦争を美化することなく、二度と戦争を起こさないためにも、歴史に学ぶ必要を再確認した思いです。


「昭和」という国家 「昭和」という国家
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単行本

発売:
日本放送出版協会

価格:
¥ 1,890

amazonでのユーズド価格:
¥ 159

著者・編者:
司馬 遼太郎

アマゾンでの評価平均値:
3.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 1
森などという言葉はもう必要ない
さすがの司馬遼太郎も自分が生きた時代とそうでない時代を同じ視点で眺めることは不可能であったようだ。経験は時に人間の目を曇らせるのである。
また同時に司馬氏は小説家なのであって、語りはあまり上手ではない。対談などでは普通の会話もできるようだが、一人語りでは無理があったようだ。
その内容は「魔法の森」など無意味にファンタジックな言葉が散りばめられている。しかし、この現代人から見れば気味が悪いだけの表現は、司馬氏の実体験がそのまま大きく影響しているのである。
そこに、司馬氏の昭和観に他の時代を語る時とは違ったカオスが含まれる原因があるのである。

司馬氏が大量の資料を読んでいたことはあまりにも有名であるが、残念ながら研究者とは言えないようだ。
資料分析が全くされていないのである。朝鮮人の捏造、コミンテルンのプロパガンダ、連合軍のプロパガンダなど、多くの誤った情報に防護服無しでさらされることはまさに自殺行為である。
随所に見られるアジア人への哀愁は、何か空虚な幻想にとり憑かれている感じさえする。司馬氏も時代の混乱のなかで翻弄されてしまったのだろう。
評価: 5
将来に期待を託す、司馬さんの姿勢を感じます。
これは、「「明治」という国家」に続く司馬さん最後の本です。「日本という国の森に、大正末年、昭和元年ぐらいから敗戦まで、魔法使いが杖をポンとたたいたのではないでしょうか。」という、この司馬さんの言葉は、昭和史がこれから解明されていくことを、強く期待されている姿勢とも感じ取ることができます。この書は、放送記録を構成したものですが、そのために司馬さんの言葉の奥深さを感じます。とりわけ、日本の歴史の中で大正後期・昭和はじめから敗戦に至る間を、特異な時期と捉えられていることに興味を感じました。昭和史の反省を、将来に生かしていくのが僕たちの責務であると噛み締めながら読むことができる書です。
評価: 3
司馬史観で世界史を語れるのか?
晩年の司馬は繰り返し語った、

明治の日本は素晴らしく昭和の日本はだめだと、
それも昭和になって突然だめになったのだと、

評者にはここが理解できない、
なぜそれほどまでに昭和を貶めなければならないのか、
そしてその視点で世界史を語れるのか、現に語れずに終ったではないかと、

司馬遼太郎が昭和の大作家であることはここでわざわざ評者ごときが述べるまでも無い、しかし!!!、と評者は考える、司馬には大きな功罪が合い半ばしているのではないかと、

「功」はもちろん今後も読み継がれるであろう沢山の歴史小説を残したことであり、「罪」はこれも支持者の多い評論・エッセイ分野での著作である、

本書や「街道をゆく」「この国のかたち」に代表される作品群にとりわけ特徴的であるのが、司馬の語り口の滑らかさのために文章の流れに身を任せて読書しているだけなのに、まるで読者自身が思考しているかのごとき錯覚を生じさせることである、

この錯覚こそ知性に大いなる憧れを抱きながらも決して自らには厳しい律を科したうえで思索を繰り返すことのできない多くの読者を惹き付けてやまないコツのようなものなのであろう、

信者が教典の解釈をする水準以下の読者に支えられていたことこそ司馬の作家としての不幸であり、そんな作家を国民作家と持ち上げ続けるのも我々の不幸である、自分の暮す国を「この国」などとは決して口にすまいと評者に決心させたのも司馬であった、


「明治」という国家〈下〉 「明治」という国家〈下〉
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単行本

発売:
日本放送出版協会

価格:
¥ 914

amazonでのユーズド価格:
¥ 169

著者・編者:
司馬 遼太郎

アマゾンでの評価平均値:
5.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
明治維新の隠れた偉人たち
学校の日本史では決して習うことのない(そもそも近現代まで到達しないことが普通だが)幕末から明治維新にかけての各登場人物の個性や哲学が詳述してあり、面白い。特に西郷隆盛が西南戦争で自刀するに至った経緯と苦悩は初めて知る事実であり、改めて、明治維新の偉人たちは本当に自分の命をかけてこの国を守ろうとしたのだということを思い知らされる。はたして、自分たちにその覚悟があるのかどうか。おそらくないだろう。
評価: 5
素晴らしい
幕末から明治初期そして明治憲法制定までの時期をさまざまなテーマ,エピソードで綴ったエッセイ集.国民や国家という概念が全くなかった江戸時代から,そういったものを創出・具現化させ,どうやって成立させていったのかという大テーマの下に各エッセイが書かれている.それぞれのエッセイがバラバラに書かれているのではない点が単なるエッセイ集と一線を画するところ.

徳川慶喜,勝海舟,坂本竜馬,大久保利通,西郷隆盛,桂小五郎,伊藤博文,東郷平八郎,西園寺公望といった有名どころだけでなく,小栗忠順,副島種臣,津田出など,ややマイナーだが立派だった人にも暖かい視線を送り,政治家ではない福沢諭吉や新島襄も取り上げている.明治維新という革命を通り抜けた日本や日本人を,国家・国民という視点からこれだけ多面的に書かれているのが素晴らしい.また特筆すべきは著者の文体というか説明のしかた.著者自身も言っているように,仮に外国人に説明しても理解できるように噛み砕いて書かれている.高校生,中学生でも十二分に理解できるレベルでこれだけの内容が書かれているのは他書に類をみない.
評価: 5
稀代の名著だと思います。
司馬遼太郎が、幕末・維新の人物や事件等について語った本ですが、司馬遼太郎は(あえて)断定的な言い方をしていません。従って、読み手は、司馬遼太郎が取り上げる事象を考えるヒントにして、色々なことを考えることができます。
しかも、読み手の知識が増えるたび、年齢を重ねるたび、読むたびに、考え方

が変わってきます。即ち、読み手の成長に合わせて、本書の読み方が変わってきます。こういう本のことを稀代の名著というのではないでしょうか。


「明治」という国家〈上〉 「明治」という国家〈上〉
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単行本(ソフトカバー

発売:
日本放送出版協会

価格:
¥ 914

amazonでのユーズド価格:
¥ 385

著者・編者:
司馬 遼太郎

アマゾンでの評価平均値:
5.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
目から鱗。混迷の時代にあって羅針盤となる名著。
グローバル化という不可逆的な潮流のなかで、日本はビジョンもないままそれを受け入れ、いまや構造改革という正義の仮面をかぶった日本あるいは日本的なるものの解体が進められている。そんな気持ちを抱いている方も少なくないのではなかろうか。この本が発行されたのは今から18年前であった。明治維新、明治という国家、そして、日本という国をどうとらえるかということについて目から鱗のような本だった。自分なりの日本観を形成する上で最良の書となった。司馬さんは「江戸期という別の体系の文明から明治という国家の成立は知的な意味で世界史的な事件であり、人類の資産のひとつである」という。夢中になって読んだ。日本という国を考える上でこれほど影響を受けた本はそんなにない。バブル経済が崩壊し、方向性を失ったかに見え、混迷している日本のこれからのビジョンを考える上でも最良の書と思われる。私自身、18年ぶりに再読し、それを実感する。司馬さんは「左右を問わずこの世には正義の体系としての政治イデオロギーは存在しない」と言われる。若い頃の一時期社会主義に傾倒していた私はこの本を読んで自分がつねに抱えていた疑念を払拭されたように感じたものだ。司馬さんは「明治はリアリアズムの時代だった。それも透き通った格調の高いでささえられたリアリズムだった。戦争に負けるまでの日本は、このリアリズムがなかった。左右の正義の体系としてのイデオロギーが充満し、国家を振り回していた時代だった」としている。明治維新は決して遠い昔のことではない。たった140年前のことだ。私が生まれた時点からはたった80年前のことである。平成維新という言葉があるが、日本はいままさにそうした変革が必要とされている時期である。日本は変わらなければいけない時期に来ているが、そのビジョンを考える上で政治家も我々庶民もこの本が教えてくれることが多いと思う。
評価: 5
明治維新の隠れた偉人たち
学校の日本史では決して習うことのない(そもそも近現代まで到達しないことが普通だが)幕末から明治維新にかけての各登場人物の個性や哲学が詳述してあり、面白い。特に西郷隆盛が西南戦争で自刀するに至った経緯と苦悩は初めて知る事実であり、改めて、明治維新の偉人たちは本当に自分の命をかけてこの国を守ろうとしたのだということを思い知らされる。はたして、自分たちにその覚悟があるのかどうか。おそらくないだろう。
評価: 5
学生時代に読みたかった!
すごく面白かったです!私は、歴史が苦手で今まで近代史に興味がありませんでした。ふとしたきっかけで昔の上司にこの本を頂き数年後の今読みました。
歴史の知識がほとんどない私でもとても面白く惹き込まれるように読めました。
私とあまり年の変わらない30代前後の青年が、明治国家を設立する為に、一生を費やし、また夢と壮大なドラマがあって明治国家が成立したことが分かりました。同じ志を持った青年が各地にいて、大きな力になった偶然性もすごいと思いました。私は、この今の日本の基礎を造って頂いた方達に感謝しないといけないと思いました。又、この壮大なドラマをもっと早く知っていれば、歴史をたくさん勉強し、学生時代の生き方・勉強の仕方が変わっていたと思います。


『ワイド版』 街道をゆく 15 北海道の諸道 『ワイド版』 街道をゆく 15 北海道の諸道
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単行本

発売:
朝日新聞社

価格:
¥ 1,155

著者・編者:
司馬 遼太郎

『ワイド版』 街道をゆく 40 台湾紀行 『ワイド版』 街道をゆく 40 台湾紀行
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単行本

発売:
朝日新聞社

概要:
「街道」に息づく歴史、その土地で出会った人との心のやりとりを綴るシリーズ。熊野・古座街道、豊後・日田街道、大和丹生川(西吉野)街道、種子島みちを訪ねる。77年初版刊のワイド版。

価格:
¥ 1,470

amazonでのユーズド価格:
¥ 1,000

著者・編者:
司馬 遼太郎

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
日本の遺産
 初出は1993-94年の『週刊朝日』。
 日本の台湾支配が残した遺産をみてまわる旅。もちろん、プラスの面とマイナスの面の両方がある。しかし、総体としてはどちらだったのか。法治、規律、田園開発、文化、学校。そういったものを、ひとつひとつ丹念に検討していく。当時の台湾には、日本支配下で教育を受けた人たちがたくさん生き残っていた。司馬は彼らを訪ね、伝記を読んでいく。そして導き出される結論は・・。
 重厚な一冊。


やがて哀しき外国語 やがて哀しき外国語
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文庫

発売:
講談社

価格:
¥ 540

amazonでのユーズド価格:
¥ 38

著者・編者:
村上 春樹

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
箇条書き
174頁に「外国人に外国語で自分の気持ちを正確に伝えるコツ」3ヶ条がのっています。
この手の箇条書きが何箇所かにあり、とても実用的。でも作家としてのmurakamiさんは筆者にとって
とてもリモートな存在であります。

小説作品は内容とは別に残念ながらその文体にひかれず、長編を読み通した事が
ないのですが、一方、このエッセーは読みやすく、具体的で、アタマに良く響いてくる。そして、
文庫にもなっている。大好きな本であります。表紙の色鉛筆画もなかなか渋くて本書のタイトルによくマッチしています。

ところで、内容の一部についてです:

バッグなどのブランドのコーチ(Coach)の手帳は彼はまだ使っているのだろうか、リフィルだけで
12ドルが高い、ちょっと儲け過ぎではないかとのコメントが237頁にありました。
murakamiさんはブランド品が結構お好きなのではないかと推察します。今年のプラハでの
カフカ賞受賞の時のブルーのドレスシャツ、あれはやはり国産品ではないだろうなと思いながら写真を眺めました。とても凛々しく精悍な表情をしていて、その時のスピーチというのをききたかったです。

次にエッセーを書くとしたら、車を含めて買物道楽のご本にされたら目先が変わって良いかもしれません。『僕の散財日記』murakami版を心待ちにしています。
評価: 5
すごく真面目で、深いエッセイです
村上朝日堂などでおなじみの、力の抜けたいつものかわいい村上春樹の
エッセイではなくて、プリンストン大学に滞在した、
彼なりの「アメリカ観」がわりと真面目に語られている。
アメリカの大学の知的スノビズムに対するある種の郷愁、
平和なサバービアに潜む恐怖、自由の国アメリカをつらぬく肥大した理想主義、
そして英語との格闘。
翻訳家である著者でさえ現地に住めばこんなに語学と戦っているんだ、
となんだか私たちをほっとさせてくれる一方、
あらゆる事象に対する彼の鋭いまなざしはやはり健在。
でも、決しておしつけがましくないところがいいのですよね。
留学経験者(特にアメリカ)にはぜひおすすめの一冊。
評価: 5
ちょうど良い長さ。
村上春樹のエッセイの中で個人的に一番のお気に入りです。
各話の長さがちょうど良くて、スラスラ読めます。
「ロールキャベツを遠く離れて」は村上春樹のすべてのエッセイの中で最も好きなお話です。
あとがきも非常に魅力ある文章です。


やがて哀しき外国語 やがて哀しき外国語
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単行本

発売:
講談社

価格:
¥ 1,427

amazonでのユーズド価格:
¥ 1

著者・編者:
村上 春樹

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
箇条書き
174頁に「外国人に外国語で自分の気持ちを正確に伝えるコツ」3ヶ条がのっています。
この手の箇条書きが何箇所かにあり、とても実用的。でも作家としてのmurakamiさんは筆者にとって
とてもリモートな存在であります。

小説作品は内容とは別に残念ながらその文体にひかれず、長編を読み通した事が
ないのですが、一方、このエッセーは読みやすく、具体的で、アタマに良く響いてくる。そして、
文庫にもなっている。大好きな本であります。表紙の色鉛筆画もなかなか渋くて本書のタイトルによくマッチしています。

ところで、内容の一部についてです:

バッグなどのブランドのコーチ(Coach)の手帳は彼はまだ使っているのだろうか、リフィルだけで
12ドルが高い、ちょっと儲け過ぎではないかとのコメントが237頁にありました。
murakamiさんはブランド品が結構お好きなのではないかと推察します。今年のプラハでの
カフカ賞受賞の時のブルーのドレスシャツ、あれはやはり国産品ではないだろうなと思いながら写真を眺めました。とても凛々しく精悍な表情をしていて、その時のスピーチというのをききたかったです。

次にエッセーを書くとしたら、車を含めて買物道楽のご本にされたら目先が変わって良いかもしれません。『僕の散財日記』murakami版を心待ちにしています。
評価: 5
すごく真面目で、深いエッセイです
村上朝日堂などでおなじみの、力の抜けたいつものかわいい村上春樹の
エッセイではなくて、プリンストン大学に滞在した、
彼なりの「アメリカ観」がわりと真面目に語られている。
アメリカの大学の知的スノビズムに対するある種の郷愁、
平和なサバービアに潜む恐怖、自由の国アメリカをつらぬく肥大した理想主義、
そして英語との格闘。
翻訳家である著者でさえ現地に住めばこんなに語学と戦っているんだ、
となんだか私たちをほっとさせてくれる一方、
あらゆる事象に対する彼の鋭いまなざしはやはり健在。
でも、決しておしつけがましくないところがいいのですよね。
留学経験者(特にアメリカ)にはぜひおすすめの一冊。
評価: 5
ちょうど良い長さ。
村上春樹のエッセイの中で個人的に一番のお気に入りです。
各話の長さがちょうど良くて、スラスラ読めます。
「ロールキャベツを遠く離れて」は村上春樹のすべてのエッセイの中で最も好きなお話です。
あとがきも非常に魅力ある文章です。


もし僕らのことばがウィスキーであったなら もし僕らのことばがウィスキーであったなら
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文庫

発売:
新潮社

価格:
¥ 500

amazonでのユーズド価格:
¥ 245

著者・編者:
村上 春樹

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
アイリッシュもアイラのシングルモルトもこんなに軽くはないが
著者がおそらく息抜きに書いた本。だから、息抜きにちょうどいい。
村上春樹流にいうなら「それ以上でも、それ以下でもない」。これ、星4つが示すように、ほめ言葉のつもりです。
評価: 4
喉がなる一冊。
酒は旅をしない。と、よく聞きますが現地でのむウイスキーは本当に美味しいんだろうなと羨ましくなる本です。
こんな旅をするためだったら仕事を辞めてでも時間を… と一瞬考えてしまいました。
 ウイスキーが好き、興味があるって人が読むと楽しめると思います。
村上春樹は好きだけど、お酒にはまったく興味が無いって人にはどうなんだろ?この本は面白いのかなぁ アイラの雰囲気は楽しめるかもしれませんが、旅行記として他の作品と比べると違和感があるのかも。
 お酒を飲まない方が酒呑みの気持ちが解らないのと一緒で、酒呑みの私にはその辺は解りませんが…
 
評価: 4
小さな島の人間力
誰が こんなタイトルを付けるだろうか?
タイトルだけで 読んでみたくなるような 村上ワールド
シングル・モルトを味わうべく訪れたアイラ島。
そこには、それぞれの蒸留所があり、それぞれのところで製造が違う。
その小さな島のアルコールが世界を酔わせる。
それぞれの蒸留所には、それぞれの哲学があり、コダワリがある。
それは、伝統的な人々の生活の中からの人間力が創りあげたもの。
たかが アルコール、されどアルコール。5千年の歴史がある!
今すぐ シングルモルトで酔いたいエッセイ。




もし僕らのことばがウィスキーであったなら もし僕らのことばがウィスキーであったなら
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単行本

発売:
平凡社

amazonでのユーズド価格:
¥ 300

著者・編者:
村上 春樹

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
アイリッシュもアイラのシングルモルトもこんなに軽くはないが
著者がおそらく息抜きに書いた本。だから、息抜きにちょうどいい。
村上春樹流にいうなら「それ以上でも、それ以下でもない」。これ、星4つが示すように、ほめ言葉のつもりです。
評価: 4
喉がなる一冊。
酒は旅をしない。と、よく聞きますが現地でのむウイスキーは本当に美味しいんだろうなと羨ましくなる本です。
こんな旅をするためだったら仕事を辞めてでも時間を… と一瞬考えてしまいました。
 ウイスキーが好き、興味があるって人が読むと楽しめると思います。
村上春樹は好きだけど、お酒にはまったく興味が無いって人にはどうなんだろ?この本は面白いのかなぁ アイラの雰囲気は楽しめるかもしれませんが、旅行記として他の作品と比べると違和感があるのかも。
 お酒を飲まない方が酒呑みの気持ちが解らないのと一緒で、酒呑みの私にはその辺は解りませんが…
 
評価: 4
小さな島の人間力
誰が こんなタイトルを付けるだろうか?
タイトルだけで 読んでみたくなるような 村上ワールド
シングル・モルトを味わうべく訪れたアイラ島。
そこには、それぞれの蒸留所があり、それぞれのところで製造が違う。
その小さな島のアルコールが世界を酔わせる。
それぞれの蒸留所には、それぞれの哲学があり、コダワリがある。
それは、伝統的な人々の生活の中からの人間力が創りあげたもの。
たかが アルコール、されどアルコール。5千年の歴史がある!
今すぐ シングルモルトで酔いたいエッセイ。




ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編 ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編
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文庫

発売:
新潮社

価格:
¥ 540

amazonでのユーズド価格:
¥ 50

著者・編者:
村上 春樹

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
ぼくの、あなたの「ねじまき鳥」は…?
「喪失」と「回復、救済」の物語。村上文学の象徴ともいえる作品。「癒し」にも似た不思議な読後感…。「ねじまき鳥」は日々何かを失っていく私たちに生きる、前に進む動機を与えてくれるメタファー?ぼくの、あなたの「ねじまき鳥」は…?
評価: 3
読ませる力。
これだけの長大な物語を読ませきってしまう村上春樹の力はやはりたいしたものだと思う。
高校時代に初めて読んだが、あまりにも先の展開が気になって、学校もズル休みして、ほとんど徹夜で2日間で読みきった。
当時はあまりにも深いその小説世界に戸惑いを覚えていたが、何度か読み直してみたところ、今ではなんとなく内容がつかめてきた・・・と言いたいところだが、相変わらずその圧倒的な世界観に今でも戸惑っている。
すごいなとは思うが、面白いなというところにはたどり着けない。おそらく理解するのにまだまだ時間がかかるだろう。
ただはっきりと言えることは、笠原メイは魅力的な女の子だ。
評価: 5
ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編
私はこの小説を読んだきっかけは2chのレビューで読んで歓呼されて読んだ。
この作品の世界観にどんどん引き込まれたのはノモンハンの事件に感化されて三日で読んでしまった。
とにかく厚く読んでとにかく疲れた人も多いと思う。
ただただノモンハン事件に関する描写は圧巻物だった。
描写の良さは終戦のローレライの人間食いに匹敵するほどの圧倒的なデティールがあった。
加納マルタに関してのオチは象の消滅にあるレキシントンの幽霊にある
めくらやなぎと眠る女がオオだと推察している。
とにかく電話でのCOLLは全部の小説が一つのブラックボックスに包まれているような感じがした。


ねじまき鳥クロニクル〈第2部〉予言する鳥編 ねじまき鳥クロニクル〈第2部〉予言する鳥編
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文庫

発売:
新潮社

価格:
¥ 580

amazonでのユーズド価格:
¥ 50

著者・編者:
村上 春樹

アマゾンでの評価平均値:
5.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
意欲作
 今までの村上春樹とは少し違った趣のあるこの作品。村上春樹の代表作と言っても決して過言ではないと思う。つまり、この作品は、傷、あるいは怒りという概念を避けずに真っ向から挑んだ作品なのではないだろうか。
 失踪した妻、井戸の中でぐるぐる物事を考える僕、そして加納クレタ。なるほど、世界は悪意に満ちていて、それでいて僕らはいつのまにか傷だらけになっていて、それでも僕らは生きていかなければならない。たとえ、そのせいで以前の僕自身を切り離し、名前を失ってしまっても、僕らは名前を探しながら生きていかなければならない。
評価: 5
どっぷりと・・・ゆっくりと・・・ぐちゃぐちゃと・・・な世界観。
 本当におもしろかった。第一部はやや衝撃的な文章も盛り込まれていましたが、第二部ではゆっくり流れる時間というか、粘着質な時間というか、何か時間の「流れ」が私には感じられました。感じ方は人それぞれなので、なんとも言えませんが、この意味で「クロニクル(年代記)」という題名の時間的な縦の動きが意味がなんとなくわかったような気がします。全集の解題で作者が、題名が先に決まり内容が決定された、歴史的な色合いの濃い物語になったと述べている通りであります。

 多分、物語の大筋を他人に口頭で説明しようとすれば、本作品はつまらないものとなってしまうような気がします。その世界観は読んだ人にしかわからないでしょう。そういう作品です。誰もが作者の世界にどっぷりと浸かってしまうと述べている通り、私も本当にそのような気持ちで本書を読み終えました。

 またどこにでもありそうな日常的な風景や様子に付随して、この物語で語られる「気」というか「オーラ」というか霊的で呪術的な部分が本書の魅力であるように感じられます。日常にはありえない部分を盛り込む事によって、世界に真実味を与えているのではないでしょうか。「嘘に少しの真実を盛り込む事によって、嘘はより強化される」といった印象です。

 長編ですが、一気に読めてしまう迫力が備わっています。次作でも何も考えずにその世界にどっぷり浸かってゆこうと思います。なぜこんなにもはまってしまえるのか不思議なくらいです・・・。
評価: 5
流されていく感
ねじまき鳥クロニクルの第二部。
一部では、よくわからなくて戸惑いのままに流されてきて、
この第二部では、やはりわからない部分が多いままではあるけれど、
物語の流れに流されることがなんだか心地よくなってきます。
村上春樹の世界にどっぷり浸かっちゃう感じです。

物語は、だんだんと見えてくる部分がでてきたと思うと、
さらに謎のような人や物たちがでてきたり・・・
はらはらどきどきというのではないけれど、飽きません。
ゆったりした中に、どこか闇が潜んでいる感じは、独特です。


ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編
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文庫

発売:
新潮社

価格:
¥ 740

amazonでのユーズド価格:
¥ 148

著者・編者:
村上 春樹

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 2
綿谷ノボル的な。。。
この長編をグイグイ読ませるのはさすが、という感じです。村上春樹さんの作り出す不思議な世界にはまり込んでいってしまいそうな。。

その不思議な世界は魅力的で好きなんだけれど、クミコやクレタ、シナモンも間宮中尉の話もすべて終結しないまま、この話はすべてが拡散してまっているような気がします。それが作者の意図するものなのでしょうか。この小説自体が至極綿谷ノボル的終わり方である気がします。

クレタはどこにいて実際に子供を生んだのか?痣のある獣医の力のことも、シナモンの父が何故殺されたかも、尻切れトンボのまま。
笠原メイのカツラの話は面白かったけれど。

女性の(特に年配の)性欲がまるで罪悪であるかのように書かれていることに、違和感を感じました。トラウマでもあるのでしょうか。。。
評価: 5
渾身の力作ではないでしょうか?
約10年ぶりに読み返しました。作者渾身の力作だと、いま思います。
作者独特の節回しで、パラレルな世界にひそみ、そしてこの世界にも繋がり、顕在する、暗く暴力的なものと最後まで逃げずに戦っています。
ねじまき鳥の声を聞き、井戸を潜り、ノモンハンを抜け、最後にたどりつくクライマックスは作者の作品の中でも独特なものでは無いでしょうか、主人公のセリフに背中が痺れました。
この作品を通り抜け、海辺のカフカにいたるまで随分と時間がたっているのだな、と再確認しました。でもそれは当然のように必要な時間だったのでしょう。
長い3部作ですが、一気に読ませます、すごくおもしろかった。
評価: 4
文学の捧げもの
悪者に誘拐された恋人(妻)を奪還しようとする話…。古典的な勧善懲悪の活劇パターンを、村上春樹が料理するとこんなに複雑で、意味深で、謎めいた物語になるのかぁと、ため息を禁じえませんでした。
どこがどう面白いのかわかりませんが、読み出したらとまらない。本の中では「想像することがここでは命取りになるのだ」というのが一つのキーワードとして出てきますが、あれこれ想像せずにはいられなくなります。
推理小説の種明かしのように、ストンストンと腑に落ちて爽快!という読後感ではありませんが、当分身の周りに春樹ワールドが漂っているような不思議な気がします。しかもそれが心地よい。




はじめての文学 村上春樹 はじめての文学 村上春樹
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単行本

発売:
文藝春秋

概要:
小説の面白さ、楽しさを味わうために、著者自身が用意したスペシャル・アンソロジー。はじめてのひとも、春樹ファンも欠かせない一冊。「シドニーのグリーン・ストリート」「かえるくん、東京を救う」など全17編を収録。

価格:
¥ 1,300

著者・編者:
村上 春樹

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
入門書
村上春樹さんを知るには恰好の一冊になります。短編集で面白いと思った人たちに長編にチャレンジしてもらう。ムラカミワールドはこうして広がって行くのです。


ふわふわ ふわふわ
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単行本

発売:
講談社

amazonでのユーズド価格:
¥ 800

著者・編者:
村上 春樹
安西 水丸

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
ねこが本当に大好きなんですね
村上さんは、本当にねこ大好きだと思いました。
老雌猫をとおしての生命賛歌とでもいうのでしょうか。
安西さんの挿絵と相まってほのぼのとしていて癒される。
それでいて、いちばん大事なものはなに?っていう疑問形だったりする。
村上&安西コンビは奥が深いです。
評価: 5
この比喩が一番すき☆
まだきちんと朝起きて学校に通っていた頃、私は村上春樹と初めて出会ったのだけれど、それ以来私はもう彼の虜で困ってしまっています。

村上作品の何がそれほどいいかって、そりゃ言い始めたらきりがないけど、大きな理由の一つにさりげない比喩の上手さがあると思います。

独特のユーモアで繰り広げられる比喩は、作品に独自のリズムと臨場性を与えてくれます。

印象に残っている比喩は沢山あるのだけれど、その中でもこの作品に登場する年老いた猫の心地よさを表現した比喩が1番好きです。
私は水が大好きなのだけど、水の匂いを1番良く感じられるのはここで語られる場所だと思う。

本来水があるべきはずの場所に水はなく乾燥してしまっている。
でもそこに存在した水は切に感じられ、私に安らぎを与えてくれる。

私は年老いた猫との関わりを、意識してもったことがないのだけど、これほど心地よいものならば是非一度ご一緒してみたいものだと感じました。
評価: 5
この比喩が1番すき☆
まだきちんと朝起きて学校に通っていた頃、私は村上春樹と初めて出会ったのだけれど、それ以来私はもう彼の虜で困ってしまっています。

村上作品の何がそれほどいいかって、そりゃ言い始めたらきりがないけど、大きな理由の一つにさりげない比喩の上手さがあると思います。

独特のユーモアで繰り広げられる比喩は、作品に独自のリズムと臨場性を与えてくれます。

印象に残っている比喩は沢山あるのだけれど、その中でもこの作品に登場する年老いた猫の心地よさを表現した比喩が1番好きだ。
私は水が大好きなのだけど、水の匂いを1番良く感じられるのはここで語られる場所だと思う。

本来水があるべきはずの場所に水はなく乾燥してしまっている。
でもそこに存在した水は切に感じられ、私に安らぎを!与えてくれる。

私は年老いた猫との関わりを、意識してもったことがないのだけど、これほど心地よいものならば是非一度ご一緒してみたいものだと感じた。


ふしぎな図書館 ふしぎな図書館
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単行本

発売:
講談社

概要:
村上春樹と佐々木マキのコンビ復活! 図書館をめぐる、不思議な短篇に、羊男登場。佐々木マキの絵がついた、プレゼントに最適な一冊。僕は、ふしぎな図書館から、脱出できるのだろうか?

価格:
¥ 1,500

amazonでのユーズド価格:
¥ 570

著者・編者:
村上 春樹
佐々木 マキ

アマゾンでの評価平均値:
3.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
意外と好きかも。。
意外と私は気に入りました。というのも絵が佐々木マキさんの絵が可愛らしく
マッチしていたためでもあるのですが、設定も展開も図書館での不思議話としては
さもありなん、という気がしました。
本のサイズといい、とてもいい出来上がりです。
ただ、何度見返しても終章だけはいただけない気がしました。やや残念です。
評価: 4
イラストのポイントが高い
「カンガルー日和」の短編、図書館奇譚がもとですね。
佐々木マキさんのきれいなイラストが入っている分だけ独特の情景描写が減っている。作品自体を見ればカンガルー日和に分があるがパッケージとしての完成度は高め。
図書館奇譚を先に読んでしまった事が残念だ。
ただ、当然だがアンチ春樹や、起承転結がひらがなで書いていないとダメな人には薦められないんじゃないかな?
評価: 3
読書に疲れたら・・・
イラストの可愛さに惹かれて購入した私。いつものように長編小説を読む気合で読み始めたが、約1時間後には読み終えていた。この本は、絵本だと思った。子供向けの本ではけっしてないが(^_^;)
読書の骨休みにはピッタリだろう(私ならそうするが・・・)

「オスマントルコ帝国の税金のあつめ方」について知りたいと思った少年が図書館で出会った老人と羊男は何者か??図書館を舞台としたふしぎな物語。


またたび浴びたタマ またたび浴びたタマ
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単行本(ソフトカバー

発売:
文藝春秋

amazonでのユーズド価格:
¥ 400

著者・編者:
村上 春樹
友沢 ミミヨ

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
やってくれました
個人的に、下らない事を真剣にやっちゃうヒトは大好きです。

一つの回文が4ページで構成されていて、回文(ひらがな)→イラスト→回文(漢字使用)→説明ともなんとも言えない補足の順に並ぶ。
うまい作りになってます。
難点はカバーの関係で読みづらいことでしょうか。
苦しい回文であればあるほど、友沢ミミヨさんのイラストが生きてくる一冊。
「らたいがしぶいぶしがいたら」
あなたは何を想像します?
人生に疲れたときのために、本棚に一冊置いておくのもいいかな、と思います。

でも、装丁が可愛いからと言って小さい子にプレゼントするのはお勧めしません(笑)

評価: 4
脱力系
パラパラとページをめくって回文とイラストを眺めるだけでも楽しいですし、
エッセイをヒントにじっくりとその回文の状況を解釈してみてもまた面白いと思われます。

50音網羅しているだけに、多少無理のある回文が混ざっている点は否めませんが、
それでも「やるなぁ」と思わせる回文も結構ありますし、
普段のあのエッセイの雰囲気が好きな人にはオススメです。
評価: 5
けっこう笑えます。
文章と絵が見事にマッチしてます。よくここまで考えたなーっと感心させられました。
わたしはこの本を偶然図書館でみつけてその場で読んだのですが、思わず吹き出してしまいました。けっこうシュールな笑いが好きな人にはたまらない一冊だと思います。


いまいましい石 いまいましい石
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大型本

発売:
河出書房新社

価格:
¥ 1,733

著者・編者:
クリス・ヴァン・オールズバーグ
村上 春樹
Chris Van Allsburg

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 3
いまいちな石
悪くないんだけど、今までのオールズバーグと比べると、絵もストーリーもいまいちでした。「まさ夢いちじく」「魔法のホウキ」「名前のない人 」あたりの方がお薦めです。
評価: 5
航海日誌
航海日誌形式の物語は、読者を不思議な世界へ誘ってくれます。
一見あり得そうな世界が広がります。海の不思議としか言いようがありません。
非常に海がキレイに描かれた絵本です。子どもはもちろん、大人が読んでも楽しめる絵本になっています。村上さんの翻訳も押さえた表現で素晴らしいモノになっています。
評価: 5
空の美しさ
何よりも空の美しさに目を奪われました。
航海日誌形式の物語は、最後まで緊張感を保っています。
子どもにはもちろん、大人が読んでも十分想像力を駆り立てられる内容になっています。村上春樹さんの翻訳はポイントを押さえていて、本当に分かりやすいものになっています。


うずまき猫のみつけかた―村上朝日堂ジャーナル うずまき猫のみつけかた―村上朝日堂ジャーナル
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単行本(ソフトカバー

発売:
新潮社

amazonでのユーズド価格:
¥ 1

著者・編者:
村上 春樹

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
「一に足腰、二に文体」ですか、なるほど
『やがて哀しき外国語』に続く、
村上春樹氏のアメリカ滞在記その2。
だが、読後の印象は異なる。
(ついでに出版社も講談社→新潮社。)

この本には、程よく弛緩した明るさと、
より近づきやすい雰囲気がある。
読んでいて微笑ましく楽しい。
奥さん(陽子さん)の写真と、
安西水丸さんの挿絵がカラーのせいかな。

滞在期間は1993年から1995年ということだが、
「10年以上前?そんな前なんだ」と思うくらい、
書かれた時期は気にならない。
今現在村上さんがアメリカから
このエッセイを書き送っているのだ、と言われても
全く違和感はないと思う。

そしてアメリカで車を盗まれるとどれだけ大変か、
ということもこの本を読むとよくわかる。
そういう意味で、「アメリカで暮らす」ということの
ひとつのリアルな空気をつかむ参考書として読んでも
面白いかもしれない。
評価: 5
EAT, NAP, PLAY
注)できるだけ、この本を読んでからこのレビューを見てくださいね☆

本書の中には猫のイラストや写真が多く掲載されていますが、
その中から「うずまき猫」を見つけようとしてる人!!
ちょっと待ってください、
著者の真意を測りかねていませんか?

質問です☆
「うずまき猫」ってどういう状態ですか?
猫ってどんな生き物ですか?
このレビューのタイトルをみてくださいね☆
著者にとっての、日々の生活の中の幸せとは「小確幸」ですよね?

「うずまき猫のみつけかた」
人にとって、人生を通してのテーマかもしれないですね☆

(まあ、あくまでも僕の読み方(解釈)ですが)
評価: 5
手軽に、そして3つの楽しみ方
『やがて哀しき外国語』の続編。
前作よりものんびりとリラックスした彼をおもいうかべる。
今回はなんといっても、春樹氏の奥さんによる現地撮影付きである。そしていつもの安西氏の絵がこれまたジンわりとした味わいがある。つまりは、ことばの世界にひたりつつ、クレヨン絵をながめて、写真で親近感をわかせる。

これこそ、1度でいかようにもリラックスした読み方ができるのだ。

今回はソフトカバーなのでお風呂のおともに最適!


おれは権現 おれは権現
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文庫

発売:
講談社

価格:
¥ 600

amazonでのユーズド価格:
¥ 121

著者・編者:
司馬 遼太郎

アマゾンでの評価平均値:
5.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
戦国時代を行き抜いた人たち
戦国短編集です。短編7編を収録。
戦国時代という苛酷、残酷でかつ壮大な時代を生きた、常識を常識とせず、奇想天外に生涯を送る超人的武勇、木村重成や、福島正則、可児才蔵などを主人公にした物語。
その人物の豪傑な部分だけではなく、裏の意外な部分、繊細な部分を、人間味溢れる物語として描いています。


こゝろ こゝろ
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文庫

発売:
角川書店

価格:
¥ 340

amazonでのユーズド価格:
¥ 250

著者・編者:
夏目 漱石

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 3
現代人の心に響く、普遍的な何かを持っている
 小中高と国語の授業で、数多くの現代文を読んできたと思うが、高校卒業後10年以上経ち、覚えているのは「こころ」だけだ。
 確か、教科書に載っていのは、3部構成の本編のうち第3部のうちの一部だったと思う。
 当時、この部分を読み、なにかいろいろと考えさせられ、いつか全編を読もうと思ったことを記憶している。

 自殺したKと先生。時代の差もあり、その二人の行動に共感を得る部分はあまりない。ともすれば、奇妙にも見える。
 だが、それでもなお、二人の思い、考えは現代人の心に響く、普遍的な何かを持っていると思える。
評価: 5
人間の感情の奥深さ
高校からの課題で、初めて夏目漱石の本を読んでみました。
正直、とても読むのに時間がかかりました。
なにしろ、難しい言葉が多くて一つ一つ解説を見たりしていたので。
それでも、やはりこの本から学ぶ事はたくさんあったと思います。
人間の感情を、実に正直に明確に読者の心にストレートに投げかけてきて、
読んでいるこっちが人間ってこんな生き物だっけ…と考え込んでしまいました。
でも、いくら考え直してもやはり夏目漱石の描く人間、その感情は
、どれも納得するというか反論する理由がなくて、すごく奥が深くて、とても一言では語れない作品です。
このような作品に出会えて、私は人間について改めて深く考え直す事が出来たし、また人間の感情の奥深さを味わえたと思います。

一生に一度は必ず読むべき本だと思います。
評価: 5
いつ読んでも・・・
高校生以来、20年振りに読んだ。当時も感銘を受け色々考えさせられたが、年月を経、人生経験を積み、再読してみると新たな感銘を受ける。流石に名著ではある。恐らく、先生とさして変わらぬ年齢になった自分が感じたもの考えたものは、更に20年経って再読した際には、先生より年上の立場になっているということで俯瞰してみることが出来るかもしれない。しかし其のときにでも、漱石の享年を超える歳に私がなっていてもその深遠さを測り知れないような気がする。漱石は偉大である。


この国のはじまりについて―司馬遼太郎対話選集〈1〉 この国のはじまりについて―司馬遼太郎対話選集〈1〉
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文庫

発売:
文藝春秋

価格:
¥ 540

amazonでのユーズド価格:
¥ 299

著者・編者:
司馬 遼太郎
関川 夏央

アマゾンでの評価平均値:
5.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
つまらない、とは言わせません
わたしの友人に静岡のヤツがいまして、こいつが京都にいるとき「関西のテレビはつまらない」なんてぬかしやがった。テレビ大好き人間のこっちがなぜだと訊くと、答えて曰く「東に比べトークの量が多すぎる」、だって。ふぅ・・・何が面白いって、なによりトークがおもろいんやないか!
言われてみると、たしかに関西の人間は「喫茶店の会話」というのが好きですね。漫才なんかでも、しゅべくるタイプだろうがぼやくタイプだろうがこの「喫茶店の会話」風のセンス、スタイルを踏まえてないと、どうもうけない。よしんばうけても、好かれない。その点司馬先生も関西人です。だから楽しいですよぉ、この対話集は。「浄土宗は弥生的だ」なんていう突拍子もない自在な歴史認識の面白さもさることながら、読んでいて話に混ぜてもらっているような気になるところが心憎い(あくまで「読んでいる」のですからこちらから発信ができないところがうらみですが、実際話しに混ぜてもらったところで泰斗同士の対話に口を挟めるほどこっちは賢くないので同じことです)。そのためか「この国のはじまり」も、なにやらおらが町の昔話のようにおもえてきます(特に本書で語られる北条政子像は、一般の彼女のイメージより随分身近に感じられます)。この辺は「トークしかない本」の真骨頂かもしれませんね。
評価: 5
未知の歴史に挑戦する姿勢に感動
 司馬さんは、文筆だけでなく、お話も大変上手な方ですね。聞き上手はわかっていたのですが、話題を相手に応じて提供されます。それほど、司馬さん知識が豊富で、機転が利かれる方だと思います。
 この書では、日本の成立過程や日本人の底流にあるものなどを語っておられます。想像力も抜群で、歴史上明らかになっていないものは、小説家としての想像力で歴史の空白を綴っていかれます。
 対話の相手では、ライシャワーさんとの話が興味深い内容を含んでいます。アメリカの駐日大使を勤められ、知日派としても著名な方との会話は、国を超えて歴史を楽しんでおられる感じがします。
 未知の歴史に挑戦している、司馬さんの姿勢に感動できる書です。



この国のかたち〈2〉 この国のかたち〈2〉
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文庫

発売:
文藝春秋

価格:
¥ 500

amazonでのユーズド価格:
¥ 1

著者・編者:
司馬 遼太郎

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 3
プチ日本学を学んで、自分なりの日本観を身につける。
 営業カバンに入れて、移動時間の車内の細切れ時間を使って
読み終えました。

 戦国時代、江戸時代、明治時代の習慣・宗教などについて勉
強になります。日本人である自分はどのようなバックグランド
を持って生まれてきたのか、日本という国がどういう国なのか、
こういったことを自分で考える、いい本だと思います。
評価: 5
統帥権だけじゃないよ
”この国のかたち”は,統帥権の話しにばかりこだわっているわけではありません.私としては,特に仏教,儒教と神道にまつわる,日本での起源や,発展のお話から,”日本人のかたち”が浮かび上がるようで,本当に面白いと思いました.

”あのころの天皇の存在はそれほど大きいものじゃあなかったんだよ”と大正生まれの,元下仕官の,白髪のおじいさんが,遠慮がちにつぶやいている姿が浮かんできます.


この国のかたち〈5〉 この国のかたち〈5〉
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文庫

発売:
文藝春秋

価格:
¥ 500

amazonでのユーズド価格:
¥ 51

著者・編者:
司馬 遼太郎

この国のかたち〈5〉1994~1995 この国のかたち〈5〉1994~1995
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単行本

発売:
文藝春秋

概要:
「街道」に息づく歴史、その土地で出会った人との心のやりとりなどを綴るシリーズ。第17巻は「島原・天草の諸道」。北原白秋らの面影を追いつつ初期の幕藩体制を揺るがした地の歴史を探る。87年初版刊のワイド版。

価格:
¥ 1,223

amazonでのユーズド価格:
¥ 1

著者・編者:
司馬 遼太郎

この国のかたち〈6〉 この国のかたち〈6〉
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文庫

発売:
文藝春秋

価格:
¥ 500

amazonでのユーズド価格:
¥ 272

著者・編者:
司馬 遼太郎

アマゾンでの評価平均値:
5.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
今改めて日本を見つめなおす
司馬遼太郎のエッセイ集(?)だ。主に歴史上の人物、出来事から日本という文化、国のことを述べていて、主に幕末から明治維新、戦国時代、そして仏教伝来などに言及している本である。日本人の性質にここまで切り込んだ作品は見たことがない。産経新聞への連載であった為、文章は短いが、内容が凝縮されていて、かつわかりやすい。司馬遼太郎が小説では書ききれなかった(触れなかった?)昭和についても触れているのは興味深い。

『日本の文化は革命否定の上に成り立っている。独裁者を許さない文化』

織田信長はある意味、革命に一番近づいた。(封建制の否定)しかし明智光秀に本能寺で殺された。そうでなくともいづれは誰かに…
評価: 5
歴史の中の海軍
ペリー来国以前、日本には海軍がなかった。船を使って回送運送業が諸国の戦に兵士として使役され、利権を得ていたが、開国後に一変した。その成り立ちがこの本には書かれており、日本海戦で世界の大国と、しのぎを削り、海戦するまでのいきさつが面白いく描かれている。


こころ こころ
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文庫

発売:
新潮社

価格:
¥ 380

amazonでのユーズド価格:
¥ 1

著者・編者:
夏目 漱石

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
こころは揺れる
先生、私、奥さん、父、母、、主要な“生きている”登場人物はわずかこれだけ。後半はここに先生の友人のKが、先生の記憶の中に強烈に現われることになるが・・・
漱石がこの作品に「こころ」と名づけたのは、彼の人生経験と人間観察と心理的な描写の力量とが見事にバランスし、登場人物たちの揺れ動く感情郡が、文章の中に一種の和音を生み出すことに成功したからだと思われる。
彼は人間の心理をえぐる程描く。繊細なタッチで人間が自分自身を責めることを描く。恋することを描く。惹きつけられることを描く。慕うことを描く。そしてそれらの揺れ動きの中に、なにか人間のこころというものの真理を見出そうとしているのだ。
評価: 5
『人間的』とは何かな?
この「こころ」は、中学生の時の国語で一部分だけ習ったのみで、
一冊丸ごと読み通してなかったのですが、実際読んでみたら凄い小説でした。

「上・先生と私」では、主人公である「私」の眼から、
ミステリアス且つ深遠で高尚なイメイジを醸し出していた「先生」の過去が、
「下・先生と遺書」に於いて凡て暴かれていきます。
そしてそれとは、「先生」が永年誰にも教えずに(教えられずに)
隠し通してきた「人間の罪」が描かれたものでした・・・。

非常に多角的な読みが出来る作品だと思いますが、
私はこの「こころ」を読んで、
「『人間的』とは何か?」について深く考えさせられました。
哲学的・宗教的で、一見「人間的でない」様に見えた「先生」の友人「K」が、
実際は誰よりも「人間的」であり、「K」よりは数段「人間的」に映った若き日の
「先生」が、宿屋の「御嬢さん」を巡り、あのような行動を取ってしまいましたが、
その時の「先生」の行動も、彼が「K」の死の最中に世間体を気にする狡さも、
そして彼がその後の人生で内面に罪を背負いながら生きていく姿も、
「K」とは違う意味で、極めて「人間的」であるように思いました。
つまり、一義的に「人間」というものは定義付けできないものであり、
結局の所、人間という存在は「謎」なのだ、と思いました。

そしてこの様な生き方をした人間に、敢えて「先生」とネーミングする所に、
筆者の皮肉が感じられました。

また、「中・両親と私」が、「上」と「下」に於いてどの様な
連結・相互作用を持っているのかについても、考察する必要を感じました。

如何せん、この作品を深く理解するためにリリーディングの必要性を感じますし、
何よりも、これからもっと多くの漱石文学を読んでいきたく思いました。
評価: 5
我々のこころの中に生きる漱石
文豪、夏目漱石の作品は我々の身近にある。
親しみやすい背景や展開、それから描写対象だ。

漱石の作風は、晩年になる程、
人間の内面をより鋭くえぐる。
「こころ」はそんな作品だ。

先生の述べる内容は、当初謎めいているが、
薄皮を剥がすが如く、段々と実体が明らかになる。
先生と学生の微妙なやりとりに引き込まれる。

そして、学生が先生からの分厚い手紙を受け取った後、
自分の父親が危篤状態であるにもかかわらず、
汽車に飛び乗る下りには手に汗握る。

そして、後半の先生の、驚くべき独白だ。
独白の内容にはものものしい部分もあるが、
非常にデリケートな部分も多い。
その文体そのものにも先生の誠実さを感じる。

私の俗っぽい見識だが、先生とKは頭が良すぎるのだ。
そして、二人は、青年故に、純粋過ぎる。
それが描かれる事も、文学の醍醐味でもあるが。

先生とKの苦悩を、こんなにも大胆に描き切った。
近代日本文学の超名作だ。


こころ こころ
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文庫

発売:
岩波書店

概要:
朝読&音読で国語力がアップできる、21世紀の画期的な名作アンソロジー。小学5年生向けには、夏目漱石、ファーブル、向田邦子、ルブラン、川端康成、黒柳徹子、あさのあつこほか全13編を収録。

価格:
¥ 483

amazonでのユーズド価格:
¥ 1

著者・編者:
夏目 漱石

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
こころは揺れる
先生、私、奥さん、父、母、、主要な“生きている”登場人物はわずかこれだけ。後半はここに先生の友人のKが、先生の記憶の中に強烈に現われることになるが・・・
漱石がこの作品に「こころ」と名づけたのは、彼の人生経験と人間観察と心理的な描写の力量とが見事にバランスし、登場人物たちの揺れ動く感情郡が、文章の中に一種の和音を生み出すことに成功したからだと思われる。
彼は人間の心理をえぐる程描く。繊細なタッチで人間が自分自身を責めることを描く。恋することを描く。惹きつけられることを描く。慕うことを描く。そしてそれらの揺れ動きの中に、なにか人間のこころというものの真理を見出そうとしているのだ。
評価: 5
『人間的』とは何かな?
この「こころ」は、中学生の時の国語で一部分だけ習ったのみで、
一冊丸ごと読み通してなかったのですが、実際読んでみたら凄い小説でした。

「上・先生と私」では、主人公である「私」の眼から、
ミステリアス且つ深遠で高尚なイメイジを醸し出していた「先生」の過去が、
「下・先生と遺書」に於いて凡て暴かれていきます。
そしてそれとは、「先生」が永年誰にも教えずに(教えられずに)
隠し通してきた「人間の罪」が描かれたものでした・・・。

非常に多角的な読みが出来る作品だと思いますが、
私はこの「こころ」を読んで、
「『人間的』とは何か?」について深く考えさせられました。
哲学的・宗教的で、一見「人間的でない」様に見えた「先生」の友人「K」が、
実際は誰よりも「人間的」であり、「K」よりは数段「人間的」に映った若き日の
「先生」が、宿屋の「御嬢さん」を巡り、あのような行動を取ってしまいましたが、
その時の「先生」の行動も、彼が「K」の死の最中に世間体を気にする狡さも、
そして彼がその後の人生で内面に罪を背負いながら生きていく姿も、
「K」とは違う意味で、極めて「人間的」であるように思いました。
つまり、一義的に「人間」というものは定義付けできないものであり、
結局の所、人間という存在は「謎」なのだ、と思いました。

そしてこの様な生き方をした人間に、敢えて「先生」とネーミングする所に、
筆者の皮肉が感じられました。

また、「中・両親と私」が、「上」と「下」に於いてどの様な
連結・相互作用を持っているのかについても、考察する必要を感じました。

如何せん、この作品を深く理解するためにリリーディングの必要性を感じますし、
何よりも、これからもっと多くの漱石文学を読んでいきたく思いました。
評価: 5
我々のこころの中に生きる漱石
文豪、夏目漱石の作品は我々の身近にある。
親しみやすい背景や展開、それから描写対象だ。

漱石の作風は、晩年になる程、
人間の内面をより鋭くえぐる。
「こころ」はそんな作品だ。

先生の述べる内容は、当初謎めいているが、
薄皮を剥がすが如く、段々と実体が明らかになる。
先生と学生の微妙なやりとりに引き込まれる。

そして、学生が先生からの分厚い手紙を受け取った後、
自分の父親が危篤状態であるにもかかわらず、
汽車に飛び乗る下りには手に汗握る。

そして、後半の先生の、驚くべき独白だ。
独白の内容にはものものしい部分もあるが、
非常にデリケートな部分も多い。
その文体そのものにも先生の誠実さを感じる。

私の俗っぽい見識だが、先生とKは頭が良すぎるのだ。
そして、二人は、青年故に、純粋過ぎる。
それが描かれる事も、文学の醍醐味でもあるが。

先生とKの苦悩を、こんなにも大胆に描き切った。
近代日本文学の超名作だ。


こころ こころ
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単行本

発売:
岩波書店

価格:
¥ 1,937

著者・編者:
夏目 漱石

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
こころは揺れる
先生、私、奥さん、父、母、、主要な“生きている”登場人物はわずかこれだけ。後半はここに先生の友人のKが、先生の記憶の中に強烈に現われることになるが・・・
漱石がこの作品に「こころ」と名づけたのは、彼の人生経験と人間観察と心理的な描写の力量とが見事にバランスし、登場人物たちの揺れ動く感情郡が、文章の中に一種の和音を生み出すことに成功したからだと思われる。
彼は人間の心理をえぐる程描く。繊細なタッチで人間が自分自身を責めることを描く。恋することを描く。惹きつけられることを描く。慕うことを描く。そしてそれらの揺れ動きの中に、なにか人間のこころというものの真理を見出そうとしているのだ。
評価: 5
『人間的』とは何かな?
この「こころ」は、中学生の時の国語で一部分だけ習ったのみで、
一冊丸ごと読み通してなかったのですが、実際読んでみたら凄い小説でした。

「上・先生と私」では、主人公である「私」の眼から、
ミステリアス且つ深遠で高尚なイメイジを醸し出していた「先生」の過去が、
「下・先生と遺書」に於いて凡て暴かれていきます。
そしてそれとは、「先生」が永年誰にも教えずに(教えられずに)
隠し通してきた「人間の罪」が描かれたものでした・・・。

非常に多角的な読みが出来る作品だと思いますが、
私はこの「こころ」を読んで、
「『人間的』とは何か?」について深く考えさせられました。
哲学的・宗教的で、一見「人間的でない」様に見えた「先生」の友人「K」が、
実際は誰よりも「人間的」であり、「K」よりは数段「人間的」に映った若き日の
「先生」が、宿屋の「御嬢さん」を巡り、あのような行動を取ってしまいましたが、
その時の「先生」の行動も、彼が「K」の死の最中に世間体を気にする狡さも、
そして彼がその後の人生で内面に罪を背負いながら生きていく姿も、
「K」とは違う意味で、極めて「人間的」であるように思いました。
つまり、一義的に「人間」というものは定義付けできないものであり、
結局の所、人間という存在は「謎」なのだ、と思いました。

そしてこの様な生き方をした人間に、敢えて「先生」とネーミングする所に、
筆者の皮肉が感じられました。

また、「中・両親と私」が、「上」と「下」に於いてどの様な
連結・相互作用を持っているのかについても、考察する必要を感じました。

如何せん、この作品を深く理解するためにリリーディングの必要性を感じますし、
何よりも、これからもっと多くの漱石文学を読んでいきたく思いました。
評価: 5
我々のこころの中に生きる漱石
文豪、夏目漱石の作品は我々の身近にある。
親しみやすい背景や展開、それから描写対象だ。

漱石の作風は、晩年になる程、
人間の内面をより鋭くえぐる。
「こころ」はそんな作品だ。

先生の述べる内容は、当初謎めいているが、
薄皮を剥がすが如く、段々と実体が明らかになる。
先生と学生の微妙なやりとりに引き込まれる。

そして、学生が先生からの分厚い手紙を受け取った後、
自分の父親が危篤状態であるにもかかわらず、
汽車に飛び乗る下りには手に汗握る。

そして、後半の先生の、驚くべき独白だ。
独白の内容にはものものしい部分もあるが、
非常にデリケートな部分も多い。
その文体そのものにも先生の誠実さを感じる。

私の俗っぽい見識だが、先生とKは頭が良すぎるのだ。
そして、二人は、青年故に、純粋過ぎる。
それが描かれる事も、文学の醍醐味でもあるが。

先生とKの苦悩を、こんなにも大胆に描き切った。
近代日本文学の超名作だ。


こころ こころ
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文庫

発売:
筑摩書房

価格:
¥ 399

amazonでのユーズド価格:
¥ 1

著者・編者:
夏目 漱石

アマゾンでの評価平均値:
5.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
自意識過剰の自然主義
いつまでも印象に残る書籍はほとんどないものですが、インテリ人間特有の苦悩感を実に微妙な距離感で描写した人が昔おりました。旧千円札の夏目漱石です。
大雑把なあらすじを述べると、鎌倉で先生の魅力に惹かれた主人公が、先生と出会いその自虐的な厭世ぶりに疑問を持つのが前半。後半は自殺した先生の遺書を主人公が読んでいるという設定です。特に後半部は先生がなぜ今のように厭世的になっていたのかが余すところ無く書かれています。大の友人だったKを連れ、寄宿を始めた先生はその家の娘さんにほれてしまう。しかし、友人Kも娘さんにほれているという。内心では焦りながらも頑張りたまえなどとかっこつけてしまうのだが、Kに先に奪われたらどうしようと思案し、先んじて娘さんに結婚を申し込むという話。その後、Kは遺書もなく自殺。先生は爾来、強い自責の念にかられ、今日まで生きてしまったということを吐露するお話し。
私などインテリなので(爆)この揺れ動く自意識の過剰がよくわかるんですよね。しかしながら心的な動きをそのまま綿密に描写してしまうのがこの作品の凄いところ。私小説の名に値するでしょう。感情の機敏を見事に作品と仕上げた漱石の偉さは「こころ」にも如実に現れています。登場人物が極端に少ない中で人間の内面性を無限に描きだした本作品が百年たった今でも残る理由もわかるというもの。まさに感情をあますところなく描いたという点で自然主義と呼称してもよいのではないか?


こころ こころ
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文庫

発売:
講談社

amazonでのユーズド価格:
¥ 1

著者・編者:
夏目 漱石

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
読みごたえあり
 家の本棚にあった古い本で、目をひいたのがこれだった。なにせ、作者が有名な夏目漱石だったというのもあるし、高校の教科書で一部が掲載されていたからっていうのもあった。
 古いだけに、全部、文字、文字、文字。挿絵は一切なし。でも、その分、レトロな活字を通して漱石の描いた世界にどんどん吸い込まれていく気がした。
 作品の中身は、時代を超えて通じるものがあると思う。いつの時代にも人間がいる限り、変わらない心の中の葛藤の物語が伺える。先生の文書による心情の告白、主人公の家族とのやりとりから伺えるそれぞれの心理が、若者と影を背負って生きている大人との対照的な描写からよく読みとることができて、すごくおもしろかった。あるときは、主人公の青臭い感情にうなずき、あるときは、少し悲観的な先生の観点も理解できなくはなかったり。
 読み終えた後に、このドラマを通して、自分はどういう生き方をすべきかを少し考えさせられる思いでした。



こころ 坊っちゃん こころ 坊っちゃん
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文庫

発売:
文藝春秋

価格:
¥ 459

amazonでのユーズド価格:
¥ 82

著者・編者:
夏目 漱石

アマゾンでの評価平均値:
5.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
良い本です
最初に読んだのは高校の教科書に出てきたとき。人間の心の複雑さがとてもうまく描かれていて即本を購入したんですが、あれから20年経った今も、こんな良書にはなかなか巡り合えず、大切にしている1冊です。あれこれ思い悩む思春期に読んだのが良かったと思います。こうゆう気持ち、誰にでもあるんだよね、って励ましてくれたようにも思えます。そして人を裏切ると、その時優越感に浸れたとしても結局は後悔してしまうのだと。


こころ(下) こころ(下)
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発売:
フロンティアニセン

価格:
¥ 1,050

著者・編者:
夏目 漱石

アマゾンでの評価平均値:
5.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
この小説が描く明治の終はりと、私が体験した昭和の終はり
 今から18年前、昭和63年(1988年)の秋は、良く雨が降った。その年、昭和天皇は、重病だった。その為、多くの人々が、雨の中、連日、皇居の前に、傘をさして集まった光景を、私は、今も良く覚えて居る。テレビや新聞で、その光景を見ながら、私は、昭和が終はろうとして居る事を知った。そして、その昭和の終はりの中で、ふと、その昭和の終はりが、この小説に書かれた明治の終はりに、酷似して居る事に、私は、驚かずに居られなかった。
 年が明けて間も無く、昭和天皇はこの世を去った。そして、その時、私は、この小説(『こころ』)が描いた「明治の終はり」の意味を理解したのであった。
 この小説は、単なる恋愛小説ではない。この小説は、一人の人間が、友人に抱き続けた良心の呵責と、明治と言ふ、一つの時代の終はりの交差を描いた小説なのである。−−「恋愛」と「三角関係」だけに目を取られては、この小説の本当の意味は分からない事に、若い人達は気が付いて欲しい。−−私自身、その事を本当に理解したのは、昭和が終はろうとする数ヶ月間の事であった。優れた文学作品とは、こう言ふ物なのだろう。

(西岡昌紀・内科医/戦後61年目の夏に)


こころ(上) こころ(上)
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発売:
フロンティアニセン

価格:
¥ 1,050

著者・編者:
夏目 漱石

アマゾンでの評価平均値:
5.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
人間にとって死者とは何か?
 最近、私は、靖国神社を訪れた。終戦記念日の前日であったが、そこには多くの若い人々の姿が在った。そこで、私は、神社の敷地内に在る博物館の遊就館を訪れ、そこで、戦死した人々の遺影に対面した。
 それから数日の時が流れて、私の心からは彼らの遺影が消えないままである。戦後生まれの、彼らを知らない私がこう言ふ気持ちに成るのである。それでは、実際に彼らを知って居た人々は、戦後、自分たちの心に浮かぶ、彼らの顔や言葉に、どの様な思いを抱き続けて来たのだろうか?
 漱石の『こころ』は、恋愛小説ではない。この小説は、若き日に、親友を自殺に追ひ込んだ老人が、明治の終はりに自らの命を絶つ日まで、抱き続けた良心の呵責を動機(モチーフ)としながら、人間にとって、死者とは何か?を描いた作品なのである。
 人間にとって、死者とは何か?−−これが、この小説の主題である。人間は死者と共に生きる存在なのである。死者への想ひを持たずに生きる生は空しい物である。−−高校生の頃に初めてこの小説を読んで以来、この小説を繰り返し、読み続けて来た私であるが、50歳に成ろうとするこの夏、私は、ようやく、この事に気が付いたのである。

(西岡昌紀・内科医/戦後61年目の夏に)


さよならバードランド―あるジャズ・ミュージシャンの回想 さよならバードランド―あるジャズ・ミュージシャンの回想
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文庫

発売:
新潮社

価格:
¥ 900

amazonでのユーズド価格:
¥ 367

著者・編者:
ビル クロウ
Bill Crow
村上 春樹

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
淡々と描かれる普通のミュージシャンの生活
著者はジャズ・ベーシストだが、正直、ジャズ界のビッグ・ネームとは言い難い人物だ。
その中堅どころの著者が、ジャズに最も脂が乗っていた時代のジャズ・シーンの日常を淡々と描写していく。

ジャズにありがちな“破滅にまっしぐら”“狂人と紙一重”風な話はほとんどないが、ジャズ界の住人達の日々の暮らしがしみじみとした魅力を持つ。
“熱気”よりも“味わい”の一冊だろう。
評価: 5
50年代のジャズメンの生活を活写
著者はベーシストで、長い間ジェリー・マリガンのベーシストを務めたことで知られる。1950年代のニューヨークのジャズ・シーンやジャズメンの貧しくも、生き生きした生活を日記風に活写。この手の本は、あまり書かれていないだけに貴重。カウント・ベイシー、デューク・エリントン、ビル・エヴァンスなどの有名ミュージシャンの人となりが興味深い。好々爺然としたベニー・グッドマンが「グッドマン」でなく「イヤなオヤジ」だったことなど「新事実」も興味深い。訳者の村上春樹氏は知る人ぞ知るジャズファン。日記に併せて、村上春樹選のアルバムを巻末にまとめてあるが、これも翻訳に劣らず力作。(松本敏之)
評価: 5
50年代のジャズメンの生活を活写
著者はベーシストで、長い間ジェリー・マリガンのベーシストを務めたことで知られる。1950年代のニューヨークのジャズ・シーンやジャズメンの貧しくも、生き生きした生活を日記風に活写。この手の本は、あまり書かれていないだけに貴重。カウント・ベイシー、デューク・エリントン、ビル・エヴァンスなどの有名ミュージシャンの人となりが興味深い。好々爺然としたベニー・グッドマンが「グッドマン」でなく「イヤなオヤジ」だったことなど「新事実」も興味深い。訳者の村上春樹氏は知る人ぞ知るジャズファン。日記に併せて、村上春樹選のアルバムを巻末にまとめてあるが、これも翻訳に劣らず力作。(松本敏之)


さあ、犬になるんだ! さあ、犬になるんだ!
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大型本

発売:
河出書房新社

価格:
¥ 1,680

著者・編者:
C・V・オールズバーグ
村上 春樹

それから それから
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文庫

発売:
岩波書店

価格:
¥ 483

amazonでのユーズド価格:
¥ 1

著者・編者:
夏目 漱石

アマゾンでの評価平均値:
5.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
漱石先生
「三四郎」の次に本作を読んだ私にとっては、
物語の前半は大助の思索ばかりで、少し単調に感じてしまいました。
対照的に、後半の三千代との展開は圧巻でした。
平岡から愛情を受けられなかった三千代が、
大助から告白されたあとに、驚くくらいに大胆に振る舞う様子に、
女性の愛される喜びが表れていて印象的でした。
しかし、その後に三千代は心労で倒れてしまい、人間のもろさも実感させられました。
理想の愛への切ないほどのあこがれや、それにともなう不安やしがらみを最高の形で表現した漱石先生は、
自分にとって最高の作家だと再認識しました。
評価: 5
「それから」のそれから・・
代助は食うに困らない。そして生活に飽き飽きしている。それだけで19世紀そのものです。一軒家に優雅な独り暮らし。書生をおいて自分はお好きな読書三昧。朝のトーストに紅茶の朝食。外出前にはちょいとひと風呂浴びて、身支度を整える。下着も新しいのに取り替える。そういう人が日本にもいたんですね。どうして21世紀の日本にはそういう人がいないんでしょうか?もしかしたら、いるのかもしれません。でもそういう人は何をしているんでしょうか?本を読んで、映画を見て、芝居を見て、酒を食らっているんでしょうか?

友達の奥さんが好きになる。これはよくある事です。でも、だからって本当に友達の奥さんの不幸に同情して、自分の奥さんにする。それには勇気がいる。男は、他人の奥さんに手を出しても、離婚させて自分の嫁にまでしないものです。代助はそういう意味では非常に男らしい男です。男はあらゆる意味で理想主義者なので、結婚という現実を選択するのは非常な勇気が必要です。漱石はこういう恋愛の無理と道理を知っていた。だから代助に無理を選択させた。そして「門」では道理を示した。

不倫はある意味簡単です。どんな人でも出来る。でも、代助のような真面目な恋愛は多分誰も出来ない。だから、この小説は今も生きている。そして「それから」は「門」になる。恋愛は結婚にはなりえない。哀しい現実そして人生の真実がそこにあります。



評価: 5
100年前にこれを書くのが偉大な作家・漱石。
この小説も漱石らしく物語自体に奇を衒ったところは何にもない。それでいて面白い。
この『それから』は、素朴で、働くことについて考えさせられる小説。
主人公はニート。鷹揚に構えるニートが仕事にあくせくしている人達よりも立派に見えるのが不思議。そして現代に通じるものがある。
しかし、家族の反対を押し切っても何かを欲しいと思った時、彼はニートを脱する。不安と戦いながら、愛する人のために彼は変わる。
政府は、ニート対策として金をばら撒く前にこの小説を読め!
税金でのうのうと暮らす政府なんかに人を変えるきっかけを作ることはできない。彼ら自身、この小説の主人公と同様、不安と戦いながら、きっかけを待っている。そのきっかけが訪れるまで、彼らはニートを辞めない。
松田優作主演の映画(DVD)もお勧め。


アームストロング砲 アームストロング砲
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文庫

発売:
講談社

価格:
¥ 660

amazonでのユーズド価格:
¥ 299

著者・編者:
司馬 遼太郎

アマゾンでの評価平均値:
5.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
アームストロング砲
どの短編も面白かったが最も印象的だったのは表題作の「アームストロング砲」。倒幕側の諸藩で藩主が主導権を握って政治・行政・軍事を進めた藩は極めて少なかったが、その貴重な好例として佐賀藩のことを興味深く読んだ。アームストロング砲が佐賀藩でどのように設計・開発され、彰義隊壊滅のためにどのように運用されたかについても詳しい。


アームストロング砲 アームストロング砲
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文庫

発売:
講談社

amazonでのユーズド価格:
¥ 1

著者・編者:
司馬 遼太郎

アマゾンでの評価平均値:
5.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
歴史に埋もれた傑人達
買ったときの目当ては、タイトルにもなっている「アームストロング砲」でした。
しかし、その他の物語もどれも甲乙つけがたいほどおもしろかったです。
どの登場人物も個性あふれる人物。
彼らはみな共通して自分の考えに忠実であり、その信念のために滅び、あるいは成功を収めた者たちです。
男なら彼らの生き様に熱いものが込み上げてくること必至です。
評価: 5
幕末の脇役、9人の異人たちの物語
昭和37年から40年頃に「オール読物」「小説現代」などの小説誌に発表された短編を編んだもので、司馬40歳前後の作品集である。

当時、司馬は「竜馬がゆく」と「燃えよ剣」を同時連載中だった。この2つの大作のメインストーリーからはこぼれ落ちてしまったが、坂本竜馬や土方歳三のような主役と同じように、幕末の時代の気分を担った愛すべき脇役たちの評伝を伝えている。

例えば薩摩浄福寺党の肝付又助、こういう人物がそこらじゅうにいた時代というのは、いまからは想像もできない。異様な時代である。

ときに長編小説では、読んでいるうちに主人公に感情移入してしまう。そもそも違う時代の話であるということを忘れ、時代の違和感が薄められてしまう嫌いがある。が、短編小説では感情移入するヒマがないので、時代の違和感が伝わりやすい、ということがあるかもしれない。事実、ここに集められた9人は皆、現代からみれば異様な人間たちである。

単品としての味わいももちろん深いが、同時期に書かれたということで「竜馬がゆく」「燃えよ剣」のサイドストーリーとしての性格も持っている。この2大作のファンの方は、ぜひ本書もあわせて読むことをお勧めしたい。ちなみに、「五条陣屋」「切ってはみたが」の2編は「竜馬が行く」、「薩摩浄福寺党」「壬生狂言の夜」「侠客万助珍談」「大夫殿坂」「理心流異聞」の5編は「燃えよ剣」である。
評価: 5
アームストロング砲
どの短編も面白かったが最も印象的だったのは表題作の「アームストロング砲」。倒幕側の諸藩で藩主が主導権を握って政治・行政・軍事を進めた藩は極めて少なかったが、その貴重な好例として佐賀藩のことを興味深く読んだ。アームストロング砲が佐賀藩でどのように設計・開発され、彰義隊壊滅のためにどのように運用されたかについても詳しい。


アフターダーク アフターダーク
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単行本

発売:
講談社

価格:
¥ 1,470

amazonでのユーズド価格:
¥ 44

著者・編者:
村上 春樹

アマゾンでの評価平均値:
3.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 2
「ぼく」と彼女をめぐる不思議な世界 さようなら 
村上春樹、新境地を開拓!
ああ----しかし失敗だった。全然おもしろくない。村上さんも終わりか-----
「偉大なるマンネリ」過去の作品群を、どなたかがこう述べていらしたけど、この作品より私はマンネリの方がいい。
内容もさる事ながら、文章の輝き、村上さん独特の「言葉」の使い方の魅力が目立たなくなってしまっている。この路線でいくのなら、「さようなら,村上さん」と言うほかないだろう。
評価: 3
結局、どんな世界観なのか・・・?
 本作では村上氏が何を語ろうとしているのか、いまひとつ私にはよくわからなかった。短い文章だったということもあるが、カフカやネジマキ鳥のような迫力が本作には感じられませんでした。
 やはり、いくつかの時間軸を伴って編まれている村上氏らしい作品でしたが、結局珍しく、結論らしいまとまりが出ずに終わっている。これについては、村上ファンであるならば賛否両論が生まれそうです。

 しかし「アフターダーク」・・その単語には様々な象徴的な意味が含まれているような印象でもありました。そう考えると村上氏らしい、独特の人間の心理や行動の描写はやはり顕在でしたが、多くを語ることはせずに、敢えて本作のような長さにした村上氏の意図は私には結局わかりませんでした。
 闇、夢、影・・・題名通りのダークな雰囲気の漂う不思議な作品でした。
評価: 2
あざとく、鼻につく作風
都会の一夜。

ファミレスで読書をして暇を潰す19歳のマリ、行為の前に生理が始まったという理由で、客から暴力を振るわれる中国人売春婦、売春婦を殴り、持ち物を身包み剥した後で、会社に戻って仕事を続けるサラリーマン、元女子プロのラブホマネージャー、後ろ暗い過去から逃げつづけるホテル従業員、眠りつづけるマリの美しい姉、孤児だったこともある音楽青年。

彼らが少しずつ絡みながら、一夜の物語が進行する。あちこちに伏線が張られ、遠回しだがこれ見よがしな示唆と啓示が、ふんだんに盛り込まれる。

「ねじまき鳥クロニクル」に出てくるような、くそ生意気で魅力的な若い女の子、理屈っぽくてさばけている男が登場し、妙にアメリカナイズドされたわざとらしい会話が繰り広げられる。

深遠ぶった、まるで物事の本質をつかむような、断定的な科白が頻繁に登場するが、それは実に薄っぺらく、実は何も語っちゃいない。

あちこちに張られた伏線は、回収されることなく、どこにも繋がらず、放置されて終わる。このあたりの無責任さも、ねじまき鳥に共通している。

カメラ視点からの情景描写は、新しい試みではあったが、押し付けがましく、独り善がりに感じ、不快でさえあった。

文章を書く、物語を紡ぐ技量は文句のつけようもないが、彼の作風というのはどうも、あざとく、わざとらしく、鼻についてしょうがない。


アメリカ素描 アメリカ素描
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文庫

発売:
新潮社

価格:
¥ 660

amazonでのユーズド価格:
¥ 1

著者・編者:
司馬 遼太郎

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
アメリカを鏡にして日本を考えさせる本
アメリカを挑戦的な男の世界だとすれば、日本は身を守ろうとする女の世界だとは、昔から多くの人が指摘してきたことだ。作家の司馬遼太郎はアメリカと日本を比較するに際して、文明と文化のいずれを主軸にするかで考え、『文明はたれもが参加できる普遍的なもの・合理的なもの・機能的なものを指すのに対して、文化はむしろ不合理なものであり、特定の集団(たとえば民族)においてのみ通用する特殊なもので、他に及ぼしがたい。つまり普遍的なものでない』という観点から、移民を受け入れる多民族国家のアメリカと、排他的な国粋主義の日本の差をアメリカで実感している。そして、『人間は体力が衰えると、カイコがマユの中に入るように自分の文化にくるみたくなる』と考察し、日本の民族主義や国粋主義の伏流について危惧する。20年以上も前に書かれたこの本は、小泉や安倍が政治の舵を握ってしまい、民族主義の狂気が燃え盛っている現在の日本に対して、その恐れを危惧した予言が的中しているという点で、いささかも新鮮味を失っていない点で感動的でさえある。多くの日本人に先人の知恵を理解するために、是非とも読むように推薦したいだけでなく、過去に読んだ人には再読することを勧めたい。
評価: 5
白地図に絵の具が落とされてゆく面白さ。
この本はお勧めです。日本史、東南アジアの歴史が得意と思われる著者が、アメリカという国を「わかろう」と試みた作品です。このことは前書きに書かれていて、アメリカに行ってくれといわれて困った様子からはじめられています。アメリカは白地図であると。この作品の面白さは、著者が白地図に色をつけてゆく過程を味わえる楽しさであり、知的興奮にあります。韓国移民、ベトナム移民、WASPとアメリカという広大な文明が懐に抱いている文化と比較しながらじっくりと発酵させてゆくように論じられています。前半はカルフォルニア。後半は東部に回って、フィラデルフェア、ニューヨークの黒人文化。日露戦争のポーツマス、ボストンを回り、白地図に絵が描かれてゆきます。外国にいった人が外から見たら日本が分かるといいますが、読み終えてアメリカと日本を比較してその違いが鮮明になったように思えました。アメリカと関係したお仕事をしている方にはお勧めです。20年ほど前の本ですが、原型を捉えようと試みられた作品ですので古さは感じられません。
評価: 5
司馬のみたアメリカの本質
1985年(昭和60年)の春と秋、司馬(当時63才)はアメリカ東海岸を延べ40日に渡って旅した。本書はその旅で得たアメリカの文明、文化論である。読売新聞に連載された。
いわずもがな、司馬は中国、朝鮮、日本をはじめとするアジア文明圏の「専門家」であり、西欧ことにアメリカに関する記述は(ベトナム戦争への記述を除いて)作品中に全く現れない。本作はしたがって、司馬の唯一のアメリカ考といってよい。

文明と文化というふたつの言葉の違いを、司馬は明確に分けている。文明とは機械や科学や思想といった人種、民族の壁を越えて人間に普遍的に受け入れられるもの。文化は他の民族が受け入れがたい閉鎖的な習慣のようなもの、と説明している。本書はこの視点から、アメリカにおける文明(=世界へ普及していくアメリカ的なもの)と文化(=他国民から理解しがたいアメリカ的なもの)を、道端を歩きながら見つけていく。

たとえばゲイはアメリカ的文明が窮屈になった人たちの憩いの場としての「文化」ではないか、と司馬は考える。日本では織田信長もそうであったように男色は恥ずべきことではなかった。しかし有名な鍋島藩の『葉隠』が説く衆道の作法は、アメリカのゲイとはずいぶんちがうようだ。アジア文明圏の専門家である司馬がみたアメリカは、大変興味深い。

「アメリカには抜きがたい悪癖がある、他の何一つアメリカ的条件をもたない国々に『アメリカのようになれ』と本気で勧めてまわることである。(p388)」

20年も前の論考ではあるが、いまもって新鮮な響きを感じるのは、司馬のこの指摘がアメリカという人間集団のとしての本質を言い当てているからであろう。

本書は『長安から北京へ』、『人間の集団について』、『街道をゆく〜南蛮のみち』とあわせて、司馬文明論の四部作のひとつである。あわせてお薦めしたい。


アンダーグラウンド アンダーグラウンド
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文庫

発売:
講談社

価格:
¥ 1,000

amazonでのユーズド価格:
¥ 2,967

著者・編者:
村上 春樹

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
あの事件に記憶や思い入れが無い人ほど読むべき
地下鉄サリン事件が起こったとき、僕は社会人の駆け出しで、五反田に通ってた。通勤経路がこの事件の起きた地下鉄とかぶってなかったので、直接被害をこうむった記憶がない。なんだかこの事件事態の記憶があいまいで、電車がとまってたのか、会社休みにしたのかさえ覚えていない。
そんな記憶のむこうにある事件が、この本を読むと痛みというか、恐怖というか、何もしていないのに、こんな不条理に巻き込まれる市井の人の人生への複雑な同情とかが生まれる。
やはり、泣くなってしまった人、本が出た当時寝たきりになってしまっている人の周辺の方の話しは涙無しには読めなかった。
それは、安っぽい同情とかではないと思いたいのだが、果たしてどんな言葉で表したらいい自分の感情だったのか、説明がつかない。
分厚くて手ごわそうに見える。実際に手ごわい。ただ、一人のインタビューはそうそう長くないので、区切りながら、区切りながら、ゆっくり読んだらいいと思う。
作者の真摯なインタビュー、構成、作文の温度が非常によく練られていると感じる。インタビューされている人が主役で、その人が表にキャラクターとして立っていて、作者は後ろにうまい具合に隠れている。素晴らしいバランス感覚だと思う。

評価: 5
この分量が必要。
3日くらいで一気に読みました。

それぞれ私達となんら変わらない人たちの、私達となんら変わらない日常、、そう、あの事件に遭遇してしまった以外は、、、。
被害者の方々の日常生活、普段考えていること、将来の展望など、ひとりひとりの人生は私達とあまりに近い。それだけに、それが突然断ち切られる事の恐怖や絶望が、リアルに深く胸に突き刺さる。
最後の方のインタビューなどとても涙無しには読めないが、それを「感動のフィクション」にしないためにもこの分量は必要なものだと思う。

逆サイド、オウム側にいた人達インタビューした『約束された場所で』とセットで読みましょう。
評価: 5
読まなければいけない本なのか
 あるいは一気に読み勧めるのはつらいかもしれない。62人。ひとりひとりのインタビューで、人々は同じような話(真実の話)を語る。どうしても似通ったものになる。しかし、それでも(他の本を読みながらだけれど)三日で読んだ。
 インタビューでは生の被害者の言葉が語られる。たぶん、こういうことが僕らがやらなければいけないことがある。物事には具体的なものと抽象的なものがある。たとえば、福田和也は広島の原爆で被害にあった人が言わなければならないのは『世界平和』や『核開発反対』ではなく、『被害にあった悲しみや痛み』である、という。つまり、そういうことだ。
 そして考えなければいけない。インタビューを読んで、そして、村上春樹の意見を聞いて、あの事件はなんだったんだと、すべての人間が考えなければいけない。ビルに飛行機が突っ込んだ→大変だ、人質が解放された→よかったね。これは思考じゃないですから。


ウォーク・ドント・ラン ウォーク・ドント・ラン
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単行本

発売:
講談社

amazonでのユーズド価格:
¥ 4,000

著者・編者:
村上 龍
村上 春樹

オホーツク街道 オホーツク街道
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単行本

発売:
朝日新聞

価格:
¥ 1,995

amazonでのユーズド価格:
¥ 386

著者・編者:
司馬 遼太郎

アマゾンでの評価平均値:
5.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
オホーツク人について考察するシリーズ異色の1冊です
司馬遼太郎の著作といえば、まず戦国・幕末時代が思い浮かびますが、今回の旅は、北海道オホーツク海沿岸に残る数多くの古代遺跡を巡りながら、「オホーツク人」がどのような暮らしをしていたのか、どこからやってきたのかを古代中国や縄文人、アイヌ人らと関係付けながら、考察する1冊です。

「街道をゆく」シリーズの中では異色の1冊といえるかもしれませんが、著者独自の考古学的視点を踏まえた考察とともにページをくる(旅をする)のは非常に古代へのロマンをかきたてられるものです。また、発掘に携わった無名の人々への著者のまなざしも温かく、読後、非常なさわやかさが残ります。

司馬ファンだけでなく、考古学ファンにもお奨めしたい1冊です。
評価: 5
旅に出る前の必読本
 司馬遼太郎の「街道をゆく」シリーズを、その土地に旅に出る前に目を通す習慣になってから久しい。今回は、仲間と忘年旅行会を稚内で開催することになり、まだ見ぬ北の果てへの予備知識を仕入れようと紐解いた。

 このシリーズは、どの巻を読んでも、時空を自由に往き来しながら様々にものを考える作者の博識ぶりに驚かされるが、それでいて根本に人間の営みへの敬意と愛情に溢れているが故に、読後に嫌味が残らない。

 この「オホーツク街道」では、北海道が日本史の中でどのような役割を占めてきたのか(特に稲作を社会の経済的基礎として発展してきたという歴史観を踏まえて)を改めて確認させられるとともに、蝦夷・アイヌへの認識、更にはそれとは異質のオホーツク人という概念を持つ必要がありそうだとの提案に、旧石器時代の遺跡発掘での捏造事件がマスコミを賑わしている最中だけに、爽やかなロマンと感動を覚えた。

 また、土器が第二の胃袋として機能した(自然界の物は、ほとんどが固くて歯が立たず、煮炊きしないと胃が受けつけない)が故に、古代人は大いに感謝をし、単なる装飾ではなく、祈り・信仰から土器に縄目を付けたのではないかとの推定や、伊能忠敬と間宮林蔵との関わりに触れて、数理家である忠敬からみれば、打てば響くような林蔵の理解力が快かったに違いないと推定するところなどには、素直に頷かされ、真冬の最北端の地を踏むことに更に期待を強くした。

 きっと、流氷で凍りついたオホーツクの海が見たくなって、再度出掛けることになるのではないかと、ゆく前から想像される。そんな気にさせてくれた本である。 


オホーツク街道―街道をゆく〈38〉 オホーツク街道―街道をゆく〈38〉
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文庫

発売:
朝日新聞社

価格:
¥ 630

amazonでのユーズド価格:
¥ 95

著者・編者:
司馬 遼太郎

アマゾンでの評価平均値:
5.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
オホーツク人について考察するシリーズ異色の1冊です
司馬遼太郎の著作といえば、まず戦国・幕末時代が思い浮かびますが、今回の旅は、北海道オホーツク海沿岸に残る数多くの古代遺跡を巡りながら、「オホーツク人」がどのような暮らしをしていたのか、どこからやってきたのかを古代中国や縄文人、アイヌ人らと関係付けながら、考察する1冊です。

「街道をゆく」シリーズの中では異色の1冊といえるかもしれませんが、著者独自の考古学的視点を踏まえた考察とともにページをくる(旅をする)のは非常に古代へのロマンをかきたてられるものです。また、発掘に携わった無名の人々への著者のまなざしも温かく、読後、非常なさわやかさが残ります。

司馬ファンだけでなく、考古学ファンにもお奨めしたい1冊です。
評価: 5
旅に出る前の必読本
 司馬遼太郎の「街道をゆく」シリーズを、その土地に旅に出る前に目を通す習慣になってから久しい。今回は、仲間と忘年旅行会を稚内で開催することになり、まだ見ぬ北の果てへの予備知識を仕入れようと紐解いた。

 このシリーズは、どの巻を読んでも、時空を自由に往き来しながら様々にものを考える作者の博識ぶりに驚かされるが、それでいて根本に人間の営みへの敬意と愛情に溢れているが故に、読後に嫌味が残らない。

 この「オホーツク街道」では、北海道が日本史の中でどのような役割を占めてきたのか(特に稲作を社会の経済的基礎として発展してきたという歴史観を踏まえて)を改めて確認させられるとともに、蝦夷・アイヌへの認識、更にはそれとは異質のオホーツク人という概念を持つ必要がありそうだとの提案に、旧石器時代の遺跡発掘での捏造事件がマスコミを賑わしている最中だけに、爽やかなロマンと感動を覚えた。

 また、土器が第二の胃袋として機能した(自然界の物は、ほとんどが固くて歯が立たず、煮炊きしないと胃が受けつけない)が故に、古代人は大いに感謝をし、単なる装飾ではなく、祈り・信仰から土器に縄目を付けたのではないかとの推定や、伊能忠敬と間宮林蔵との関わりに触れて、数理家である忠敬からみれば、打てば響くような林蔵の理解力が快かったに違いないと推定するところなどには、素直に頷かされ、真冬の最北端の地を踏むことに更に期待を強くした。

 きっと、流氷で凍りついたオホーツクの海が見たくなって、再度出掛けることになるのではないかと、ゆく前から想像される。そんな気にさせてくれた本である。 


ニュークリア・エイジ ニュークリア・エイジ
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文庫

発売:
文藝春秋

価格:
¥ 900

amazonでのユーズド価格:
¥ 272

著者・編者:
ティム オブライエン
Tim O'Brien
村上 春樹

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
I want to be wanted!
とても賢明とは思えない方法で主人公が生き抜こうとする姿に、不思議なほど心打たれ、読者の私が理解に苦しもうとも、彼なりの方法を、彼が信じたんならと、応援して励ましたくなってしまう、そんな感覚が読み通すあいだありました。
ヴェトナム戦争や核戦争の予感などよりは、ひとつの「愛」の話として私は読みました。
Tim O'Brienの人物描写はとても好きなんですが、今回の私のお気に入りは、サラとチャック・アンダーソンでした。

英語も比較的読みやすく、感情移入ではなく、自分もまた登場人物の中に入り込んで彼らの息遣いの感じる距離で読んでいるような不思議な感じでした。これは一体何なんだろう?心に残る作品であることは間違いないです。
評価: 5
真剣さを笑うことなどできはしない。
夢中になって読みました。
村上春樹も解説に書いていましたが、この物語の誰にも強く感情移入することができないのにも関わらず、
途中からだんだん主人公に対して、
「がんばれ、そう、それでいい、がんばれ」と励まし称えたくなる、
不思議な感情が生まれます。
穴を掘り続けるその懸命さを、不安を、真剣さを、
笑うことなどとてもできはしない。
評価: 5
本気で生きる事。
純文学の力って何だろう、などと青臭い事をいい歳をしてふと考えてしまう。一気に結論を言えば、その唯一の拠所は読み手の「今・ここ」を揺さぶる力、なのかも知れない。本作は、いわゆる小説の完成度が最高というわけではない。もっと構成をひねり、テンポを変えた方がよいと思える部分も多々ある。しかし、この根底に込められた”生きる事への真剣さ”は並大抵のものではなく、その想いは完成度を凌駕する。憑かれたように穴を掘り続ける男の想いは、余りにパワフルかつ痛切に読み手に叩きつけられる。「反戦」「ベトナム戦争」「核保有国のメタファー」らの歴史・人文学的な解釈はいくらでも可能だろうが、僕はこの本にとってそれらは二次的でいいと思う。とことんまで自分や世界を見つめ、その中で、絶対に真剣に幸福を目指そうとした魂の輝き。この小説の底力は、すべての時代や状況を超えた普遍の地平へと我々を豪腕で導く。


ニューヨーク散歩―街道をゆく〈39〉 ニューヨーク散歩―街道をゆく〈39〉
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文庫

発売:
朝日新聞社

概要:
第七巻に引き続き『幕末』『新撰組血風録』としてまとめられることになる作品が中心となるころの充実の作品群。『竜馬がゆく』『燃えよ剣』と平行して書かれている。「逃げの小五郎」/「海仙寺党異聞」/「死んでも死なぬ」/「沖田総司の恋」/「彰義隊胸算用」/「槍は宝

価格:
¥ 399

amazonでのユーズド価格:
¥ 90

著者・編者:
司馬 遼太郎

アマゾンでの評価平均値:
3.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 3
ニューヨーク散歩ー街道をゆく
アメリカ素描の方が、読んで面白いと感じます。ドナルドキーン氏とのお話など日本での
対談で充分です。司馬氏が、あのエネルギッシュな独特の匂いを持つニューヨークに何を見たかが書かれず残念この上ない。同氏は、やはり東洋が好きだったのでしょうか?
評価: 3
ドナルド・キーンのこと
 初出は1993年の『週間朝日』。
 ニューヨークに行ってドナルド・キーンに会う話。キーンの半生記として楽しむことが出来る。大戦間期のアメリカにおける日本学の位置づけがわかって面白い。しかし、ちょっとキーンを評価しすぎているようにも思う。
 ニューヨークの町や人の話がほとんど出てこないのが残念。やはり、司馬遼太郎は都会というものになじめなかったのかなと思う。
評価: 2
10年ぶりの再読 司馬遼太郎にアメリカは?
10年ぶりに再読した。アメリカ素描に比べて、ニューヨークに限定した本書は、ドナルド・キーンさんの知人・友人を介してのニューヨークであり、前作素描に比べると人物の歴史的回顧談で、何も見ていないに等しい記述。彼は歴史というより人物の本質を見据えようとする姿勢が強い。その典型が本書に現れている。


カンガルー日和 カンガルー日和
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単行本

発売:
平凡社

amazonでのユーズド価格:
¥ 479

著者・編者:
村上 春樹

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
この本を読んだ次の日
僕:ねぇ、カンガルー日和っていう短編集読んだことある?

友人:いや、ないよ。それより今日のランチは何にする?

僕:う〜ん、そうだな〜。昨日は中華だったし、その前は出し巻き定食だったし、パスタにしよっか?いや、ちょっと待ってザルそばも捨てがたいな。

友人:たかがランチで悩みすぎじゃない?

僕:何だって!今、たかがって言った?いいかい、僕は朝ごはんは食べない主義で晩御飯は母親が作ったのを毎日、毎日食べているんだ。つまり僕が自分の意思で決断して食べれるのは唯一ランチだけなんだ。

友人:・・・ごめん悪かった。君にとってそれほどランチが重要だったなんて知らなかったんだ。じゃあ、君が決めてくれ。

僕:う〜ん、そうだな〜。とりあえず、パスタでも食べよっか。

友人:とりあえずって!そんな決め方でいいのかい?

僕:いいよ。だってランチなんてそんなもんだろ。
評価: 5
セピア色した喫茶店で
 村上春樹の 充実した長編小説や 端正な短編小説集に比べて 本書での村上は 実にリラックスしている。軽い話をさらりと書いているだけだ。村上春樹の初期の短編集であるわけだが 当時の村上春樹のエッセンスに満ちている。そう 村上春樹は お洒落で スタイリッシュで カルトな小説家だったのだ。

 
 今の村上春樹を知っている我々である。ノーベル賞すら噂される文豪になった村上春樹だが このカンガルー日和を読み返すと懐かしいものがある。これを読んでいた20年前を思い出す。喫茶店に一人で入って ぼんやり本書を読むことが素敵だった事を思い出す。あれから 小生も遠いところに来てしまったと感慨にふける。それも人生か。

評価: 4
ショートショート
 村上春樹流、ショートショート。
 そのできばえといえば、やっぱり素晴らしい。
 長編には長編の、短編には短編のよさがあるところがすごい。


キャッチャー・イン・ザ・ライ キャッチャー・イン・ザ・ライ
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単行本

発売:
白水社

概要:
シューベルト、スタン・ゲッツ、スガシカオ…。月が消え、恋人に去られ、犬に笑われても、なにがあろうと音楽だけはなくすわけにはいかない。良き音楽のある世界の成り立ちについて、どこまでも語り尽くす全10編。

価格:
¥ 1,680

amazonでのユーズド価格:
¥ 414

著者・編者:
J.D.サリンジャー
村上 春樹

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
やはり原書で
翻訳版で何度も挫折した、思い入れのある作品です。
独特の口調が気になって何度も挫折したので、原書で読んでみました。同様の経験を持つ人はぜひ原書で読んでください。
退学になったホールデン少年が3日間の放浪と心の動きを、振り返るかたちで展開します。
ホールデン少年の家がお金持ちだったのはポイントだと思います。
誰しも一度は経験する理不尽な怒り、見栄といったホールデン的な部分があると思います。どきりとする言葉が何度も出てきました。
読んで良かったと思える作品です。
評価: 5
若者必読!
高校生の私としては、この本を高校生のみんなに読んでほしいと思いました。The Catcher in the Rye は私がこれまでに読んだことのない種類の本で、主人公 Holden には本当によく共感できました。それは彼もまた私と同い年で16才だからかも知れませんが、うん、本当にいい本です。このHoldenの気持ちを共有できる若いうちにこの本を読みましょう!
私はこの本で自分を見つめなおし、社会と自分を考えるきっかけを得ました。
評価: 5
若者のこころ
「ライ麦畑でつかまえて」を読んだことがなかったので、
村上春樹訳を機に読んでみました。

読んでいるとあたりまえですが村上春樹っぽいです。
村上春樹の原著だと言われても納得してしまいそうです。
ホールデンの成長や苦悩を見ていると、その年頃の自分を思い出します。
あんな気持ちはこの本を読むまで忘れていました。

野崎訳とはテイストが異なっていそうなので、
そちらも読んでみたいと思いました。
実際の所は原著を読むべきなんでしょうね。


ノルウェイの森 上 ノルウェイの森 上
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文庫

発売:
講談社

概要:
村上春樹が人生で巡り会った最も大切な小説。愛蔵版特別書き下ろし冊子「『グレート・ギャツビー』に描かれたニューヨーク」付き。

価格:
¥ 540

amazonでのユーズド価格:
¥ 400

著者・編者:
村上 春樹

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
痛快な物語
ジャンルは何に区切ればよいのかわからない。
とにかく線の引き方がとても曖昧で、色々と思うこともあったりします。
正直初めの方は、ただなんとなくつらつらと読んでいたんですが、下巻になると、どんどん読み進めていき、続きが気になって仕方がなかったです。
下巻で終わってしまうのは、正直切なかった。
もっと先が見たかった。読み終わった感想はこんな感じです。

何が面白いって普通の本じゃないってところですかね。
普通の本では、可愛い女の子がSMやら性的なことを語るなんてなかなか無いと思います。
語る、というより知りたがると言った方がよいのでしょうか。
私から見ると、この女の子の存在がなかなか良かった。
味があって、ちょっとスペシャルな感じです。

性描写が結構あって、苦手な人には受け付けないかもしれません。
ただ、痛快な物語が好きな人にはいいかもしれないです。
評価: 4
後悔してます
ノーベル賞をとるかも とのニュースに慌てて
海辺のカフカとともに今更ながら読みました
感想は もっと若い時に読んでおくべきだったと後悔してます

結婚をして子供ができ
祖父母が亡くなり 父親が亡くなり 友人が亡くなり
そろそろ列の順番の先頭が見えて来ました
先頭が見えない内に読んでおくべきだった
評価: 2
ノーベル賞候補
村上春樹はノーベル賞候補だったらしい。何か判るような気もする。
川端康成、大江健三郎、(候補だった)三島由紀夫、谷崎 潤一郎、みんな普通の感覚を持った日本人からすれば、特異な存在。村上春樹に対する評価はいつも賛否両論。(他の方のレビューを見ても明らか。)私はこのノルウェーの森はいい読み物だと思う。しかし文学作品ではない。彼の作品ではいつも誰かが自ら命を絶ち、主人公がセックスの相手を見つけるのに何の苦労もない。これは文学とはいえない。ノーベル賞を取るには格が小さすぎる。



ノルウェイの森〈下〉 ノルウェイの森〈下〉
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文庫

発売:
講談社

amazonでのユーズド価格:
¥ 1

著者・編者:
村上 春樹

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 2
ノーベル賞候補
村上春樹はノーベル賞候補だったらしい。何か判るような気もする。
川端康成、大江健三郎、(候補だった)三島由紀夫、谷崎 潤一郎、みんな普通の感覚を持った日本人からすれば、特異な存在。村上春樹に対する評価はいつも賛否両論。私はこのノルウェーの森はいい読み物だと思う。しかし文学作品ではない。彼の作品ではいつも誰かが自ら命を絶ち、主人公がセックスの相手を見つけるのに何の苦労もない。これは文学とはいえない。ノーベル賞を取るには格が小さすぎる。

評価: 5
映画にならない素晴らしさ
最後のシーンは印象的であり、哲学的ですらあります。
僕の好きな終わり方です。

村上春樹は世界観が映画にはなりにくい。
そんな一面をはっきりと示してくれる一冊です。
読後の虚無感まで味わって下さい。
評価: 3
上巻と続けて
どこか現実っぽくて、でもどう考えてもやはり幻想的な、読書と自殺とセックスに満ち溢れた大学ライフ。全面的に、重さをかすかに見せるが、その中身には触れない。自分で感じ取ろう。


ノルウェイの森〈上〉 ノルウェイの森〈上〉
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単行本

発売:
講談社

価格:
¥ 1,365

amazonでのユーズド価格:
¥ 1

著者・編者:
村上 春樹

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 3
ノーベル賞候補
村上春樹はノーベル賞候補だったらしい。何か判るような気もする。
川端康成、大江健三郎、(候補だった)三島由紀夫、谷崎 潤一郎、みんな普通の感覚を持った日本人からすれば、特異な存在。村上春樹に対する評価はいつも賛否両論。私はこのノルウェーの森はいい読み物だと思う。しかし文学作品ではない。彼の作品ではいつも誰かが自ら命を絶ち、主人公がセックスの相手を見つけるのに何の苦労もない。これは文学とはいえない。ノーベル賞を取るには格が小さすぎる。

評価: 5
人間の弱さ
人は様々な理由で傷つく。恋愛はその大きな理由の一つだろう。
世界は不合理にできているものだ。
その中で、人は「不完全」あるいは「歪みがある」存在である。
人により種類・程度の違いはあるにせよ、それらは弱さにつながる。
その一方で、その人の「不完全性」あるいは「歪みがあること」に、
他者はなかなか気づきにくい。
話をすれば多少はわかるけれども、真の理解に至るかはわからない。
話をする本人も、自身の歪みの本質をつかむことは難しい。
そもそも歪みを理解することで、何になるのだろう?

突撃隊・ピアノレッスンの女の子・レイコさん・ハツミさん・永沢さんも、
緑・直子・ワタナベ君もみんな懸命に生きている。
評価: 4
19年前のクリスマス?
この本が上下二巻で上梓された時のインパクトはこのボストンにあってもかなり強く感じられました。東京にいた妹がクリスマス・プレゼントにこの本2冊、揃いで送って来てくれました。太平洋そしてアメリカ大陸を隔てて想像するに、当時の日本はこのベストセラーで「セカチュー」を遥かに上回る凡そ震度6ぐらいの激震を受けたんじゃないかと思います。

赤と緑の美しい装丁に金の帯。この本をプレゼントされて恋が成就したカップルも多いのではないでしょうか?しかし、もしこの本が今でも若い恋人達に理解されるとしたら、それは素晴らしい事です。今この本を読み返してみると、活字自体にかなり時代がついていて、「ああこれは。」と思わず目を背けたくなるようなところがちらほら出て来始めています。

直子という村上春樹の永遠の女性像。ゲーテのシャルロッテのように彼の青春の傷として、いつも胸の中のシルエットとなる女性。そして、緑。この女性は後年ふたつに分裂して「国境の南、太陽の西」では、有希子という奥さんに成長し、主人公の現実生活を満足させ、精神生活を安定させる存在となり、また片半分は「スプートニク」のすみれとなって破天荒で激越な小説家ライフを標榜するとんでもなくセンチメンタルな女として現れます。

この三つの女に見られる性格は作家自身のものであると言えます。またレイコさんという全共闘世代のマドンナのような女性もある意味では、村上春樹の一断面です。ギターを奏で、ビートルズを歌う女。それは彼自身です。

こうした女性達が村上春樹の若い時代の思い出の破片として、キラキラとステンドグラスのように輝くいい作品に仕上がっています。




ノルウェイの森〈上〉 ノルウェイの森〈上〉
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文庫

発売:
講談社

amazonでのユーズド価格:
¥ 1

著者・編者:
村上 春樹

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 3
ノーベル賞候補
村上春樹はノーベル賞候補だったらしい。何か判るような気もする。
川端康成、大江健三郎、(候補だった)三島由紀夫、谷崎 潤一郎、みんな普通の感覚を持った日本人からすれば、特異な存在。村上春樹に対する評価はいつも賛否両論。私はこのノルウェーの森はいい読み物だと思う。しかし文学作品ではない。彼の作品ではいつも誰かが自ら命を絶ち、主人公がセックスの相手を見つけるのに何の苦労もない。これは文学とはいえない。ノーベル賞を取るには格が小さすぎる。

評価: 5
人間の弱さ
人は様々な理由で傷つく。恋愛はその大きな理由の一つだろう。
世界は不合理にできているものだ。
その中で、人は「不完全」あるいは「歪みがある」存在である。
人により種類・程度の違いはあるにせよ、それらは弱さにつながる。
その一方で、その人の「不完全性」あるいは「歪みがあること」に、
他者はなかなか気づきにくい。
話をすれば多少はわかるけれども、真の理解に至るかはわからない。
話をする本人も、自身の歪みの本質をつかむことは難しい。
そもそも歪みを理解することで、何になるのだろう?

突撃隊・ピアノレッスンの女の子・レイコさん・ハツミさん・永沢さんも、
緑・直子・ワタナベ君もみんな懸命に生きている。
評価: 4
19年前のクリスマス?
この本が上下二巻で上梓された時のインパクトはこのボストンにあってもかなり強く感じられました。東京にいた妹がクリスマス・プレゼントにこの本2冊、揃いで送って来てくれました。太平洋そしてアメリカ大陸を隔てて想像するに、当時の日本はこのベストセラーで「セカチュー」を遥かに上回る凡そ震度6ぐらいの激震を受けたんじゃないかと思います。

赤と緑の美しい装丁に金の帯。この本をプレゼントされて恋が成就したカップルも多いのではないでしょうか?しかし、もしこの本が今でも若い恋人達に理解されるとしたら、それは素晴らしい事です。今この本を読み返してみると、活字自体にかなり時代がついていて、「ああこれは。」と思わず目を背けたくなるようなところがちらほら出て来始めています。

直子という村上春樹の永遠の女性像。ゲーテのシャルロッテのように彼の青春の傷として、いつも胸の中のシルエットとなる女性。そして、緑。この女性は後年ふたつに分裂して「国境の南、太陽の西」では、有希子という奥さんに成長し、主人公の現実生活を満足させ、精神生活を安定させる存在となり、また片半分は「スプートニク」のすみれとなって破天荒で激越な小説家ライフを標榜するとんでもなくセンチメンタルな女として現れます。

この三つの女に見られる性格は作家自身のものであると言えます。またレイコさんという全共闘世代のマドンナのような女性もある意味では、村上春樹の一断面です。ギターを奏で、ビートルズを歌う女。それは彼自身です。

こうした女性達が村上春樹の若い時代の思い出の破片として、キラキラとステンドグラスのように輝くいい作品に仕上がっています。




クリスマスの思い出 クリスマスの思い出
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単行本

発売:
文藝春秋

価格:
¥ 1,650

amazonでのユーズド価格:
¥ 1,095

著者・編者:
トルーマン カポーティ
村上 春樹
村上 春樹
山本 容子

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
クリスマスの頃に読みたくなる本・・・カポーティが好きになる
 この作品は、この季節になると思い出して読みたくなるものの一つ。そして、私がカポーティを好きになった、とまでは言わないけれど、ちょっと「お?」と思わせてくれた作品。そうか、彼はこんな作品も書くんだって感じで。ちょっと認識を新たにさせてくれた作品です。
 愛情とは何か、目に見えない心の清らかさが、思い出を浄化してくれる、そんな世界です。子供の目を通しても、大人として追憶の彼方を探っても、同じように心の中に在る、そんな世界。そういう思い出を大切にしている人の、心の琴線に触れる作品です。

 この作品を原作に漫画家の山岸涼子も描いていますから、一緒に読んでみるのも一興です。山本容子の版画の世界とは別の「クリスマスの思い出」を味わって、両者読み比べが楽しいです。
評価: 4
しみじみとした感動
巨匠カポーティーに訳者が村上春樹。
登場するのは、こども、老人、そして犬。みな弱くて、貧しくしい存在である。彼らは恵まれた環境にないが、その中で精一杯の愛情を互いに注ぐ。
あとがきに村上春樹が、本書の特徴は悪意の不在だと書いている。貧乏なのにクリスマス前に犬の為にお金を工面し、肉屋でプレゼントの肉を買うエピソードとか。だからこそ、陰鬱な話にならず、しみじみとした静かな感動が得られるストーリとして成立しているのだ。
挿絵がなんとも言えずいい感じです。
クリスマスギフトとしてぴったりの1冊だと思います。
評価: 4
泣きました。
クリスマスの話、というかおばあさんと、子供の純粋できれいな友情ものです。
児童書だし、題からして、クリスマスキャロルのような話かと思って読み始めたんですが、これはもう!!!
なんて素敵な友情で、なんて切なくあったかい光景なのだろうと、ぐいぐい読んでいって、最後は号泣でした。

実際はおばあちゃんではなく、“おばあさんいとこ”と7歳の“僕”なんですけど、お金を貯めてクリスマスの準備をしたり、お互いのプレゼントを用意したり。
子供のようなおばあさんと少年のクリスマスの思い出に心洗われ、感動します。
クリスマスはプレゼントを買ってもらう日だと思ってる子供や、少し心が渇き気味の人に読んで欲しいです。
別にクリスマスだから、と読む本ではなく1年中読んで欲しいテーマです。

思いやりのすばらしさを心から感じる事ができました。
物語では本当のおばあさんじゃなかったけど、私もおばあちゃんにもっと優しくしてあげて、もっとお話ししとけば良かったなあと思って、もっと涙が出てきました。


バースデイ・ストーリーズ バースデイ・ストーリーズ
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新書

発売:
中央公論新社

概要:
不思議な話、せつない話、心がほんのり暖かくなる話−。訳者自身による書き下ろし短篇「バースデイ・ガール」と、ライブラリー版のために訳された2編を含む、村上春樹が選んだ誕生日をめぐる13の物語。

価格:
¥ 1,050

amazonでのユーズド価格:
¥ 430

著者・編者:
村上 春樹

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
いろんな誕生日を感じる
手に取りやすい新書サイズ、単行本と較べれば廉価、和田誠撮影の写真を用いた洒落た装丁というセールスポイントを背負って登場した「村上春樹 翻訳ライブラリー」(中央公論新社)の第一弾。「誕生日」をモチーフにした短篇集が13篇収録されている。そのうち2作が単行本未掲載(本書のウリ)。1作は訳者・村上自身の書き下ろし。あとがきによると、ここ10年(20年?)で発表されたものをチョイスしているそうなので、現代英米純文学のカタログにもなるだろう。どちらかというと重たい小説が多いので、イーサン・ケイニンによる、おばあさんの話がとても微笑ましく感じられた。彼の短篇集が文春文庫から出ているので今度読んでみようと思う(「宮殿泥棒」)。
評価: 4
出たばっかりだからなあ
この作品は、まだ新しい。しかし新たな作品が加わっているから良しとしようか。誕生日は本人にとっては特別な日だけれども、周りにとっても特別な日なのです。読み終わるとチキンが食べたくなります。


バビロンに帰る―ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック〈2〉 バビロンに帰る―ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック〈2〉
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単行本

発売:
中央公論社

価格:
¥ 1,377

amazonでのユーズド価格:
¥ 313

著者・編者:
村上 春樹

アマゾンでの評価平均値:
5.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
分かる
 大恐慌前、「時代の寵児」としてもてはやされたフィッツジェラルド。大恐慌後には没落する。それを彼は予想していたのだろうか?その前後には文章において、差はあまりない(完成度を考えればかなり違いはあるが・・・)。
 しかし、「時代の寵児」として生きていたときから、その没落を予想していたとしか考えられない文章ばかりである。

 普通なら絶世の美女と結婚し、経済的にも裕福で言うことがない状態ならば、そんな破滅へ向かうような文章は書かないのではないだろうか?もっと形而下的に訴えかけるものを考えそうなものである。しかし、村上春樹さんも言っているように、そこには深い内省がないのだ。そこにフィッツジェラルドの凄さがあり、弱点がある。

 僕には彼の書く人物の感情がものすごく分かる。なぜかは分からないが、ダイレクトに訴えられるものがある。
 彼の文章はすぐにはその凄さが分からないかもしれない。しかし、何回も読んだり、少し期間をあけて読むと、変わってくる。
 「およそ人生はこれ、崩壊の過程である」というのがよく分かる。
評価: 4
バビロンに帰る
「バビロンに帰る」が目的でこの本を購入しました。

読んでみて、初めは主人公ではなくて、妹の方に感情移入しました。
後半の方になってくると主人公がだんだん哀れになってきます。

取り返しのないことをしたと悔やんでも、失ったものは戻ってこないというツラさが、
登場人物からすごく伝わってきます。

この作品は、エリザベス・テーラー主演で映画化もされています。
私は本の方が好きですが。
評価: 5
みんなバビロンに帰る
〜 原書とかで読むのが面倒なので早く春樹さんに「夜はやさし」と「グレート・ギャッツビー」を訳してほしいと思っているのですが、それはともかくとしてこの五編の短編もそれぞれ読み応えがあり、訳も申し分ないものです。
〜〜
 スコットが書く小説の主人公たちはどれもほぼ例外なくセンチメンタルな人間として描かれます。そしてその対象は主に過ぎ去ったもの、失われたものに注がれる。それを手にしていた間はあまり惜しいと思っていなかったものに。そしておそらくはそれ故に、その美しさ、儚さに心を奪われてしまうのでしょう。目の前にある現実を生きていくために、どんな夢見が〜〜ちな少年少女もいつかはリアリスティックになっていきます。例えば「バビロンに帰る」の主人公はそんな過程をすっ飛ばして大人になってしまったわけですが、遅まきながら自分の失った物のかけらの一部でも取り戻すために、自分の行動規範を掲げることで(アルコールを断つという)、大人になっていこうという姿は胸を打ちます。もちろんそれは不成功に終わり〜〜ます。過去の亡霊たちがそれを赦さないのです。しかしながら、そこにこそこの作品の根本的な悲しみと深み、そしてリアルな静けさ(いつかはみんな敗北者になるという無言の定め)が流れており、傑作を傑作足らしめているのです。そして僕たちが置き去りにしてきた何かを、スコットと彼の書く人物たちは永遠に持ち続けていることが何より重要なのでしょう〜


グレート・ギャツビー グレート・ギャツビー
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単行本

発売:
中央公論新社

価格:
¥ 861

amazonでのユーズド価格:
¥ 819

著者・編者:
スコット フィッツジェラルド
Francis Scott Fitzgerald
村上 春樹
村上春樹

アマゾンでの評価平均値:
5.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
翻訳離れとか、活字離れの人にお勧め。
村上春樹さんが60歳まで待てずに、猛烈に翻訳してしまったこのグレートギャツビー。
活字離れが激しかったので村上文体に立ち戻ろうという意味で購入した。
やっぱり読みやすい、個人的に翻訳された本でここまで読めたものはないなと思った。

村上翻訳になると、本当に「ノルウェイの森」で主人公が言っていたように、
どこを開いても面白い本だった。
文体がいつも以上に達者で、いつもの『声』がスラスラ出ていて、なおかつウキウキとさえしているように思えた。
見たことないぐらいテンションが高くて、内容もノリノリな語が連発する作品だった。
やりたいことをやっている、そんな感じが一後一語に伝わってくる。

村上さんはあとがきで熱狂的にこの作品を褒め称えていて、その文章も読み物としてとても面白い。

今までにないぐらい気持ちのいい『翻訳本』だった。
評価: 5
村上春樹流の新作
原作のテキストは古典の部類にも入りそうな、古いものである。

しかし、現代に合わせた形での訳を心がけたとのことで、
とても新鮮な文章になっている。

名作を村上春樹が新作として仕立てている。
そんな一冊だ。
評価: 5
これは村上春樹の新作である。
中学二年のときに村上春樹の「1973年のピンボール」を初めて読んだ、その感想は「これはまるで『偉大なるギャツビー』みたいだな・・・」だった。多くのハルキストならばご存知のように、「ギャツビー」のファースト・ネームは「ジェイ」だし・・・。その後、この小説が村上春樹のフェイヴァリットであると知って僕はいよいよハルキストと化した。それまで本作はすっかり忘れられた傑作であって、僕の周りに「ギャツビー」を読んだという人は全くいなかった(「化粧品のブランドか?」と100回言われた)。

80年代後半、村上は盛んに「カポーティ、チャンドラー、それとフィッツジェラルドを翻訳するのが老後の楽しみ」と言っていた。それから20年。かつての新潮版を古臭いとする声は以前から聞かれたが、さりとてこの村上新訳版を「定本」として読むには無理がある。本作が書かれてから80余年の間にフィッツジェラルド研究が進み、その量だけ本書は訳の解釈が当然変わってきているので村上が訳すにはさぞや楽しい労苦の連続だったろうと思う。後書きで述懐しているようにギャツビーの口癖である、つまりギャツビー独特の俗物さを表している「オールドスポート」(buddyとかpalとかbrotherの小洒落た言い方)は現在は使われないスラング。そうだとしてもこれをそのまま「オールドスポート」と「訳す」とは、後書きがなければ「手抜き」と受け取られても仕方がない。この「オールドスポート」の翻訳が延々と村上に付き纏っていたことは彼の翻訳への拘りの所作である、ディテールに神が宿ると考えれば自然な結果であった。

ついては、村上の思い入れに満ちた後書きを「込み」で、この翻訳はあくまでも村上春樹という作家の「翻訳作品」だと知って読むべきである(同様のことは『ライ麦』の新訳『キャッチャー・イン・ザ・ライ』にも言える)。その理解の上で読めばこの村上版は極めてモダンで(=読み易い)、美しい(=21世紀の僕らの性質に照らし合わせやすい景色を描く)、楽しい(もともとが傑作だから)読書体験となることは請合う。そして合わせて旧訳版も読んでみるとさらに楽しいはずだ。ましてや、あなたがハルキストならば。

しかして、村上にとっての『ギャツビー』が偏愛すべき一作であれば、その気持ちと同じだけ僕が偏愛するのはその彼が書いた『羊』だ。彼が『ギャツビー』を何百回も読んだように、僕も『羊』を少なく見積もっても500回は読んでいる。時代とはそういう幸福な流れを作ることが、たまーに、ある。


シドニー! シドニー!
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単行本

発売:
文藝春秋

価格:
¥ 1,700

amazonでのユーズド価格:
¥ 70

著者・編者:
村上 春樹

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
アテネオリンピックも終ってしまったわけですが
村上春樹氏による、シドニーオリンピック(2000年)の記録。
あくまで個人的視点で、かつ文庫本では二冊になるvolumeで。

もう6年も前の時事を扱っているのに、経年劣化していない。
今読んでもあたりまえのように没頭してしまう。
そして、「走る人」達について書かせるなら、
この人以外にいないのでは?と思う。
村上さんは、もしかしたら本人以上に本人の言葉で語る。

この本の中には、「シドニーオリンピック」という空気が、
映像よりも近しくまるごとパッケージングされている。
その意味では二分冊の文庫版よりも、こちらの単行本の方がおすすめ。
評価: 3
溢れ出る感情
村上春樹がシドニーでひかれたのは、自分の好きなスポーツと選手の感情。今までにないのは、文章が消化されずに吐き出されていることで、未知の国に対する驚きが素直に書かれている。それはアメリカとの比較になり、商業主義の権化であるアメリカとの狭間でかなり無防備になり、人間の質が垣間見れる。これまでの旅行記と違うのは、旅の目的とそれを生み出した土地との関係が、持ってこられた異物であるオリンピックと国のそれとは違うため。しかし・しかし、いかにオリンピックが金に汚されようとも、その主役の選手(目指す人達含む)にとってはかけがいのないもの。部外者には容易には非難できない。そして、著者のスタンスも然り・・・
評価: 4
シドニー五輪を複眼で見つめた個性派エッセイ!
 特にオリンピックに関心を持たない作家がシドニー五輪を題材に料理した本である。村上春樹って、関心のないものごとには徹底して関心がない代わりに、なぜこんなもの にこだわるのだろうという妙に瑣末なことにこだわるところのある、変な価値観を持っている作家だと思う。また、それを売り物にしていなかたったら、いくら文章が美味い

からってこれほど世の中の多くの種類の人々に読まれるベストセラー作家にはなっていなかったと思う。つまり村上春樹的にひどく奇妙な価値観で語られるからこそ、彼の本 はかなり変で、その分だけ面白いのだと思う。

 どんなエッセイストでもそれなりの価値観で書いているとは思うけれども、村上春樹っていう作家は、とりわけ妙に意固地で頑なで、非常にマイペースであるし、会社勤 めを人生で一度もしたことがないだけに、自由な生き方を選択している人でもあるし、表現にも躊躇いがない。あるいはそのように見える人だ。だから鼻につくところが沢山

あるにも関わらず、ずっとチェイスしてきてしまった作家である。

 そういう人が書いたオリンピック・エッセイ。この作家はニューヨークシティ・マラソンその他に沢山出場するくらいよく走る人なので、オリンピックの中でも長距離とト

ライアスロンには特別詳しいみたいだし、思い入れもありそうだ。それとアメリカかぶれのイメージ通り、野球はやっぱり好きみたいだ。柔道などは全然見なかったみたい だ。サッカーは見に出かけたけれど、やはり日頃特に見ることもない人のようだ。代わりに観光の方に気が行ってしまうときもあるようだ。やはり相当に偏ったバランス感覚

でこのオリンピックの日々を過ごす。一日2、30枚の日記を確実に仕上げてゆく。

 そうした原稿だから、早い段階で真新しい単行本になって出版された。高橋尚子の凄さなどは、やはりまともに描かれてはいるけれど、一方で、この日記をサンドイッチしているプロローグとエピローグ(のようなもの)では、敗者たちに焦点を合わせている。こうした構成バランスの妙が村上春樹らしい。

 題材はひどく違っていても、視点はやはり、サリン被害者たちにインタビューした『アンダーグラウンド』と変わらないものがあるような気がする。表面と裏面を知らずにはいられない作家的興味がこの本をただの五輪取材ものとは全然別なものにしている。五輪と全然関係なく、オーストラリアという個性的な大陸そのものへの村上春樹の興味は尽きないようで、むしろそのあたりの旅行記的価値の方を十分楽しめる一冊と言ってしまっていい本なのかもしれない。

 もちろんこの作家は文章の非常に優れたスペシャリストである。たまにこの人の文章に接すると、表現する日本語文章として非常な安心感を得ることができるし、それなりに心地よい時間を過ごせる。そのあたりがベストセラー作家としての最大のスキルであるのかもしれない。


シドニー! (コアラ純情篇) シドニー! (コアラ純情篇)
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文庫

発売:
文芸春秋

概要:
静寂な幻想世界と波乱万丈の冒険劇、2つの物語が織り成す、パラレル・ドラマ。30代の著者が渾身を傾けた長編小説の代表作、改装版刊行。

価格:
¥ 470

amazonでのユーズド価格:
¥ 172

著者・編者:
村上 春樹

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
まあ、この人について色んな批判を言う人もいるけどさ……
 一部の作家と評論家が村上春樹に対して批判を述べている。まあ、私たち一般人はそんなものなんぞには「ハナクソを顔面に刷り込む」かのような無体なことをするまでもなく無視をすればいい。まあ、合う合わないはあるだろうが、そんなものは人付き合いと同じだ。ほっとけ。
 大体、文章家としての才能を村上春樹という人物が十全に持っていることは作品を読めば明らかだからだ。それはエッセイやノンフィクションにも出ているし、当然ながら小説にも出ている。
 で、そんな村上春樹が「ジャーナリスト」(笑)としてシドニー・オリンピックに行ったわけである。現代日本文学において純文学業界全体にセメントマッチを挑むかのような姿勢を貫き、日本の文壇の存在を黙殺し、ひたすら読者と向かい合う極めて男気のある人物である。
 当然、内容は普通ではないし、なるはずもない。冷静にオリンピックを観察し、オーストラリアについての文明批評的な解説も行い、合間にアイデアの発端が全く意味不明なジョークを突如としてぶち込んだりする。凄い。この文章の技巧。批判する作家と評論家達は真似ができるのかね? せめて半分ぐらいのことは出来てから言いましょうね。残念だけど、君たちの声は私たちには届かないから。
評価: 5
商業主義とアスリート
シドニー・オリンピックの話ではあるが、昨今の商業主義的オリンピック全体へのシニカルな目線は今でも通用するのではないか。
一方で、ランナー村上春樹として、アスリートの息遣いとシンクロしたレポートは思わず引き込まれる魅力を持っている。
幕間に描かれるほのぼのとしたオーストラリア紀行も良い。
評価: 5
わかりやすく村上的にオリンピックの意義を問う秀作
単行本は1冊だったけれど、文庫になって何故か2分冊に増えた。必然性は感じない。少しでも高く売ること以外に、どんな効用があるというのだろう。そりゃ、村上春樹の本はよく売れるだろうけどね。でも、こういうやり方はいつまでも通用はしない(させたくない)と思う。

文体は村上節全開で、私はずっと求めていた「村上春樹の文体の秘密」を、まるで教科書に対する教科書ガイドを見るかのように、本書で理解してしまった(つもりです−具体的には、秘密)。シドニー・オリンピックは私にとってもすでに回顧の対象になるほど古い出来事になったし、それにそれほど大切な思い出じゃない。しかしこの作品はたぶん優れたルポだったんだろうと思うし、また、スポーツ選手の心理や生理を見事に描いてくれたことも、特筆に値する。純文学作家村上春樹ではなく、どちらかというと村上朝日堂の文章であるが、けっこう重い考察もあって、これはたぶん彼にとっても満足できる作品だったのではないか、と思う。


シドニー! (ワラビー熱血篇) シドニー! (ワラビー熱血篇)
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文庫

発売:
文芸春秋

概要:
アラン・ミッツはミス・へスターの飼い犬のフリッツと散歩中に、「ぜったいに、なにがあっても、犬を庭園の中に入れてはいけません」と書かれた注意書きの札を見つけます。ところがフリッツが庭園の中に入ってしまい…。

価格:
¥ 470

amazonでのユーズド価格:
¥ 66

著者・編者:
村上 春樹

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
まいったね。
コアラ篇に続いて当然読みたくなる一冊。日本中が注目していた女子マラソン・高橋尚子を村上春樹はどう眺めていたのか、という興味深い視点から始まり、オリンピック全体についての村上流解釈が展開されていく。オリンピック紀行でこれだけ面白いものもなかなか書けないだろう。
評価: 4
エンディング部分でちょっと涙しました
村上春樹のシドニーオリンピックダイアリーその2。その1はあっさり読んだけれども、その2はそのエンディングで様々な人間模様/人生観/背景の文化などが交錯し涙も少し流してしまいました。犬伏孝行のレース後のインタビューはとても興味深い。
評価: 5
読んだぜ
村上春樹(以下村上春樹)は小説も良いが、このようなエッセイもよい。やはり他の作家にない文章力。単語一つ一つが凝っているというか、しゃれているというか、とにかく「ええじゃないか!」「ええじゃないか!」。村上春樹同様、私もオリンピックには興味はないが、読んでて楽しくなった。オリンピックというものにではなく、村上春樹の生活や彼の食べるもの、彼の描写するオーストラリア。とにかくすべてにだ。村上春樹が好きな人には超オススメ。そうでない人にもオススメだす。


ジャズ・アネクドーツ ジャズ・アネクドーツ
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単行本

発売:
新潮社

価格:
¥ 2,730

amazonでのユーズド価格:
¥ 998

著者・編者:
ビル クロウ
Bill Crow
村上 春樹

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
二重に面白い「ジャズ雑学事典」
チャーリー・パーカーは何故「バード」なのか知ってるかい? ファッツ・ウォーラーはアル・カポネの手下に拉致されたことがあるんだぜ。…なんて、つい知識をひけらかしたくなる「ジャズ雑学事典」。ジャズとジャズミュージシャンに関するさまざまなエピソード満載の楽しい本だ。笑える面白さ(電車で読むのは要注意!)と、興味深いという意味での面白さが味わえる。

前者はジャズ界の奇人変人の話題が豊富だからで、愉快な人物が多い一方、お友だちになりたくないような強烈なキャラも少なくない。後者はジャズの歴史本に載らないウラの歴史がかいま見えること。とくにジャズ創生期の人々の証言の数々は貴重だ(サッチモはデビュー当時、楽器に細工をしているのではないかと疑われていた、なんて話も載っている)。米国社会に根強い「偏見」についても、さらりとした表現ながら考えさせられるところが多い。

また高名なミュージシャンの知られざる一面が紹介されていて、これがけっこう意外。イメージが壊れてしまうので、抵抗を感じる人がいるかも。実際、ベニー・グッドマンに関する記事はグッドマン・ファンの反撥を買い、著者は激しい抗議にさらされた(と後の著書に書いてあった)。

何百人もの登場人物には圧倒される。オールド・ジャズに関する話題も多いので、ジャズを幅広く知っている人でないと、未知の人物だらけということになりそうだ。わたしは中学生時代から三十数年ジャズを聴いているし(足し算をしないように!)、スウィングもニューオリンズも持っているんだけれど、それでも1割以上が知らない人だった。しかし、それで話がつまらなくなることはなかった。むしろ読んだことによって親しみがわき、機会があったら聴いてみたいと思っている。
評価: 4
ジャズミュージシャンにまつわる小話
ジャズミュージシャンの間で語り継がれてきた小話、笑い話、裏話を分類、整理してまとめた本。著者自身もジャズミュージシャンなので、収集したネタの範囲は実に幅広い。雇用と解雇、マネージャー・エージェント・ボス、アレンジャー、人種偏見、名文句、ジョークといったようなものから、個別ミュージシャンに固有のネタまでさまざま。登場するミュージシャンは、ルイ・アームストロング、デューク・エリントン、ベニー・グッドマン、マイルス・デイビス、ジョン・コルトレーンなどなど15人。古き良きジャズの世界のようなものを実感できます。


スプートニクの恋人 スプートニクの恋人
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単行本

発売:
講談社

概要:
亭主が出ていった、2人の子どもを抱えて、家賃も払えない…。不幸? いいや、ディア、そんなものは人生のちょっとした煩いみたいなものさ。伝説の女性作家、米国文学のカリスマが59年に発表した第一作品集。10篇を収録。

価格:
¥ 1,680

amazonでのユーズド価格:
¥ 1

著者・編者:
村上 春樹

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
珠玉のラブストーリー
これを純粋に゛ラブストーリー゛と捉える人は、ほとんどいらっしゃないだろうけれどそれでもわたしは、やっぱりこの物語は゛ラブストーリー゛なんだと感じた。
この物語の一つのキーセンテンスである、すみれの失踪の原因については遂に、作者の手で語られることはないが
しかし、日本には古来より゛神隠し゛なる現象が伝わっている。
即ち、わたしたちが、生活を営むこの世界と、薄いヴェール一枚隔てて、別な世界が存在し、なにかの拍子に、そちらの世界に迷い込んでしまうものもいる、と。
そうした面からこの物語を読み解けば、これは民俗小説だとも、言えなくはないのかもしれない。
だが、このような、現実には起こり得ない出来事が小説(=フィクション)という形式、言わば゛フィルター゛を通して語られるとき、
その抽出物の多くは、大底、現実世界にすむわたし達が抱える、諸々の問題を、濃く煮詰め、そしてより鮮明にしたものである。
わたし達は、生涯を通じ、様々な友人を作り、恋人と巡り会い、非常に、その人間関係は複雑になる。
が、それと同時に、誰とも分かち合えない(場合によっては、誰とも分かち合いたくないのかもしれない)、孤独な領域を、だれしもが抱えている。
本当の意味では、誰もが孤独だ。゛スプートニク゛に残されたライカ犬のように。
たまには、急接近した別な衛星や彗星と対話することもあるだろう。しかし、彼等は時が来ればまた、自分自身の軌道を周り続けてしまう。
だとしたら、そのあとに残された時間を淋しいと思うか、それとも例え一瞬でも出会えた事、それ自体を素晴らしい物と思うのか。
そんなことを、この物語は、わたし達に問いかけている。
そう、これは「ぼく」と「すみれ」の恋物語なのではない。わたし達自身の暗い場所に手を伸ばす、ラブストーリーなのである。
評価: 4
心地よい世界
実は村上春樹の小説を読んだのはこれが初めてだった。
彼の小説を初めて読んだ人間としては、
彼のエッセイと同じで、その独特の比喩表現、人の内面の描写がとても心地よかった。
ストーリーを追うよりも、むしろその文章に惹かれた。

彼の本を読みなれている人にとっては当たり前なのかもしれないけれど。

彼独特の比喩表現はこの小説で打ち止めという本人の弁があったらしいので、
これからは彼の書いた昔の小説をもっと読んでみたい。

少しストーリーについても書くと、
すみれと年上女性との恋愛がテーマなのではなく、
ぼくとすみれについての話なのだと感じた。
ふたりがいかに強く結びついていたのか。
お互いがそれを理解するための過程として、
すみれとミュウとの嵐のような恋愛は必要だったのだと思う。
評価: 5
村上春樹シリーズ
 『ノルウェイの森』を読んだ直後に読んだので村上春樹の特徴が

モロ浮き彫りになって読むことができました。大体、レズ、官能、ピアノ、歴史家、

生きること、病気、などなどが挙げられます。あと国立、吉祥寺、新宿笑

なんだか村上春樹の本って好きなフレーズ、印象的なものが多くてですね

今回もすきなフレーズがたくさんあります。一番すきな箇所は記号と象徴の違いの説明

しているところです。よくあんな説明うかぶなって感心しました。


スメルジャコフ対織田信長家臣団 スメルジャコフ対織田信長家臣団
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単行本

発売:
朝日新聞社

価格:
¥ 1,575

amazonでのユーズド価格:
¥ 290

著者・編者:
村上 春樹
安西 水丸

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
インターネット版村上朝日堂第二弾
最初にタイトルを知ったとき、どうやったらこんな言葉の組み合わせを思いつくのだろうと仰天した。本書収録のフォーラムにヒントが隠されています。CDロムのオマケで、村上春樹の海外版著作の装丁一覧が見られるのがうれしかった。国民性の違いだと思うが、日本版の装丁が一番良いと思ったのは私だけだろうか。当時の近況が綴られている「村上ラヂオ」をザザッと一読すると、村上春樹という人は異色なほど個性的で趣味の分野の精通さ加減が半端ではないことを改めて思い知った。小説とエッセイのギャップもこの作家の魅力のひとつだ。特別フォーラムの中に「スプートニクの恋人」(講談社文庫)の感想・意見コーナーがあって、改めて小説を読んだあとに目を通してみたい。
評価: 5
スメルジャコフ対織田信長家臣団
書店で「置いてますか?」と聞くのには恥ずかしいタイトル! ファンにはお馴染みの「村上朝日堂ホームページ」のコンテンツをまとめた、「夢のサーフシティ」に続く第2弾です。 HPを読んでいた方も、CD−ROM収録の春樹さんと水丸さんの特別対談は必聴!

といってもかなりしょうもない内容です(笑)。ゴルフやスポーツクラブ、ゲレンデ・スキーへの偏見を、お二人が熱く・・・というよりはむしろクールに語っていらっしゃいます。「そうだそうだ!」と思うか、「えー、それはヒドイ」と思うか? とにかく、相変わらずのテイストです。

HPを読んだことのない方にももちろんオススメ。HPじたいは6月でクローズ予定なので、このCD−ROM&本を購入して、今からじっくりゆっくり楽しみましょう。

村上春樹・創作の秘密もわかるかも!?
評価: 4
やっぱり春樹さんです
メールは短く、内容は1つ。本当にその通りなのだろう。 文章を洗うという作業は凄い。肉をそぎ落とし、骨にするのだ。 そんな中から生まれる長編は、素晴らしいものになる。 村上作品は、そんな中から生まれているんだと言うことがよくわかりました。


ダンス・ダンス・ダンス〈下〉 ダンス・ダンス・ダンス〈下〉
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文庫

発売:
講談社

価格:
¥ 680

amazonでのユーズド価格:
¥ 154

著者・編者:
村上 春樹

アマゾンでの評価平均値:
5.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
下巻
 羊をめぐる冒険はミステリ要素を含んだ作品だったけどこれはサスペンスみたい。ダンスのステップとか繰り返される言葉とか妙な太字とか汚い字の相関図とかなんかよくわからないし理解できたのかすらわからないんだけれどとにかくすごい。自分で読んで確かめてほしい。
評価: 5
題名が素晴らしいと私は思う。
 ただ「ダンス」という単語を三回繰り返しているだけだけれども、なんとも本作品をよく表現しているなと読み終えてそう思いました。私は、村上氏の描く、人の生きる世界の象徴的な表現が好きで、彼の作品を読むのですが、本作品もその期待を裏切らず、とても面白かった。
 
 題名もそうですが、本作品では多くのリピートが見られます。単純な文章表現的なリピートもありますし、象徴的な意味でのリピートもありました。それはあたかも、決められたダンスのステップを踏んでいるようでもあり、「僕」という主人公の生き方を象徴しているかのようでした。
 休む間もなく、ステップを繰り返していなければいけないという羊男の台詞は、80年代後半に書かれた作品であるにも関わらず、21世紀に突入して数年たった現代を表現しているようでもあります。

 村上氏の初期の作品ということで、近年(後期)の作品群―『海辺のカフカ』や『ねじまき鳥クロニクル』など―に見られるような、重量感のある、深い森の中を一人で散歩しているような印象は無く、幾分すっきりとしているけれども、やはり村上氏らしい独特の文体は健在だなという印象でした。
 「僕」の台詞の空虚さが、逆に非現実性を想像させながらも、物語から読者を遠ざけない。リアルに描きすぎないところにも、彼の上手さがあると思います。
 とても面白い作品でした。
評価: 5
ダンス・ダンス・ダンス〈下〉
とにかく殺人劇と言う物をあまりしないのが春樹氏の魅力だと思う。
殺人を繰り返してしまうという描写があまりその氏のレビューがないのが寂しく思ってしまう。
この小説でも私は二日間で読みきってしまった。
それぐらいスピード感のある小説なので是非書店で手に取って欲しい作品である。
特に羊男がいい味を出しているので、是非。



ダンス・ダンス・ダンス〈下〉 ダンス・ダンス・ダンス〈下〉
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単行本

発売:
講談社

価格:
¥ 1,785

amazonでのユーズド価格:
¥ 1

著者・編者:
村上 春樹

アマゾンでの評価平均値:
3.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 3
充実感のある本でした。
或る女をきっかけに物語が始まる。現実世界と別の世界(しかし現実世界に近い別世界である。)とを行き来しながら心理的冒険をする。私はこれを読んだ時、私も別世界を体験できたらどんなにいいだろうか!と羨む気持ちでいっぱいであった。夢とも違う、何故なら『ダンス・ダンス・ダンス』の中の別世界は現実と接点があるのだから。これは何の世界というのだろう。異次元か?
しかし、この別世界が中心になるわけではない。現実の中で生きるべくきっかけとして存在するのである。さて、私たちはこの世界をどう生きているか。まるで「雪かき」をするように日々過ごしてはいないだろうか。それを問うだけでも非常に有意義な時間を過ごせるかもしれない。面白い本であった。
評価: 5
何度でも読みたい一冊です。
活字が苦手で、ろくに本など読んだことのないまま大人になった私が、
一転、本の虫になれたのは村上春樹作品がきっかけでした。
そんな中でもこの作品は一生手放せない作品です。

最初から最後まで不思議な空気感にすっぽり包まれて、
読めば読むほどに高揚感があり、あっという間に読んでしまいました。
今後も何度でも読み返すとおもいます。
評価: 4
あまいかな・・・
たしかに世界の終わりとや、ネジマキ鳥に比べれば、足りないように感じます。とは言っても面白いに変わりありませんが・・・。
この物語にユキという13歳の美少女が登場してきます。この子が本当にこの物語を引き立たせています。この子が出てこなければ、味気ないものになっていたでしょう。

35歳の僕の大人の感性と13歳のユキのガラスのような感性が上手く相対させてあるように私は感じました。
他の人も言ってますが、それだけにユミヨシさんとの最後のシーンは物足りなさが目立ちました。


ダンス・ダンス・ダンス〈上〉 ダンス・ダンス・ダンス〈上〉
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文庫

発売:
講談社

価格:
¥ 680

amazonでのユーズド価格:
¥ 300

著者・編者:
村上 春樹

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
さて
 こんなに村上春樹がおもしろいとは思わなかった。時代の変格や高度資本主義社会といった主軸からいろんなフレーズ、会話のどれもが洗練されていておもしろい。特にユキと僕の会話はたまらない。あとこの作品は青春三部作の続き物なのでできることならそれを読んだほうが楽しめると思う。冒頭いるかホテル(あのいるかホテル!)のことから始まり、設定その他もろもろも三部作と繋がっているのでそこは注意してほしい。
評価: 4
ダンスは止まらない
羊の冒険の続きになります。
フリーライターとして働いて四年、「僕」は社会とうまくやっていたけれど、なにかに導かれているかのように「いるかホテル」に戻ってきた。
そこは巨大な近代ホテルに変わっていたけれど、羊男と邂逅する。
そこは「僕」のために誰かが泣いている場所。
人が感心するくらい難しいステップでダンスは踊り続けないといけない、って言葉を胸に帰京する。
不思議な縁で出会った十三才の少女ユキと、キキを通して再開した中学の同級生で有名タレントの五反田君が、自主的に引きこもった「僕」の遊び相手だった。
ダンスを踊ることから覚えないといけないユキと、誰よりもうまく踊っているように見える五反田君のふたりの間で「僕」もまたステップを踏み続けようとする。
立ち止まったら海に沈むしかないからだ。

ノルウェイの森の透明な空気に沈む悲哀が美しかった。
しかし本作は、それをのりこえて底の抜けた感情が伺える。
「僕」はユキを見守る余裕が生まれていたし、それを自分の過去と重ねて大人になったことを自覚している。
それでも誰かが自分のために泣いてくれている場所を必要とするほどに「僕」の心は乾いていたのだ。
これから「僕」がどうなっていくのか、次作も期待したい。

評価: 5
踊るんだよ、音楽が続く限り
久しぶりに本書を手に取った。
本書に描かれている、いわゆる「前回のバブル」の意匠は色褪せ、
既にレトロの領域に入ってはいるものの、
主人公の「僕」の年齢を超えた今、
その喪失感と疎外感は痛いほどリアルで
あらためて村上文学の奥深さを実感した。

昔はリアルな設定の中の「羊男」といった
断絶の意匠がSF的としてどうにも馴染めなかったものだが、
突然の訃報といった日常の断絶を何回か経験した今では
どうにも抗えぬ世界の真実として
この上もなくリアルに感じる。



ダンス・ダンス・ダンス〈上〉 ダンス・ダンス・ダンス〈上〉
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単行本

発売:
講談社

価格:
¥ 1,785

amazonでのユーズド価格:
¥ 1

著者・編者:
村上 春樹

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
個人がもてる巨大な配電盤
自分という「配電盤」を人を通して、つなぎ合わせていくこと。

生きていると、いつの間にか、
ちぎれてしまったり、
ぶったぎったり、
忘れたりするケーブルを、思い出し、ゆっくりとつなぎ合わせていくこと。

自分の過去の回収と、未来への続く音楽と、そして今の足運びを、
強く、自分のステップで進んでいこうとする、ダンス・ダンス・ダンス。

「さて、と僕は思った。もう一度ダンスのステップを取り戻すのだ」
(文庫本下巻 P282)

勇気を持ってダンスを踊れ!
主人公と世界はつながったか?
評価: 5
結末
 「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」の三部作。これらの続編として存在する本書。
 物語の流れとしては「羊をめぐる冒険」に似ているように思う。周りで起こる不思議な出来事に翻弄され、踊らされる「僕」。しかしこれまでと違う点は「僕」が自発的に行動する点だろう。流されながらも、自分のステップを踏み続け、最後に自分の求めていた結果を手に入れる。
 1970〜80年代を描いた「村上ワールドの終わりを締めくくる本」と言えるのではないだろうか。
評価: 5
孤独な主人公が、心の振るえを取り戻す為の物語
村上春樹の本はどれも好きだが、この作品ほど何度も繰り返し読んだ本は他に無い。
ストーリーが面白いことや、登場人物の個性もこの作品の良さの一つではあるが、主人公がまるで自分のことのように感じられたのが大きいと思う。
それくらい、主人公の生き方や心の動きに共感できるものがあった。
いろんな人が通り過ぎていき孤独なままで、若い頃に感じた心の振るえを失ってしまったのは、自分も同じだから。

羊男や謎の美少女や片腕の詩人(登場は下巻から)などなど個性的なキャラクターも物語に深みを与えてくれます。
自分にとってはオンリーワンな小説です。


ダンス・ダンス・ダンス〈上〉 ダンス・ダンス・ダンス〈上〉
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文庫

発売:
講談社

amazonでのユーズド価格:
¥ 1

著者・編者:
村上 春樹

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
個人がもてる巨大な配電盤
自分という「配電盤」を人を通して、つなぎ合わせていくこと。

生きていると、いつの間にか、
ちぎれてしまったり、
ぶったぎったり、
忘れたりするケーブルを、思い出し、ゆっくりとつなぎ合わせていくこと。

自分の過去の回収と、未来への続く音楽と、そして今の足運びを、
強く、自分のステップで進んでいこうとする、ダンス・ダンス・ダンス。

「さて、と僕は思った。もう一度ダンスのステップを取り戻すのだ」
(文庫本下巻 P282)

勇気を持ってダンスを踊れ!
主人公と世界はつながったか?
評価: 5
結末
 「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」の三部作。これらの続編として存在する本書。
 物語の流れとしては「羊をめぐる冒険」に似ているように思う。周りで起こる不思議な出来事に翻弄され、踊らされる「僕」。しかしこれまでと違う点は「僕」が自発的に行動する点だろう。流されながらも、自分のステップを踏み続け、最後に自分の求めていた結果を手に入れる。
 1970〜80年代を描いた「村上ワールドの終わりを締めくくる本」と言えるのではないだろうか。
評価: 5
孤独な主人公が、心の振るえを取り戻す為の物語
村上春樹の本はどれも好きだが、この作品ほど何度も繰り返し読んだ本は他に無い。
ストーリーが面白いことや、登場人物の個性もこの作品の良さの一つではあるが、主人公がまるで自分のことのように感じられたのが大きいと思う。
それくらい、主人公の生き方や心の動きに共感できるものがあった。
いろんな人が通り過ぎていき孤独なままで、若い頃に感じた心の振るえを失ってしまったのは、自分も同じだから。

羊男や謎の美少女や片腕の詩人(登場は下巻から)などなど個性的なキャラクターも物語に深みを与えてくれます。
自分にとってはオンリーワンな小説です。


ポートレイト・イン・ジャズ ポートレイト・イン・ジャズ
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文庫

発売:
新潮社

価格:
¥ 820

amazonでのユーズド価格:
¥ 600

著者・編者:
和田 誠
村上 春樹

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 1
ジャズ愛好家と村上フリークで評価が異なる、『喧騒の種』的な本だと感じました。
私自身、熱心な文学青年ではないので批判的な意見は愚の骨頂とは理解しています。しかし、正味なところ、村上氏の著書(代表作)には、否定的な見解を抱き続けています。自身の経験(思い出話のよう)や感傷を、芸術に生きた巨匠達のレビューと混同させてしまう内容には怒りに似た愕然を誘いました。いかなる分野の芸術においても、それ自身から感じ取れるモノは受け止める側一人一人が違う感覚でもって応える。従ってこの本で紹介される芸術家たちへの村上氏一個人の返答に間違いなどあるはずはないとも思います。ジャズの魅力にとりつかれた人々は、自らで音源を探り、唯一無人の巨匠に出会って欲しいと思います。ジャズ・オールディーズ、これからジャズを楽しむ方には絶対にお勧めしません。
本書に想い入れを抱く村上フリークの方々には大変失礼な評論ではありますが、彼がこの作品でもって読者をジャズの世界に誘うようなはたらきかけを試みたのであれば、これほど素晴らしい事実はありません。

評価: 5
読んでみたら・・・
この本でジャズに興味を持ちました。

初めてCDを買ったのはロックだった。
文化力がつくと、なおさら、本を読み、考えにふける時間が多くなってきた。ロックでは私を抱えきることができなかった。ある意味、音楽自体聞かないことが多かったのだが、ジャズを知ると、これは一生向き合っていける器だと感じた。
ジャズを流していると、音楽が伝わる場所全ての雰囲気が一変してしまう。さまざまなシーンでジャズはいいと感じた。

評価: 3
ナイスなコンビネーション
和田誠氏が描いたジャズ・ミュージシャンのポートレイトに、村上春樹氏が文章をつける、という形でまとめられた50数名のジャズ・ミュージシャンにまつわるお話。単行本2冊+書き下ろし3人を収録した決定版。

筆者二人ともジャズが本当に好きなのが、ひしひしと伝わってくる本です。ある意味言葉よりもずっとくっきりとミュージシャン自身を表現している和田氏の絵と、村上氏の洒脱な文章と、村上氏のコレクションから、そのミュージシャンの選りすぐりのLPジャケットの写真と。ナイスなコンビネーションです。渋い人選も魅力の一冊です。




ポートレイト・イン・ジャズ〈2〉 ポートレイト・イン・ジャズ〈2〉
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単行本

発売:
新潮社

価格:
¥ 2,415

amazonでのユーズド価格:
¥ 1,157

著者・編者:
和田 誠
村上 春樹

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
素敵な絵と文章で表現するジャズの世界
前作に続き、和田と村上、2人の無類のジャズ好きの共演。

ジャズメンそれぞれの特徴(性格も含めて)を非常によくとらえ、かつ、なんともいえず「ジャズっぽい」タッチの和田さんの絵。
徹底的に私的でありながら、ジャズへの憧憬の深さと愛が伝わってくる村上さんの文章。また、セレクトされている盤も必ずしも「ド名盤」でないところにセンスを感じます。

僕自身は、バップ以降のジャズしか聴きませんでしたが、本書でそれ以前の作品にも開眼されました。いつものことながら村上さんの作品を読むと世界が拡がります。

埃をかぶったLP(CD?)を引っぱり出して、本書とよく冷えたビールを一杯。至福の時間を味わいましょう。
評価: 4
おいしいエッセイと楽しいポートレイト
第一作同様,和田誠がジャズミュージシャンのポートレイトをユニークに描いて,それに村上春樹がエッセイをつけるという趣向の本.2人ともジャズが好きなんだなーとつくづく感じる合作です.こういうのを本当の意味での「コラボレーション」というのだろうなぁと思ってしまう.おいしいエッセイと楽しいポートレイトを通して,自分の知らないミュージシャンと出会えるのは素敵.お酒を飲みながらソファーにダラ〜っとしてジャズを聞きたくなります.
評価: 4
体を動かしたくなる本
この本は、和田誠さんがお気に入りのジャズメンの肖像画を描き、そこに村上春樹さんがエッセイをつける、という共同作業の賜物です。肖像画も、エッセイも、同じくらい素敵です。

村上さんの文章(小説、エッセイ)を読むと、何かこう、体を動かしたくなります。といっても、スポーツをするのではなく、ビールを飲むとか、女の子を食事に誘うとか、そういう風に何かせずにいられなくなります。

この本でも同じ。

エッセイを読み終えて、ぼくは、無性にLPとレコードプレーヤーが欲しくなりました。そして、ジャズを聞きながら、遠い国からやってきたスコッチウィスキーをゆっくりと飲みたいと思いました。

それくらい、素敵な本です。


ポテト・スープが大好きな猫 ポテト・スープが大好きな猫
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大型本

発売:
講談社

概要:
テキサスの田舎に、おじいさんと年老いた雌猫がすんでいた。ねずみも捕らずにぬくぬく暮らす猫の好物は、おじいさんのポテト・スープ。

価格:
¥ 1,785

amazonでのユーズド価格:
¥ 1,200

著者・編者:
T. ファリッシュ
B. ルーツ
村上 春樹

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
うちの猫と、こんな関係を築いてます。
おじいさんとトラ猫の本当になんでもない日常。言葉も少なく、ボディランゲージもなく、だけどお互いがお互いを認め合う、とってもいい関係だということがアクシデントによって判明。猫好きには超オススメ。
評価: 3
静かで穏やかな優しい感じの本です〜☆
村上春樹がある日、アメリカの街を散歩していて、偶然みつけた本。 パラパラとページをめくり「うん、これはいいや」と思って買って帰り、机に向かってそのまま翻訳した本だそうです〜☆ 心を暖める猫の絵本という宣伝文句に惹かれました。 

最後に村上春樹の解説が付いているのですが、絵を見ても見落としてしまっていた細かい部分の解説は、アメリカの生活がよくわかっておもしろかったです。 猫は本当によく描かれていると思います。 かわいい家猫風ではなく、あまり構わないおじいさんが飼っている手入れのされていない猫の感じが、毛皮の描き方によく出ていると思いました。
評価: 4
前向きな猫の姿が印象的です!
船の舳先に立って風を顔に受ける猫の姿が、とても印象的です。見ているだけで、とても前向きな気持ちになってくるから不思議です。

全体に静かに話が展開していきますが、いつのまにか絵本の中に引き込まれてしまいます。そして読み終わった後には、猫とおじいさんの関係が、とても暖かく感じられて印象に残りました。
僕は猫が一生懸命「うぉーん」と鳴いて、おじいさんと一生懸命話をするところが気に入りました。ちゃんと前足でしっかりと魚を抑えたりして、とても猫らしいです。(猫の生き生きとした姿が、絵には良く描かれています)

猫が登場する絵本は多いのですが、この本に出てくる猫はとても生き生きしていて気に入りました。






レキシントンの幽霊 レキシントンの幽霊
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単行本

発売:
文藝春秋

価格:
¥ 1,223

amazonでのユーズド価格:
¥ 12

著者・編者:
村上 春樹

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
レキシントンの幽霊は良い短編だとおもうけど
数年振りに、村上春樹の小説を読んでみた。

小説というものは、エンターテイメントとして楽しむものから、読者に物の価値観を変えてしまうものまで様々ありますが、村上春樹を読むと心の中がしんとなり、落ち着いた穏やかな気持ちにさせてくれる。そこには少し寂しさが共存しているのだが。

本作も、夜中に好きな音楽を小さめにかけながら読むのにふさわしい作品でした。

村上春樹は有名なりすぎて、割と読者は好き嫌いが激しいようですか、嫌いな人も短編なんで読んでみてください。

あと、表題作「レキシントンの幽霊」なかなか良い小説でした。
あれは、事実という名を付けた小説だと思います。
評価: 4
粒ぞろいの短編集
宮沢りえ・イッセー尾形主演で映画化された「トニー滝谷」。
全国学校図書館協議会から単独でも出版されている「沈黙」。
また「めくらやなぎと、眠る女」に関しては、新たに書き直されたものなので、
村上春樹氏の思い入れも強い作品だと思います。これは海外でも何か賞を獲りましたね。

実は、これが村上春樹氏の短編集初体験でしたが、
短編には、短編にしか持つことのできない味があるのだなと思いました。
評価: 3
表題作が痛い
ずっと前に読んだ一冊ですが、
自分は、「氷男」の悲しさと、「トニー滝谷」の虚無感と、「めくらやなぎと眠る女」の
世界観が好きでした。
特に「トニー滝谷」は、映像作品も好きで、しかも「ねじまき鳥クロニクル」にも登場するので、印象が深い作品です。

ただ、表題作「レキシントンの幽霊」、これがいけなかった。
ノンフィクションなのでしょうが、春樹の偽善性がモロに見えてしまっています。
友人に信頼されて家の留守番を頼まれたのに、留守番の初夜、一階で集団が騒いでいるのを、
「幽霊」と勝手に決め付けて見て見ぬ振りをし、友人にはそのことを報告しないなんて・・・。
・・・唯の、偽善者じゃん・・・(苦笑)。

春樹はただフィクションを書いているだけのほうがいい。
読者は唯だまされているだけのほうがいい、と思いました。



ワイド版 街道をゆく〈11〉肥前の諸街道 ワイド版 街道をゆく〈11〉肥前の諸街道
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単行本

発売:
朝日新聞社

価格:
¥ 1,050

amazonでのユーズド価格:
¥ 440

著者・編者:
司馬 遼太郎

アマゾンでの評価平均値:
3.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 3
平戸
 初出は1977年の『週刊朝日』。
 収録されているのは、「蒙古塚・唐津」、「平戸」、「横瀬・長崎」の3篇。
 江戸時代、平戸から長崎に貿易港が移る様子を描く。平戸とマカオを重ね合わせてみたり、もし秀吉が日本を統一していなかったら九州がどうなっていたかとか、珍しい話が出てくる。いずれもヨーロッパ人との関係・交易に視線を向けたもので、なかなか鋭いところを突いている。
 しかし、本巻はおしなべて平坦。盛り上がりに欠けた。


ワイド版 街道をゆく〈13〉壱岐・対馬の道 ワイド版 街道をゆく〈13〉壱岐・対馬の道
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単行本

発売:
朝日新聞社

価格:
¥ 1,155

著者・編者:
司馬 遼太郎

アマゾンでの評価平均値:
3.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 3
朝鮮半島をのぞむ
 初出は1978年の『週間朝日』。
 朝鮮半島と九州の間に浮かぶ、壱岐と対馬を訪れた旅行記。その位置から両島は日本と朝鮮をつなぐ役割を果たしてきた。時には友好使節の中継地であり、時には侵略の入口となる。ことに、今回の旅には朝鮮半島出身の金達寿氏、李進煕氏という二人の友人が同行している。そのため、話のほとんどが朝鮮半島との関係に費やされている。
 そのためか、話がとても大きい。日本と朝鮮という国家レベルの歴史が語られるばかりで、目の前の、いま対馬・壱岐に住む人たちの姿が浮かび上がってこない。そこが少し不満であった。


ワイド版 街道をゆく〈1〉甲州街道、長州路ほか ワイド版 街道をゆく〈1〉甲州街道、長州路ほか
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単行本

発売:
朝日新聞社

価格:
¥ 1,155

amazonでのユーズド価格:
¥ 470

著者・編者:
司馬 遼太郎

アマゾンでの評価平均値:
3.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 3
歴史と地域
 司馬遼太郎の『街道をゆく』シリーズの第一巻。湖西のみち、竹内街道、甲州街道、葛城みち、長州路の5篇が収められている。
 1971年1月1日号『週間朝日』から連載の始まったもので、日本各地(+α)を訪ね歩きつつ歴史への思いを馳せるという形式を取っている。紀行文学というよりは歴史随筆と呼ぶべきものだろう。
 第一巻は、まだスタイルが確立されていないためか、スッキリしない印象。文章の巧みさはさすがだが、歴史についての語り口が流麗でない。


ワイド版 街道をゆく〈26〉嵯峨散歩、仙台・石巻 ワイド版 街道をゆく〈26〉嵯峨散歩、仙台・石巻
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単行本

発売:
朝日新聞社

概要:
司馬遼太郎が雑誌、週刊誌、単行本等に発表した短篇作品の初出掲載分を刊行順に配列した全集。第10巻では、1965年から1966年に発表された「蘆雪を殺す」「権平五千石」「アームストロング砲」等の14篇を収める。

価格:
¥ 1,155

amazonでのユーズド価格:
¥ 600

著者・編者:
司馬 遼太郎

アマゾンでの評価平均値:
3.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 3
仙台藩の遺産
 初出は1985年の『週間朝日』。
 「嵯峨散歩」と「仙台・石巻」の2編が収録されている。
 観光地としてにぎわう京都・嵯峨野。そこをものすごく田舎くさく描いているのが面白い。ひなびた農家に朴訥な地元民。どこの山の中を旅しているのかと思ってしまう。しかし、この筆致が司馬なのだろう。不思議なものだ。
 仙台も興味深い土地だ。伊達家は現代に何を残したのか。司馬の問題提起はここから始まる。しかし、何もないのである。江戸の大藩だったはずが、遺産と呼べるものはほとんどない。この「何も残さなかったこと」が丁寧に描かれている。広大なる未開の地・東北の原点が分かる。


ワイド版 街道をゆく〈29〉秋田県散歩、飛騨紀行 ワイド版 街道をゆく〈29〉秋田県散歩、飛騨紀行
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単行本

発売:
朝日新聞社

価格:
¥ 1,260

amazonでのユーズド価格:
¥ 580

著者・編者:
司馬 遼太郎

アマゾンでの評価平均値:
3.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
歴史を生む土地
 初出は1986-87年の『週刊朝日』。
 29巻に収められているのは「秋田県散歩」と「飛騨紀行」の2篇。
 「秋田県散歩」の出来が良い。菅江真澄、安藤昌益、狩野享吉、内藤湖南など、秋田に関わる知識人が取り上げられ、なぜ、秋田で「知」が重んじられたかを探求していく。ひとりひとりの持つ魅力が最大限に引き出され、躍動感があった。
 「飛騨散歩」は、飛騨が歴史上、無視されてきた理由に迫っている。いまいちぱっとしない。
 いずれも、あえて有名でない土地を訪れたもの。しかし、結果は大きく分かれてしまったようだ。
評価: 3
あぁ、姉小路家って、こういうことだったのか!
PC版の信長の野望をやっていて気になっていたこと、それは飛騨の大名として存在している姉小路家。シナリオによっては三木家となっていたりするので、どんな歴史をもつ大名なのだろうか…と気になっていましたが、この本の「飛騨紀行」で姉小路家について数十頁に渡って触れられていたことに感動を覚えました。
街道をゆくを読むと、ちょっとした疑問や興味について、司馬遼太郎さんが解説してくれる。そういう楽しみがあるので、このシリーズは好きですね。もっとも、郷土愛を持っていることと歴史好きであることが前提にありますが…。


ワイド版 街道をゆく〈32〉阿波紀行、紀ノ川流域 ワイド版 街道をゆく〈32〉阿波紀行、紀ノ川流域
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単行本

発売:
朝日新聞社

価格:
¥ 1,155

amazonでのユーズド価格:
¥ 300

著者・編者:
司馬 遼太郎

ワイド版 街道をゆく〈33〉白河・会津のみち、赤坂散歩 ワイド版 街道をゆく〈33〉白河・会津のみち、赤坂散歩
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単行本

発売:
朝日新聞社

価格:
¥ 1,155

amazonでのユーズド価格:
¥ 473

著者・編者:
司馬 遼太郎

アマゾンでの評価平均値:
3.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 3
東北への入り口
初出は1988-89年の『週間朝日』。
 「白河・会津のみち」と「赤坂散歩」の2篇が収録されている。関東と東北を分ける白河の関。その歴史的在り方、関を越えた人々、関を守ってきた人々などが様々に語られている。
 関東・朝廷にとって白河の関は、「暗く貧しい土地」東北を閉め出すための防壁であった。と同時に東北侵略の足がかりとなるべき砦であった。この両面性が書き分けられているところが面白い。
 赤坂は江戸時代の話ばかりでいまいち面白くない。


ワイド版 街道をゆく〈34〉大徳寺散歩、中津・宇佐のみち ワイド版 街道をゆく〈34〉大徳寺散歩、中津・宇佐のみち
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単行本

発売:
朝日新聞社

価格:
¥ 1,155

amazonでのユーズド価格:
¥ 700

著者・編者:
司馬 遼太郎

ワイド版 街道をゆく〈36〉本所深川散歩、神田界隈 ワイド版 街道をゆく〈36〉本所深川散歩、神田界隈
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単行本

発売:
朝日新聞社

価格:
¥ 1,365

amazonでのユーズド価格:
¥ 291

著者・編者:
司馬 遼太郎

アマゾンでの評価平均値:
3.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 3
江戸の町
 初出は1990-91年の『週間朝日』。「本所深川散歩」と「神田界隈」の2篇が収められている。
 東京の下町をじっくり歩くという内容だが、もうひとつ面白くない。司馬は江戸を語るのがうまくないなと感じた。太平の時代の庶民を描くのは得意ではなかったのだろう。また、著者が良く知っている町であり、資料も豊富すぎるほど残っている点も問題だったように思う。資料にひきずられてしまって、実際に歩いている感覚が伝わってこないのが残念。
岩波書店や岡書院など、神田神保町の書店興亡史の話は面白かった。


ワイド版 街道をゆく〈6〉沖縄・先島への道 ワイド版 街道をゆく〈6〉沖縄・先島への道
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単行本

発売:
朝日新聞社

価格:
¥ 1,050

amazonでのユーズド価格:
¥ 900

著者・編者:
司馬 遼太郎

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
司馬さんが見た沖縄。
司馬遼太郎さんの反戦への思いを沖縄を通して書き表した作品。
沖縄が好きな人は多かれ少なかれ「戦争の歴史」を知ることになるんだけど、
この作品を読んだら、司馬さん視点の歴史を知ることが出来るかもしれない。
それは司馬さん特有の語り口、つまり時に優しく時に残酷だ。
沖縄に訪れる前にこの作品を読むか、訪れた後に読むか。
もちろん人それぞれなんだけど、読めば必ず感じるものがあると思う。
評価: 4
どこかうつろな旅
 初出は1974年の『週間朝日』。
 沖縄本島、石垣島、竹富島、与那国島への旅。江戸・明治期の琉球支配と、民俗学的関心が綯い交ぜに語られている。征服、抵抗、支配の歴史が淡々と語られており、独特の司馬史観をじっくりと楽しむことが出来る。
 第二次大戦や本土復帰後の話題も随所で触れられているが、どこか焦点がはっきりしない。普段、我々の目にする沖縄と、本書に描かれる沖縄には、どこかズレがあるように感じられる。まあ、複雑な土地であるのは確かなのだが…。


ワイド版 街道をゆく〈9〉信州佐久平みち、潟のみちほか ワイド版 街道をゆく〈9〉信州佐久平みち、潟のみちほか
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単行本

発売:
朝日新聞社

概要:
「街道」に息づく歴史、その土地で出会った人との心のやりとりを綴るシリーズ。熊野・古座街道、豊後・日田街道、大和丹生川(西吉野)街道、種子島みちを訪ねる。77年初版刊のワイド版。

価格:
¥ 1,260

amazonでのユーズド価格:
¥ 470

著者・編者:
司馬 遼太郎

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
農民と信仰
 初出は1976年の『週間朝日』。
 本書に収録されているのは「潟のみち」、「播州揖保川・室津みち」、「高野山みち」、「信州佐久平みち」の4篇。9巻ともなると文章も内容も安定しており、引き込まれるように読んでしまった。
 圧巻だったのは「潟のみち」。新潟の干拓地を訪れる話だが、土地にかける農民の思いや、小作制度による悲惨な体験が描かれており、迫力がある。この土地が現在どうなっているのか、関心をそそられる。
 もうひとつ面白かったのは「高野山みち」。特に高野山周辺の聖に焦点を当てている。聖とは寺には属さない半僧のことで、女性と関係を持ったり、物乞いと変わらなかったりする。その実態を洗い直し、民衆との関係を衝いた点が素晴らしい。


以下、無用のことながら 以下、無用のことながら
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文庫

発売:
文芸春秋

価格:
¥ 700

amazonでのユーズド価格:
¥ 35

著者・編者:
司馬 遼太郎

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
この人を偲んで。
指折り数えてみると、司馬先生が亡くなられてすでに10年という歳月がながれたことになるんですね・・・
本書は先生の没後5年に単行本として編まれたものです。
歴史にまつわる深い知見を表したものから世間話のような小さなエッセイに至るまで、50を超える文章がこの中に収められています。中には弔辞のような、たとえどんな偉大な作家のものしたものであっても普通は世間から忘れ去られるはずのささやかな文章までが、所狭しと寄せ集めてあります。
これを見ると、本書からは、作家自身がどう…文章自体がどう…というよりも、むしろ司馬遼太郎という「書くこと大好き人間」(山野博史氏の解説より)の面影をどんな些細なものからでも偲びたいという編集者や読者という作家外の人々の「故人への未練」がいじましくも滲み出ているように思えるのです。このことは先生が描いてこられた主人公達の清々しい心事とはほど遠い感情なのかもしれません。ですが、10代の少壮から先生の作品に慣れ親しんだわたしなどは、本書『弔辞―藤沢桓夫先生を悼む』の項の冒頭の一文を読むにつけ、このような文章を書きえた作家は今はもういないのだということが、淋しくて仕方ありません。


評価: 4
韓流ブーム、司馬が生きていたら、きっと喜ぶにちがいない
1983年から亡くなった1996年までに書かれたものから約70編をセレクトしたエッセイ集で、司馬の没後五年、単行本として出版された。本書はその文庫版である。
テーマ別に配置されているので、司馬の晩年の思想を俯瞰するには都合がよい。
以下に司馬のテーマをざっくりわけてみた。

1.ダンディズム。男のありよう、生きざまを歴史上の人物に求めた。
2.アジア文明。日本、朝鮮、中国、モンゴル、ロシアの社会、国家への関心。
3.仏教。日本人のこころのありよう、への関心。
4.芸術。絵画への論評も少なくないが、特に詩歌への関心。

本書ではとくに仏教と日韓関係への言及がまとまっていて厚みがある。
「朝鮮・韓国人と日本人の集団対集団の間柄については(中略)たがいの文化と歴史を理解し、尊敬しあえるときがくるのは、百年以内ではとてもという気持ちがある(p112)」と嘆息している。司馬の死後10年、昨年(2005年)からの韓流ブームを、司馬が生きていたらどう思うだろうか。一過性の人気商売とはいえ、大衆レベルで心理的なハードルが下がることは、決して悪いことではない。きっと少しは明るい気持ちになったことだろうと思う。

なお、内容的には『司馬遼太郎が考えたこと(全15巻)』にすべて収録されており、また司馬自身のピックアップでもないので、資料的にも作品的にも『考えたこと』を持っているなら本書は特に必要ない。
評価: 4
司馬氏のひととなりがよくわかる
司馬氏のエッセイ集ではあるものの、エッセイとして書かれたものだけではなく、雑誌やイベントなどへの寄稿、知人への弔文などを集めたもの。いろんなところに遺された文章をかきあつめたので、各エッセイも長短様々です。
「この国のかたち」のようにテーマを決め、思考を尽くした上で筆をとっているのではなく、思いつくままに筆を走らせているようなところがとてもいい。
(もちろん、読み手がそう感じるだけで実際は考えていると思いますが)
司馬氏の小説の中では、よく脱線や余談があるが、その余談の部分だけを集めたようなもので、彼の普段の考えや人柄のようなものが伝わります。
司馬氏のファンの方には、おすすめしたい一冊です。


愛蔵版 グレート・ギャツビー 愛蔵版 グレート・ギャツビー
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単行本

発売:
中央公論新社

概要:
村上春樹が人生で巡り会った最も大切な小説。愛蔵版特別書き下ろし冊子「『グレート・ギャツビー』に描かれたニューヨーク」付き。

価格:
¥ 2,730

amazonでのユーズド価格:
¥ 2,630

著者・編者:
フランシス・スコット フィッツジェラルド
Francis Scott Fitzgerald
村上 春樹
村上春樹

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4
前評判ほどでは
村上春樹さんが永年訳したいと心に留め、小説家としての彼に一番大きな影響を与えた本とのことでしたので期待して読みました。1920年代のニューヨークが舞台です。
米国の上流社会は名門の人種、家柄、富、美貌ないし見栄え(男は学歴も)をもつ人物で構成されている。住む場所でも階級が分かる。そんな中に毎晩、豪勢な夜会を開き来る人を拒まぬギャツビーは何者。
上流階級の娘を月の女人と脳に刷りこんだギャツビーはその女性が夜会に現われることを期待して散財しているのだった。

でも、時代が古すぎるし、日本人にはこの手の上流社会の階層を身近に見てないし、さらに言えば、ギャツビーだってあれだけ夜会をやればたいていの女性の程度だって分かりそうなものなのにと思ってしまいます。
ハリー・ポッターにでてくるハーマイオニー・グレンジャーの方がよっぽど魅力的に思えるのですが。

評価: 5
このかたちだ
内容については前々から分かっている。このかたちになったことが大切なのだ。村上さんの作者にかける思いが伝わってくる。極めつけは付録だろう。この中に村上さんの思いがひしひしと込められ、ビンビンと伝わってくる。


俄―浪華遊侠伝 俄―浪華遊侠伝
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文庫

発売:
講談社

価格:
¥ 1,020

amazonでのユーズド価格:
¥ 730

著者・編者:
司馬 遼太郎

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
司馬先生の作品で笑いたい方に
はっきりいって、並の辞書よりも分厚い長編です。でも、敬遠する必要はまったくありません。非常にテンポの良い文章で、仁侠といった次元を超越した、面白すぎる主人公明石屋万吉の破天荒な人生を一気に読むことができます。
ちなみに、この作品は幕末動乱の大坂が舞台ですけど、他の幕末動乱を扱った司馬作品と辻褄のあわないくだり(蛤御門直後に、遠藤謹介がなぜか大坂にいる等)が多少あります。けれど、そんな些細な問題など吹き飛ばす…パワフルな笑いがこの作品に秘められています。司馬作品で笑いたい方は是非どうぞ。
逆にいえば、他作品や実史等の整合性ばかりを気にする人には、あまりおすすめできません。

評価: 4
真似できるかな・・
主人公の生き様は、まさにメチャクチャ、破天荒といった言葉そのものです。
一つ、生き様として参考になったのは、「覚悟」ということかな。
覚悟があれば、人間なんだってできるんだな・・
そう思った一冊でした。
映画を見るように楽しく読めました。
ただ、最近薄い本ばかり読んでいたので、800ページは少し疲れた。
評価: 5
隠れた名作!
もうひとつ目立たない作品ですが名作です。
落語味を感じる作品ですが、それはそのはず、司馬さんは子どもの時分から落語ファンで、長じてからも桂米朝師匠のファンで、就寝前にはカセットで良く聞いていたそうです。

ともあれこの作品は、幕末〜明治維新における大阪の事件、庶民の風俗や物の考え方、立ち振る舞いなどが、読者に染み込むように理解できるようになっており、大いに楽しめます。
しかし主人公万吉は破天荒な男です。そこまでするか? の連続です。
ともあれ、おすすめします。





回転木馬のデッド・ヒート 回転木馬のデッド・ヒート
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文庫

発売:
講談社

概要:
静寂な幻想世界と波乱万丈の冒険劇、2つの物語が織り成す、パラレル・ドラマ。30代の著者が渾身を傾けた長編小説の代表作、改装版刊行。

価格:
¥ 420

amazonでのユーズド価格:
¥ 162

著者・編者:
村上 春樹

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 3
悲しみ・どこかずれた感覚・でもそれがふつうである
村上さんが聞いたままの話を書きとめているうちに「話してもらいたがっている」と感じた文章をそのまま公開した作品だそうです。
普通の話のようで読んだあと妙に説明のつかない気持ちになります。「今はなき王女のための」など作品中に筆者も一登場人物で出てくるのでさらに不思議な感じが増します。言葉にしてみるなら悲しみ・どこかずれた感覚・でもそれがふつうであること、といった感覚でしょうか。
このような感覚を楽しみたい方におすすめです。
評価: 4
のちの「アンダーグラウンド」にも通じるような
本書は、村上春樹さんが、人から聞いた話を装飾することなく再現した短編集です。

本当の話でありながらも、ここまで楽しませることができるのは、
他のレビュアーの方がおっしゃるように、村上春樹さんの聞き手としての力量のおかげであると思います。

それは、のちの作品で、地下鉄サリン事件関係者にインタビューをした「アンダーグラウンド」にも通じていきます。

インタビュアーとしての、村上春樹さんの力量もなかなかのものです。
そして、それを文章化することにも秀でているから、本作もおもしろいのです。
評価: 4
得体の知れないいびつさを垣間見る
旦那にドイツで半ズボンを買う「レーダーホーゼン」、自分のために買った「タクシーに乗った男」の絵、知人のパートナーと寝る「嘔吐1979」、好きな女の部屋を覗く「野球場」など、「事実に即して」村上氏がまとめた短篇/ドキュメンタリー(?)8篇を収録。

どの短篇も緻密な構成で、言葉の一つひとつ、単語の一つひとつを徹底的に吟味して紡いだ物語という印象を受けます。その短篇はどれも完成度が高く、よく書けている、と感じさせると同時に、奇妙なあと味を残します。それは、人の感情の井戸の底のほうにある、得体の知れないいびつさを垣間見てしまった、そんな感触なのかもしれません。




回転木馬のデッド・ヒート 回転木馬のデッド・ヒート
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文庫

発売:
講談社

amazonでのユーズド価格:
¥ 1

著者・編者:
村上 春樹

アマゾンでの評価平均値:
4.5

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
村上春樹作品の初心者書
いくつかの短編集で、作者曰く全て実話とのこと。
これが本当に実話だったとしたら、真実は小説よりも奇なりとはよくいったものです。
私自身、昔読んだ「ノルウェーの森」以来の村上春樹作品だったのですが、それを読んだ当時は若かったというのもあって評判ほどのよさがわからなく、それ以降は敬遠していました。
これはしみじみとした面白さを感じることができ満足できました。所々に村上さんの考え方とかを垣間見ることができ、それもよかったです。
これを機に長編作品も読みたいと思わせてくれる一冊です。
評価: 5
村上春樹らしい短編集
 本書の中で、登場人物の一人であるスイマーが次のように言っています。

「僕にはいったいこの話のどこが面白いのかがまるでわからないんだ。」

 私には、この台詞が本書全体にも、もっと言えばほとんどの村上春樹作品にも、あてはまるように思えました。読後に「どうだった?」と聞かれれば「面白かったよ」と答えるけれど、「どういうところが?」と聞かれると何と答えていいか迷ってしまう。本書はそういう本だし、村上春樹はそういう作家だと思います。
 ちなみに、『回転木馬のデッド・ヒート』というタイトルの意味は「はじめに」で語られていますが、この文章もなかなか味わい深いものです。
評価: 3
奇妙な味。しかし眉唾
この短篇集の前書き? めいた作者の前言で「フィクションではなく、実話である」との断り書きがあるが、はたして本当なのかと疑ってしまうところがある。もしかすると村上春樹は大そうな嘘つきになる。それが作家としての処世術なのか、あるいはそれ以前からの世慣れた世間知が土台になっている言質なのかもしれないが、どう考えてもこのような体験とは無縁の風貌としか思えないのはご愛敬か。作り話としては面白い。


花神 (下巻) 花神 (下巻)
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文庫

発売:
新潮社

価格:
¥ 780

amazonでのユーズド価格:
¥ 213

著者・編者:
司馬 遼太郎

アマゾンでの評価平均値:
5.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
蔵六に就け!西郷を笑え!
司馬の長編作品中で最も完成度が高く瑕疵の少ない傑作であることは異論のでないことでしょうが、読者の誰もが感じるようにクライマックスである上野戦争の顛末に関する記述の淡白さはやはり何度読んでも物足りないとおもう、おそらく新聞連載という制約上、既に決定された最終掲載日に合わせる形を取ったためだろうと考えるが、できうることなら加筆してほしかった、

当日の福沢諭吉の言動を記しながら戦場となった上野寛永寺住職、輪王寺宮公現法親王(公家出身で後の北白川宮)が上野山を脱出する顛末に一言もふれておらず、彰義隊敗走に関する冷淡とも感じる無関心のような省略とともに何か腑に落ちないものを感じる、評者のように上野公園周辺を歩く度に激突する彰義隊や官軍兵士の姿を感じてしまうようなマニアにとってはなおのことです、

なお、上野戦争は書中で5月15日とのみ記されているがもちろん陰暦、それも明治元年は閏年で4月は2回、従って上野戦争はまさにいまレビューを記入している7月となる、正月の鳥羽伏見の戦いから実際には半年以上経過している事になる、こういった不親切さは司馬作品にはあちこちにみられるので小説を参考に歴史観を組み立てたい読者には要注意事項です、

下巻のハイライトである西郷・海江田との対決は社会経験の多い読者ほど妙なリアルさで迫るはず、組織論の基本としても出色です、現在でもいたるところに存在する小さい西郷と小さい海江田の組み合せがどれほどの無駄な労力を世間に要求しているかについては読者それぞれが解決するしかありません(私は失われたバブル後の10年の最大の原因がそこにあったと考えています)、

以上、みたままつりの夜に、

評価: 5
もうひとりの幕末の豪傑
百姓から医者を経て,エンジニア兼翻訳家へ転進し,最後は幕末官軍の総司令官まで務めた大村益次郎(村田蔵六)の話.教科書的に有名でもなく,人生のほとんどを地味に過ごした技術者がこれだけ豊かに生き生き描かれているのがこの小説のすごいところ.下巻は,長州討伐軍を退けた後から,鳥羽伏見,上野での彰義隊との戦い,そして関東・東北・五稜郭へ.兵隊の数もお金もギリギリの状態をなんとか工面しながら,要所要所で新兵器を使って勝ち進む様子を見て,時代の流れに食いついて行く側と取り残された側の末路を見る思いがした.サブトピックとしては,著者の勝海舟に対する視線がとても暖かいのが印象的.
評価: 5
豆腐で晩酌
激して天下国家を語らずとも、彼は長州藩の志士でした。
彼の持つ技術が、彼を維新の舞台に引っ張り上げ大活躍させました。
まるで「時代」や「気分」が作り出した御伽噺のようです。


英雄を謳うまい  THE COMPLETE WORKS OF RAYMOND<7> 英雄を謳うまい THE COMPLETE WORKS OF RAYMOND<7>
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単行本

発売:
中央公論新社

概要:
亭主が出ていった、2人の子どもを抱えて、家賃も払えない…。不幸? いいや、ディア、そんなものは人生のちょっとした煩いみたいなものさ。伝説の女性作家、米国文学のカリスマが59年に発表した第一作品集。10篇を収録。

価格:
¥ 3,360

amazonでのユーズド価格:
¥ 2,199

著者・編者:
レイモンド・カーヴァー
村上 春樹

アマゾンでの評価平均値:
4.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
カーヴァーファンのためのカーヴァー
雑多な文章と処女作『怒りの季節』が乗っている。カーヴァーを読んだことがあって、好きで、この人物についてもっと知りたいと思っている人向けの本。この人は短編はもちろんだが、詩やエッセイや書評も一流の書き手だと言うことが分かる。『自作を語る』は(実作を読んだことのある人なら)興味尽きせぬおもしろさだ。
評価: 3
ついに完結
個人全集が10年以上にわたって発刊し続けられ、やっと完結。
長かったですね。村上春樹さんの簡潔な表現と的確な翻訳。
外国文学が翻訳者によって評価を受けた希有な作家がレイモンド・カーヴァーであることは間違いありません。


夏草の賦 [新装版] 下 夏草の賦 [新装版] 下
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文庫

発売:
文藝春秋

価格:
¥ 540

amazonでのユーズド価格:
¥ 200

著者・編者:
司馬 遼太郎

アマゾンでの評価平均値:
5.0

アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5
知られざる戦国の雄
「功名が辻」を読んだ流れで土佐藩以前の高知に興味を持って読んでみました。四国統一を成し遂げたとはいえ、マイナーな扱いを受けている長曽加部元親。その人となりがよく描き出されている作品だと思います。また当時の土佐国が、日本の中でも後進地域であったことも驚かされ、「日本も広いなぁ」と妙に感心させられました。
 ところで元親は天下を目指していたと語られており、土佐国に生まれていたことが彼の不運だったようなことが書かれていますが、私個人としては仮に本州に生まれていても天下を獲ることは無理だったと思います。本州には信長だけでなく、甲斐の武田や越後の上杉などがいたわけで、それらの武将と比較しても特に秀でた武将とは思えない。逆に本州に生まれていたら、早々と歴史の舞台から消えていたことでしょう。ラストはかつて四国を制覇したものとは思えない、切ない終焉が待っています。ぜひご一読を!
評価: 5
情熱を失う怖さ
戦国の世、土佐のわずか一郡の領主でしかなかった若者が、情熱を燃やし、権謀術数を駆使し、やがては四国全土を席巻する存在に。そんな、風雲児こと長曾我部元親の生涯を描く作品です。元来、臆病者だったからこそ用意周到に作戦を練るといった様、知恵を駆使し、自分自身を鼓舞していく元親の姿に親近感を覚えるだけでなく、様々な状況が取り巻く現代にも示唆することが非常に多かったように思えます。また、戦国時代の四国の状況を知る上でも有意義な内容でした。

クライマックスの第二巻は、秀吉襲来、降伏。島津遠征、息子信親の死、そして晩年までを描く。四国征伐と天下が夢であった元親が秀吉に四国一国に封じられたため情熱を失い、変わっていく様は、人間とは、男とは、情熱とは、と様々な問題を提起してくれると共に、島津遠征での戦いは涙なしには語れません。また、中央に関する感覚が鈍感なため関ヶ原で敗れる下地も様々な所から垣間見ることが出来ました。

現在大河ドラマで「功名が辻」がやっていますが、この本を読めば関ヶ原での長曾我部の位置づけ、山内一豊が土佐に入る前の状況、幕末に残された禍根等が理解でき、理解が進むこと間違いないです。




評価: 5
近代日本の素地を造った男
四国を統一した長曾我部元親についての本です。戦国時代の日本は織田信長の出現により七分型は統一国家になったわけですが、もし元親が京都に近い東海道沿線に地所を構えていたなら信長の統一活動はもうすくし遅かったか、あるいは元親が天下統一を果たしていたかもしれない、本当にそれくらいの武勇と精神を持ち合わせていた武将であることが分かります。長曾我部家は関が原において西軍に加わり、それがために取り潰され土佐は山内家が納め、その後坂本竜馬をはじめとする幕末の志士達が台頭するわけですが、その素地は元親が考え出した一領具足という半農半武の制度です。農民でありながら戦の時には侍として戦う彼らは土佐藩ならではの郷士という階級を作り、そのエネルギーが尊王攘夷と変わり、はたまた開国、明治維新へと変わって行ったのだと思うと歴史の面白さを感じます。